今日は普通の日勤。最近新しい仕事が入ってきたんですけど、それが結構難題でちょっと頭を抱えています。まあ、難しいんですけど面白そうなのが良いんですけどね。また何か楽しい事が起こりそうです。
今回は最近読んだ本を紹介します。タイトルだけ見ると誰の本か分かりませんね。著者の名前は、誰もが知っていると思います。
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秘密 - 布袋 寅泰
2006年2月に発売された本です。読んだ切っ掛けは、お知り合いの方が読んでいて自分も読んでみようと思った事です。皆さんは、布袋寅泰と聞いて
どんなイメージを持つでしょうか。私の場合は、単純に
日本を代表するロックミュージシャンというイメージです。どのような人生を歩んだかは分かりませんが、
結果として成功し幸せな人生を送ってるんだろうなと思っておりました。ですが、この本を読んでそんな単純な物ではなかったという事が分かりました。秘密は、布袋寅泰が
自身の半生を書いた自伝です。布袋寅泰がどんな幼少時代だったのか、何をキッカケにロックを始めたのか、有名になるまでどのような道を歩んだのか赤裸々に書いておりました。布袋寅泰のファンであれば普通に知っている事なのでしょうけど、私は何も知らなかったので全てが新鮮でした。例えば、
布袋寅泰の父親は韓国人であり家族を置いて韓国に移住していた事、裕福な家庭から一転
負債を抱えて小さなアパートに引っ越していた事、勢いで東京に出たものの
泥水を啜るような生活を送っていた事、そんな波乱万丈な人生を送っておりました。それでも消えてなかったのは、布袋寅泰の
ギターに対する愛情でした。布袋寅泰の生き方で凄いと思ったのは、
決して自分の音楽を曲げなかった事でした。途中氷室京介らとBOØWYを組んでも、その後COMPLEXを組んでも常に自分が求める音楽を求めておりました。そして、
メディアや大衆に決して媚びを売る事無く自分自身を発信し続けました。その様な生き方ですので、布袋寅泰の人生は
衝突の連続でした。誰かと不和になる事は当たり前でした。それでも、不思議とロックミュージシャンとして生き続けているんですよね。途中書かれていた言葉に
「夢は追い続ける物であり、追い続ける事が幸せ」という物がありました。夢を叶えてはい終わりではありません。いつまでも探求心を持ってロックに向き合う生き方に、素直に
カッコいいと思いました。
ロックな生き方なんて言葉がありますが、これはもしかしたら
布袋寅泰の生き方を意味しているのかも知れないと思いました。真似出来るかと言ったらとても出来ませんが、少なくとも夢を追い続ける事はやっていきたいと思いました。
何を捨てても自分の夢を追い続けられるのは、言い換えれば
自分の事を信じている事なんだろうなと思いました。そんな風に自分が追い求めたい物に真っ直ぐ進む事が出来る人生は、本当に幸せだと思いました。
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- 2021/02/10(水) 21:02:18|
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