最近微妙な天気が続いていましたので今日は久しぶりに晴れたという印象です。それでもまだ気温は低めですので寒さ対策は必要ですね。春はもう少しという感じですかね。
昨日ですが、絶対行こうと思っていた演奏会に行く事が出来ました。その名も「
饗宴」と言いまして、副題に
21世紀の吹奏楽とあります。その名の通り、これからの吹奏楽の発展の為に行われている演奏会であり、主に以下のようなコンセプトで活動しています。
1. 吹奏楽のアイデンティティーについて考えを深め広く音楽界にアピールする。
2.新しい吹奏楽のレパートリーを創出する。
3. 作曲者、演奏者、出版界(メディア)の相互協力関係について考える。私も中学校から吹奏楽に触れていましたし現在も楽団に所属してますのでもっと吹奏楽の魅力が多くの人に伝わればと思っています。ですが、実際のところ吹奏楽というものは世間的には中途半端なイメージがあります。クラシックならオーケストラ、ポップスなら軽音楽と明確なイメージがあるものと違い吹奏楽は言ってしまえば
何でもありです。それが故に中途半端なイメージが付きまとい、日本ではどうもその立場が微妙な気がします。それでも全員で1つの曲を完成させるために音合わせをするのは非常に辛くもあり楽しみでもあります。何よりも
気軽に始められますので是非興味を持っていただけたらと思っております。という訳で前置きが長くなってしまいましたが饗宴の感想です。実は饗宴を聴きに行くのは今回が
2回目で初めて行ったのは
一昨年の3月でした。その時は有名団体の演奏が聴けて日本を代表する作曲家が同じ席に座っていたことで割と興奮していた思い出があります。今回も演奏会の流れは同じで、全国から応募のあった作品から選ばれた
15曲を
4団体で演奏しました。曲の中身も中高生向けの
マーチから20分超の
オラトリオ、
民族音楽をテーマにしたものから
和風のものまで様々でした。さすがは21世紀の吹奏楽とうたっているだけのことはあります。演奏者も作曲家も聞きに来ている人も全員が楽しめた演奏会だったのではないかと思いました。ちなみに昨日は東日本大震災からちょうど1年という日でもあります。演奏会の中でも
絆をテーマにした曲も何曲かありましたし、14:46には全員で黙祷を行いました。吹奏楽は演奏者全員の気持ちを1つにすることだけでなく聞きに来てくれる人の気持ちも1つにすることが出来る力を持っています。音楽ではお腹は膨れませんが気持ちは満たされると思いますのでそういう意味も込めて吹奏楽が発展してくれればと思っております。
ちなみに今回演奏会が行われたのは
文京シビックホールというところで、JR水道橋駅から徒歩10分程度のところにあります。ちょうど東京ドームシティの隣ですね。2階まで吹き抜けのホールは音が良く響き、吹奏楽にはうってつけのホールだと思いました。来年もここで行われるみたいですので、その時が楽しみです。
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- 2012/03/12(月) 21:15:11|
- 吹奏楽
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