今日は普通の日勤。昨日は楽団の本番があり、軽く打ち上げをして帰宅したのですがそのまま寝落ちしてしまいました。今日は9時くらいに家を出ます。
今回は最近読んだ本を紹介します。よくニュースでも見かけるようになった物について書かれている本です。
・驚異の量子コンピュータ 宇宙最強マシンへの挑戦(
紙の本、
電子書籍) - 藤井 啓祐
2019年11月に発売された本です。読んだ切っ掛けは、単純に
量子コンピュータに興味があったことです。私もそうだったのですが、量子コンピュータは
夢の産物でまだまだ実用化には程遠いと思っておりました。ですが最近の
Newtonや
ニュースで量子コンピュータが
実稼働したと見て、本当に現実になったんだと驚きました。同時に、実は量子コンピュータについて
その理論をよく理解していない事にも気づきました。Newtonでザックリとは分かってましたが、もっと詳しく知りたいと思い読み始めました。この本では、前半で
物理学の歴史を振り返りながら量子コンピュータの基礎理論である
量子力学の説明を行っております。中盤で量子コンピュータの
概要と課題、後半で量子コンピュータが
出来ることと今後の展望が書かれております。分かり易い構成で取っ付きやすいと思いましたが、
そもそもの理論が難しいので基礎教養がないと読み続けるのが辛いと思いました。量子コンピュータの最大の特徴は
確率振幅です。古典コンピュータの基礎単位であるビットは
0か1しか取ることが出来ませんが、量子コンピュータはこれが
連続的な値を取りますので古典コンピュータと比べて
圧倒的な量の情報を扱うことが出来ます。ただ技術的な制約が大きい為全てのシミュレーションに有効という訳ではなく、
必ずしも古典コンピュータを圧倒的に凌駕する訳ではないみたいです。この辺りは、今後の技術革新でどのように進化していくのか楽しみです。古典コンピュータが
1本の真空管から始まったように、量子コンピュータも今後どんどん発展していって欲しいですね。新しい世界が見れる事を期待してしまいます。
量子コンピュータなんて机上の空論だと思ってましたけど、本当に形になったんだなとビックリしております。何か革命的な事が起こる予感がします。
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- 2023/10/30(月) 06:28:01|
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