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徒然なるM.M

私ことM.Mの徒然ない日常を綴った日記

「差別はいけない」とみんないうけれど。

 今日は夜勤明け。今シーズンになって初めて上着を着ました。10月半ばに入ってやっと秋らしい気温になったという感じです。ですけど、何となくこのまま一気に冬になってしまうんじゃないかって気がします。

 今回も最近読んだ本を紹介します。ここ最近では難しめな内容でしたが、是非誰もが世の中に発信できるようになった今だからこそ読んで欲しい一冊だと思いました。

「差別はいけない」とみんないうけれど。 - 綿野 恵太
2019年7月に発売された本です。この本を買った切っ掛けは、タイトルを見て思うところがあったからです。差別はいけない、この言葉に多くの人は共感すると思います。ですが、どうして共感するのでしょうか。思うに、自分も同じことをされたら嫌だからだと思うんです。自分も差別されたくないから差別してはいけない、言い換えればSNSなどの発達により誰もが人を簡単に差別出来てしまう時代になってしまったという事でもあると思います。その為差別的な言葉を使うのはやめよう、中立的な言葉を使うようにしよう、このような考えをポリティカル・コレクトネスと言います。この本では、冒頭ポリティカル・コレクトネスの紹介を行い、そこからそもそも差別とは何なのかという事を様々な視点から論じております。例えば、看護婦という職業がありました。ですが、看護婦には女性を意味するニュアンスがあり同じ様な言葉である看護師には男性を意味するニュアンスがありません。これに声を上げ、看護婦という言葉を無くしてしまいました。まさにポリティカル・コレクトネスです。この感覚に、違和感を覚える人もいると思います。別に差別的なニュアンスで使っていないのに、誰かが差別的と声を出したから消えてしまったのです。果たして、看護婦という言葉は差別なのでしょうか?他にも、医学部の入学試験において女性の点数を一律減点にした出来事が社会問題になりました。一見差別に見えますが、実体として将来的に医師として仕事を続ける割合は男性の方が多いというデータがあります。それならば、男性を優遇することは間違っているのでしょうか?このように、世の中の合理性を突き詰めていくと必然的に差別は生まれてしまうという事実もこの本では示しております。大切なのは、一人ひとりがどのような視点で差別を考えているのかという事だと思いました。この本では、大きくアイデンティティシティズンシップと分けております。民主主義と自由主義、このどちらも存在しどちらの主張も間違っていないから、差別がややこしくなるのだと思います。リベラル化していく社会の中で、もはや差別という言葉が個性とか文化みたいに置き換わっていってしまうのかなと思いました。

 差別だと言う事は、実際のところ簡単だと思います。ですけど、それが問題の先送りになっているパターンの何と多い事か。臭いものに蓋をして解決する事も、そろそろ限界かも知れませんね。
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  1. 2019/10/18(金) 22:52:53|
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