徒然なるM.M

私ことM.Mの徒然ない日常を綴った日記

科学コミュニケーション-理科の<考え方>をひらく

 今日は何もない休み。平日の休みですのでDDRやってました。ちょっと極端な譜面傾向の曲をやってましたので既に筋肉痛の症状が出てますね。明日は夜勤ですけどちょっと大変そうです。

 最近読んだ本で面白かった一冊を紹介しようと思います。私のように学生時代に理系で生きてきた人間には是非読んでもらいたい一冊です。

科学コミュニケーション-理科の<考え方>をひらく - 岸田一隆
2011年に平凡社新書で発売された新書です。この本を読んだ理由は、自分の専門分野の話を専門外の人にどうやって伝える事が出来るかのヒントがあるかと思った事です。私は大学大学院と物理学を専攻しておりました。恐らく一般の人は物理学という言葉なんて聞くだけで毛嫌いするかと思います。それだけ取っ付きにくい学問ですし、何よりも数学の知識が高度ですので単純に理解が難しいのです。実際私が大学大学院で何をやってきたかなんて、家族にすらちゃんと説明出来てませんからね。ですが、私たちが生きているこの世界は物理法則で成り立っておりますしスマホやパソコンといった機器も全て物理学が元になって作られております。決して物理学とは無縁ではないんですね。この本はそんな理系の人間と文系の人間をどのように結びつけるか、もっと言えば相手が興味を持っていない事柄に対してどうやって興味を持ってもらうかについて書かれておりました。内容は幾つかの章に分かれているのですが、大別して「人間」について書かれている章と「科学」について書かれている章がありました。人間というものは共感性の強い動物であり、例え合理的では無くても社会のあり方を見てその都度自分が正しいと思った判断を下すものだそうです。それは数式で記述された科学のあり方とは明らかに違うものであり、そうした合理性の違いが科学との距離感に繋がっております。とまあこのようにそもそも何故科学を毛嫌いするかという点について人間学を交えて説明しておりますので凄く説得力があります。更に人間の進化論や欧米と日本の文化的違いにも触れており、科学の話というよりも人間の話が印象に残りました。では肝心のどうやって科学に興味を持っていない人に科学に触れてもらうかについてですが、これについては明確に「こうだ!」という答えはありませんでした。まだまだ科学によるコミュニケーションは現代社会の課題のようです。それでも意識として書いてあるのが、理系の人は文系の人間に対して「科学は面白い」という態度を取らない事、文系の人は科学に対して目を閉じない事でした。相手の立場に立って触れてみようという事ですね。科学にのみならず様々な分野に応用できそうな内容でした。

 私も時々Newtonという科学雑誌を買っておりますが、ビジュアルに特化しキャッチーな題材を扱っておりますので文系の方にもとっつき易い内容だと思っております。私は物理学専門であり他の分野に対しては文系のそれと同じですが、そんな私でも他の分野に楽しく触れることが出来ております。是非こちらも読んでみて欲しいですね。
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  1. 2017/02/28(火) 23:51:03|
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Author:M.M
HPでビジュアルノベルのレビュー等を公開しております。
第2回のべるちゃんコンテスト審査担当。
第10回同人ゲーム制作勉強会講師担当。
ノベルゲーム部2016ソムリエ担当。
【ビジュアルノベル】同人多め
【DDR】元DP足紙さま?
【吹奏楽】楽器はTuba

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