徒然なるM.M

私ことM.Mの徒然ない日常を綴った日記

理科系の作文技術

 今日は普通の日勤。ここ最近は夜勤含め現場仕事が多かったので今日は所内で書類整理やってました。やるべきタイミングでやるべき事を進めるのが効率良いですね。

 今日は最近読んだ本で印象に残った1冊を紹介します。私が定期的に読んでいる日本語や文章について書かれている本の1冊です。

理科系の作文技術 - 木下是雄
 1981年に中公文庫で発売された新書です。タイトルの通り理科系の研究者や学生向けに書かれた本で、主に論文やレポートの書き方について細かく記載しております。正直な話、学生時代に読んでおくべきだったと思っております。それでも現在理科系の研究や仕事をしていないからといって読む必要がない本か、と言ったらそんな事はありませんでした。この本で大切にしている事は「読む相手の事を考え、分かりやすく明快に書き上げる事」です。例えば、講義のレポートを読むのは主に担当教諭か指導教官ですが、論文を読むのはその業界に居る人をメインとしてそれ以外の人も含みます。つまり、レポートであれば講義に出てきた固有名詞をそのまま使えますが論文であれば固有名詞に対して注釈が必要になるのです。他にも、取扱説明書を読むのはその製品を購入する全ての人です。その中には理科系に詳しい人など殆どおらず、むしろ何も予備知識のない人が大半です。そうであるなら、書くべき事は機能部分を明確に書くことであり細かい仕様については後ろの方にまとめれば良いのです。これらの「文章を書く前の準備段階」だけについて50ページも費やしており、如何に読み手の存在が大切なのかを大切にしております。その後はパラグラフの構成方法・事実と意見の区別・わかりやすく簡潔な表現について丁寧に記されており、是非現役の学生に実践して頂きたい内容でした。個人的に意識したい事は「はっきりと言い切る事の大切さ」でした。これは空気を読む文化を持つ日本人だからこそ意識するべき事柄だと思います。日本人は同調する事を大切にしているため、自分の意見を主張するときも多少は相手に裁量の余地を残す事で和が乱れる事を防いでいるのです。ですが、理科系では事実がぼかされる事こそが一番の損失であり、相手の意向を汲み取る必要性はありません。あくまで事実について曖昧さを残さず明確に書き切るという姿勢が大切なのです。私が書いているビジュアルノベルのレビューは決してレポートや論文ではありませんので全てがこの本に当てはまるという訳ではありません。それでも、読み手を意識する・分かりやすく明確に書く・はっきり言い切る事はどんな文章にも共通だと思いました。時と場合を考え、適切な文章を心がけたいですね。

 思えば大学院生の時に書いたレポートは、その殆どが赤ペンで完全に直されてました。ですが、自分が伝えたい事や意図を決して壊さない添削でした。文章の書き方を分かっている指導教官に教えて頂いたのも幸運でしたね。
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  1. 2017/07/06(木) 20:00:41|
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Author:M.M
HPでビジュアルノベルのレビュー等を公開しております。
第2回のべるちゃんコンテスト審査担当。
第10回同人ゲーム制作勉強会講師担当。
ノベルゲーム部ソムリエ担当。
【ビジュアルノベル】同人多め
【DDR】元DP足紙さま?
【吹奏楽】楽器はTuba

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