徒然なるM.M

私ことM.Mの徒然ない日常を綴った日記

基礎研究

 今日は何もない休み。平日の休みですので普段でしたらDDRでもやってるんでしょうけど、今日は一日部屋に引き篭って10月半ばに行われるとある国家資格の二次試験の勉強をしてました。夜勤明けとかですとどうしても効率が落ちますので、こういう何もない休みの日が貴重ですね。

 ニュース等で大きく取り上げられておりますので多くの方が存じていると思いますが、今年のノーベル医学・生理学賞の受賞者に細胞が不要になったたんぱく質などを分解する「オートファジー」と呼ばれる仕組みを解明した東京工業大学栄誉教授の大隅良典氏が選ばれました。日本人がノーベル賞を受賞するのはこれで3年連続であり、加えて医学・生理学賞を単独受賞するのは29年振りだそうです。純粋に凄い事だと思いましたし、日本人がこうした賞を受賞した事に誇りを覚えます。そんな大隅良典氏のコメントの中で幾つか印象的なものがありました。

「基礎的な研究で受賞できたのはこの上もなく幸せなこと。」
「本当に役立つのは10年後、20年後、100年後かもしれない。」
「将来を見据え、科学を一つの文化として認めてくれる社会を願っている。」


私も大学大学院時代は物理を学んでおりましたし、理系の中でも取り分け理学部に所属している人であれば何となく分かる話だと思うのですけど、基礎研究というものは人間の生活を豊かにしたり地球環境を変えたりするといった直接的な利益を想定していません。あくまで自然の仕組みについて「なぜ?」と思った事を解明する事、これが全てです。その結果がすぐに役に立つなどという事は有り得ません。その為人によっては「結局、その研究は何の為になるの?」と疑問に思うかも知れません。ですが、現代の生活の中のあらゆる文明は全てこうした基礎研究が元になっております。熱力学がなければエアコンは作れませんし、相対性理論がなければカーナビは作れません。そして当時の科学者は、別にエアコンを作りたいから熱力学を研究した訳ではないですしカーナビを作りたいから相対性理論を導き出したのではないのです。大切なのはその基礎研究が役に立つかどうかという視点を捨てるという事です。まさに大隅良典氏の言葉通りで、理科を文化と捉え利益を想定せず恒久的に支えてくれる社会が大切なのだと思います。どれだけ研究しても何も答えが分からないかも知れません。費やした時間とお金で有益な結果は出ないかも知れません。たとえ結果が出ても人間生活に応用出来ないかも知れません。それでも基礎研究を行える文化、それが長い目での文明の発展に繋がるのだと思っております。

 企業などでは到底難しい分野だと思います。利益が出るかどうか分からないものにずっと投資してたら会社が潰れてしまいますからね。だからこそ人々の理解と国の支援が必要なのだと思います。将来の天才達が潤沢な環境で研究できる社会になる事を祈りますね。
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  1. 2016/10/04(火) 21:12:16|
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Author:M.M
HPでビジュアルノベルのレビュー等を公開しております。
第2回のべるちゃんコンテスト審査担当。
第10回同人ゲーム制作勉強会講師担当。
ノベルゲーム部ソムリエ担当。
【ビジュアルノベル】同人多め
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