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徒然なるM.M

私ことM.Mの徒然ない日常を綴った日記

定刻発車 日本の鉄道はなぜ世界で最も正確なのか?

 今日は夜勤明け。世の中的には年末に向けて盛り上がっておりますけど、仕事は普通に新年を迎えた先も見越して行っております。年末年始で仕事がチャラになれば、そんな良い事はないんですけどね。

 今日も最近読んだ本を紹介します。今回はお知り合いの方から勧められた一冊です。ある意味、現代社会において当たり前に感じている事柄にスポットを当てた内容です。

定刻発車 日本の鉄道はなぜ世界で最も正確なのか? - 三戸 祐子
2005年7月に発売された本です。特に都市圏に住んでいる方は当たり前のように感じていると思いますが。日本の鉄道は分単位で運行されそれが遅れる事は殆どありません。殆どありませんと言っても、時々発生する人身事故や台風・大雪による復旧は勿論発生します。そして、そんなたまに発生する輸送障害ですらたまにとは思わなくなるくらい日本の鉄道は正確無比だと思っております。本書では、どうして日本の鉄道は正確なのかという事を鉄道の歴史日本の文化に触れながら様々な視点で描いておりました。従来、日本人は時計を持つ習慣は無かったそうです。日本人が時計を持つ切っ掛けになったもの、それこそがまさに鉄道と言われております。時間になったら待ち人を待つことなく勝手に発車する鉄道、いつしか鉄道に合わせて私達人が動く社会へとなっておりました。そしてそれが日々の生活や社会にも浸透し、先が見通せる社会が実現しているのです。本書では、新宿駅という世界一利用者が多い駅の一日の中に今の日本社会を垣間見ている場面がありました。時間通りに入線する列車、降りる人を優先する乗客、整列乗車をする乗客、駅員の合図でドアを閉める車掌、それらの動作が予定調和の様に流れております。つまり、定刻発車を実現しているのは鉄道会社だけの努力ではなく社会の理解があってこそなのです。だからこそ、一度ダイヤが乱れた時に乗客は怒るのだと言います。「自分たちが協力しているのにどうなってるんだ!」という事ですね。2分半に1本の割合で走る山手線、それに何の不満があるのでしょうか?これこそが日本という社会と鉄道を示しているのかも知れません。他にも、定刻発車を実現しているシステム作り指令と呼ばれる部署や保線士と呼ばれる線路を補修する人達の様子など、専門的な内容も書かれておりました。最後には鉄道の未来とそれによって変わる日本の未来についても触れておりました。常に定刻発車を目指して運行してきた日本の鉄道、ですがそれは未来永劫続くのでしょうか?もしかしたら、時間通りで窮屈な車内よりも多少時間が乱れてもゆとりのある車内が求められる時代が来るのかも知れません。そんな社会や文化の変化に、きっと日本の鉄道は対応していくんだろうな。そんなことを思いました。面白かったです。

 実際のところ、遠くに出かける予定があるときに正確に時間を予測して生活できるってとてもありがたい事だと思っております。決して当たり前の事ではないのに、それを当たり前に感じさせてしまう鉄道会社の取り組みと社会の流れを考えさせられました。
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  1. 2018/12/20(木) 23:31:09|
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ビジュアルノベル部ソムリエ担当。
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