徒然なるM.M

私ことM.Mの徒然ない日常を綴った日記

あの日

 今日は何もない休み。いよいよ12月に入ったという事で年の瀬が確実に近づいております。職場やプライベートでも忘年会の話がかなり入ってきてますので、今月の土日は基本的にお酒飲んでそうです。

 最近になってようやくこの本を読み終わりました。名前を聞けば多くの方が知っているのではないでしょうか。STAP細胞をめぐる一連の騒動の渦中にいた小保方晴子氏の手記です。

あの日 - 小保方 晴子
 2016年に講談社で出された一冊です。STAP細胞をめぐる一連の報道につきましては、皆さん色々と思うところがあると思います。私も過去にSTAP細胞に関する報道を見て思う事を日記に書いておりました。行き過ぎたマスコミの取材、恣意的な記事、どこから見ても小保方晴子氏を悪に決めつけているような内容に個人的に腹が立った事を覚えております。ですが同時に、本当にSTAP細胞は存在するのか、小保方晴子氏は悪意を持って改竄を行っていたのがは気になっていました。STAP細胞そのものにつきましては、私がよく読んでいる科学雑誌Newtonでも取り上げられておりました。ですがその中には明確に存在するという回答はありませんでしたので恐らく現段階では無いというのが正しいのだと思います。テレビなどの報道は初めから信頼してません。であれば、もうご本人が書かれたこの本を読むしかないと思いました。前にフェイクニュースの見分け方という本を読んだのですが、その中でも直接本人が書かれた本は先入観なしに読むべきというアドバイスがありました。そんな後押しもあり、出版から1年半経過して初めて手に取ってみました。率直な感想ですが、これは一度でも研究者への道を考えたことがある人にとって必読書であると思いました。内容は、小保方晴子氏が大学に入り研究職を目指す場面から始まりました。その後大学院修士課程・博士課程と続いていく中で細胞学に興味を持つようになり、研究への熱意や楽しみが綴られておりました。そしてSTAP現象の発見とそれに関する論文提出がなされ、一連の報道から現在に至るという流れとなっておりました。この本は小保方晴子氏の日記のようなものでした。どんな気持ちで研究職を目指したのか、細胞についてどう思っているのか、STAP細胞をめぐる一連の報道にどう立ち向かったのか、それが一人称で書かれておりました。手記ですので、ここに書かれている事が真実かどうかは本人に訊かなければ分かりません。それでも自分は、少なくとも小保方晴子氏の味方でいようと思いました。何故なら、氏の研究に対する情熱は間違いなく本物であり、悪意を持って論文を改竄しようとするようには思えなかったからです。細胞が好きで徹夜で研究する、憧れの博士の下で研究したくて単身アメリカに留学する、論文を書き上げる中で四苦八苦する、それでも細胞が好きだ、そこには純粋に研究が好きな氏の姿だけがありました。少なくとも、自分だったら途中で投げ出していたと思います。それだけ研究が好きであり、その為に真っ直ぐ進んでいく姿が描かれておりました。一連の報道を生んだ要因は本当に様々あります。マスコミの風潮だけではなく、研究者間の思惑の違い、本人のチェック機能の甘さ、恩師に遠慮して言いたい事を言えなかった背景、世間体、それら全てが複雑に絡み合っております。少なくとも、小保方晴子氏一人の責任ではありません。この本を読んだからと言ってSTAP細胞をめぐる一連の報道に決着がつくわけではありません。STAP細胞があるのか無いのか分かる訳ではありません。この本から伝わるのは小保方晴子氏の純粋な研究に対する想い、そしてその無念さでした。様々なフィルターや先入観を外して、読んだことがない人は是非読んでみて下さい。少なくとも、一度でも研究職を志した人にとっては決して他人事ではないと思います。もっと早く読んでおくべきでした。

 上でも書きましたが、騒動や事件について知りたい時に本人が書いた本というものは本当に貴重だと思います。嘘でも本当でも、そこには一人称の文章が書かれております。それを読んでどう思うかは読み手次第ですが、読まないで物を主張するのはやっぱり狡いなと思います。
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  1. 2017/12/02(土) 09:30:52|
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