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徒然なるM.M

私ことM.Mの徒然ない日常を綴った日記

日航機123便墜落最後の証言

 今日は夜勤明け。12月も後半に入り、グッと気温が下がって防寒対策しないと簡単に風邪ひいてしまうようです。大みそかに向けてイベントも沢山控えてますので、体調第一で頑張りたいですね。

 今日は最近読んだ本を紹介します。自分の日記の中で、本の記事を読み返してみると毎回ここに「読まなければいけないと思った」って書いている事に気付きました。それだけ衝動的に本を買っているという事かも知れません。そして、今日紹介している本もそんな衝動的に買った本です。

日航機123便墜落最後の証言 - 堀越 豊裕
2018年7月に発売された本です。1985年8月12日、東京(羽田)発大阪(伊丹)行の日本航空123便は群馬県多野郡上野村の高天原山の尾根(通称「御巣鷹の尾根」)に墜落し、乗員乗客合わせて524名中、520名が死亡するという大変痛ましい事故が起こりました。私自身事故が起きた当時は物心すらついておりませんので、直接事故当時の世の中の雰囲気という物は知りません。それでも、世界的にも例を見ない墜落事故という事でもちろん知っておりました。その後日本航空は、東京モノレール羽田空港線・整備場駅側に日本航空安全啓発センターを設立しました。私も一度このセンターを見学した事があり、事故機の生々しい姿や当時の時系列を見させて頂きました。改めて安全という物を考える切っ掛けになりましたが、事故から33年経過しても関係者にとってこれは過去の事故などではありません。その事を、この本から感じさせて頂きました。この本では、著者である堀越豊裕氏が自らの足で日本航空123便墜落事故の関係者を周り、事故について聞き取りを行いまとめた内容です。その範囲は大変広く、遺族や生存者の方々は勿論、アメリカのボーイング社の社員国家運輸安全委員会(以下NTSB)の方、日本のマスコミの関係者や過去に著書を出された方など多岐にわたっております。氏には「とにかく会える人にはすべて会おう」という気持ちがあり、それが本書の体系的に整理された内容を創り出していると思っております。内容は、日本航空123便墜落の技術的視点、当時の調査方法や救助の過程、その後の報道のされ方や裁判の過程など、氏が実際に目で見て耳で聞いた事をノンフィクション風に書いております。一番印象に感じたのは、日本人もアメリカ人も、誰一人自分たちの保身に走った人はいなかった事です。何が悪いのかを人のせいにする事は出来ます。ですが、誰もそれをしておりませんでした。誰もが、丁寧に事故の原因を追究し航空輸送の安全のために行動しておりました。それでも33年経過してまだくすぶっている理由、それは日本とアメリカの物事を裁く価値観の違いだと思っております。アメリカは、例えミスがあってもそこに悪意が無ければ裁かれません。つまり、民事訴訟です。ですが日本は、例えミスに悪意が無くても必ず一定の責任を取ります。つまり、刑事訴訟です。氏は、この点については是非日本はアメリカに学んでほしいと思っておりました。本の中では「うっかりミスを裁くとあるべき公平さが失われる」と言っておりました。何が言いたいのかといいますと、ミスを隠したり正確に伝えなくなるという事です。責任追及よりも原因究明とはよく聞きますが、それが日本では実現できない実情があります。後は、運命論・不条理という言葉も印象的でした。日本航空123便墜落事故が起きたのは運命だった、これを聴いて、怒る人は怒ると思います。整備不良が原因であり、それを運命などと言われたらたまったものではない。理解できます。ですけど、本の中では「運命とでも思わないとやっていけない」とも書かれてました。言葉の重さが違う、そう思いました。この本から感じるものは沢山あると思います。安全への考え方、物事に向かう姿勢、人生観、是非一度事故を振り返り考えてみては如何でしょうか。

 本当に引き込まれましたね。ジャーナリストという職業の人の執念と言いますか想いの強さを感じました。この本が氏の処女作という事ですが、まさに魂を込めて作り上げたという印象でした。
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  1. 2018/12/18(火) 14:23:06|
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