先ほど宇都宮に帰ってきました。先週6/25から今日までの
4日間ですが、タイトルにあります通り
西暦2236年という同人ビジュアルノベルの
聖地巡礼を行っておりました。聖地巡礼は本当久しぶりでしたが、こうして無事に帰宅できてとても安心しております。今回は、巡礼を終えてまずは
率直に思ったことを文章にしております。具体的な内容については後日別途まとめます。
西暦2236年とは、同人サークルである
Chloroさん(
公式HPはこちらからどうぞ)で2014年に制作された
ビジュアルノベルです。テレパシーによってコミュニケーションを取ることが一般化された未来の日本が舞台であり、主人公ヨツバは同じクラスのハルと出会うところから物語が始まります。最大の特徴はその
センスにあると私は思っております。未来を描くビジュアルや台詞回し、動画を多用した演出はこれまで見たことがなくすぐに引き込まれました。そして予想だにしない物語展開と結末、まさに
同人ビジュアルノベルだからこそなし得た作品だと思っております。
私のHPでも
95点の点数が付いており、商業同人問わず強く印象に残っている作品となっております。
そんな西暦2236年の舞台ですが
新潟県妙高市を中心としております。作中でも
ミョウコウ(妙高)や
ナガノ(長野)など実在する地名が登場し、特に主人公であるヨツバの家は妙高市内にある
アカクラ(赤倉)にある事が語られております。実際に
現地の写真を加工したような背景も特徴であり、私のお気に入りのタイトルという事で是非現地に行ってみたいと思っておりました。その後各種即売会やノベルゲーム部の中でChloroの代表である
もきね氏とお会いする事があり、色々と交流する中で今回ついに聖地巡礼が実現しました。
今回巡礼を終えて率直に思ったのは、
本当に無事に終えることが出来て良かったという事です。今回
3泊4日の日程を組みましたが、
本当に3泊4日で全スポットを回れるのか不安でした。何しろ事前調査をしても目的のスポットが分からず、
現場で歩いてみないと見つけられないからです。そもそも
妙高市そのものに行ったことがなく、
どのような地形であり距離感なのかも分かっておりませんでした。本当に歩きで行けるのか、レンタカーを借りたほうがいいんじゃないか、そもそもレンタカーじゃ邪魔にならないか、不安は尽きませんでした。ちなみにスポットなら
もきね氏に聞けばいいじゃない?と思う人もいると思いますが、それは
私の方針に反しますので敢えて聞きませんでした。絶対に自分の足で見つけたいという想いがありました。
後は今回の巡礼について全くと言っていい程
スケジュールを組んでおりませんでした。せいぜい
泊まる宿くらいしか決めておらず、何日にどこを巡礼するかすら決めてませんでした。実際1日目は
長野駅周辺と
春日山駅周辺のスポットを回ったのですが、
1日目に長野に行こうと決めたのは当日の朝でした。当然
メシ屋なんかも何も考えておらず、行き当たりバッタリでした。まあ、旅なんてそんなもんだろうという気持ちもありましたけどね。
何となく気になった店で食べる、これもまた巡礼の醍醐味だと思っております。とまあそんな感じでフィーリングで動いていた訳ですが、とりあえず
3日目の午前中までに目的のスポットは殆ど回る事が出来ました。
そして今回の巡礼では掛け替えのない出会いがありました。それが2日目と3日目に宿泊した宿である
モン・セルヴァンのマスター夫妻です。元々私は
3日間とも高岡駅前のビジネスホテル(
公式HPはこちらからどうぞ)に泊まる予定でした。ですがもきね氏にその話をしたところ、上記のモン・セルヴァンを紹介頂きました(
公式HPはこちらからどうぞ)。なんとこのモン・セルヴァンこそ
西暦2236年のモチーフの1つになったところとの事で、2つ返事で了解しました。ですがこの宿の素晴らしいところはモチーフになったからではなく、
マスター夫妻の人柄が素敵だったからです。元々
身分を隠して(西暦2236年の巡礼という事を隠して)いる訳であり
妙高市の観光地すらまともに調査してなかったのですが、そんな私に
幾つもの観光スポットを提案してくれて更には自家用車で送り迎えもしてくれました。実際妙高高原は
高低差が激しく、加えて今は
シーズン外という事でバスも運休しており自力で行くには
車が必須でした。完全に徒歩で来たという事で普通は足がないのですが、そんな事すら気にせず
色々と世話を焼いて頂きました。
食事をしながらの雑談も華が咲き、ビジネスホテルでは絶対に得られない温かさを味わうことが出来ました。
ペンションって良いな、って素直に思いましたね。
そしてそんなマスターですが勿論
妙高高原の自然を熟知しており、
春夏秋冬で変化する自然の魅力を聞かせて頂きました。今の時期はちょうど
梅雨の狭間という事でトレッキングにはもってこいの季節なんだそうです。私も運のいい時に巡礼したものです。ですが
夏には夏の、秋には秋の、冬には冬の、そして春には春の魅力があり、それぞれで魅力ある表情を見せてくれるのが妙高高原だそうです。実際今回私は聖地巡礼とは別に
いもり池、苗名滝、黒姫高原という観光スポットを案内して頂いたのですが、どれもこれも雄大で美しい景色で暫く足を止めて見入るほどでした。そして
そんな景色が春夏秋冬で変化するのです。絶対にまた来て見たいと強く思いました。聖地巡礼をするにあたって1つ決めている事があります。それは
ただスポットを回るのではなく登場人物たちが生きた土地の雰囲気を感じるというものです。もし私が今回モン・セルヴァンのマスターに出会わなかったら、
スポットは回れても土地の雰囲気は掴めなかったと思います。本当に大切な出会いでした。推薦してくれたもきね氏は勿論、今回お世話になったモン・セルヴァンのマスター夫妻には感謝しても感謝しきれません。本当にありがとうございました。
という訳で雑駁ではありますが西暦2236年の聖地巡礼を終えての感想でした。今回まずは
主要なスポットを回れて良かったです。加えて
妙高高原の自然を十二分に満喫する事が出来ました。本当自分の予想以上の出会いがあり、出来事があった3泊4日でした。私にとって掛け替えのない思い出になりました。また今回の巡礼では
Twitterで定期的に写真をアップする事に努めました。そして沢山の方から
リツイート・お気に入り登録・返信を頂きました。すごく励みになりました。皆さんの反応が私の足を進める原動力になりました。本当、
自分1人では絶対に達成出来ない巡礼でした。今回巡礼に関わった皆さん、ありがとうございました。
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- 2015/06/28(日) 20:32:15|
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