つい先ほど宇都宮に帰ってきました。昨日はタイトルにあります通り
同人ゲーム・オブ・ザ・イヤー2014 (以下
どげざ2014 )というイベントが行われました。同人ビジュアルノベルを嗜んでいる方にとっては一度は聞いた事があるイベントだと思いますし、私にとってはもう毎年の楽しみとなっているイベントでもあります。今回はどげざ2014に参加しての感想、そして自分のレビュアーとして思ったことについて書こうと思います。
どげざ2014とは、
おすすめ同人紹介 (
公式HPはこちらからどうぞ )というサイトを運営している
みなみ氏 が企画しているイベントです。みなみ氏が2014年度の間にプレイした同人ノベルゲームの中から幾つかの部門に分けて作品を発表し表彰するというものでして、
アカデミー賞の同人ビジュアルノベル版 といったところですね。私が初めて参加したのは一昨年の
どげざ2012 の時でして、この時はまだみなみ氏との面識はなくまた同時に殆ど会話もした事がありませんでしたので本当に
外野からの参加 という感じでした。その後
COMITIA108 の
ノベルゲーム部の打ち上げ に参加させて頂いた縁などもあり、昨年の
どげざ2013 にも参加させて頂きました。この時はどげざ2012とは違い多くの方とお話させて頂き、
同人ビジュアルノベルを知る以上に得るもの があった一日でした。この時から私にとってどげざは
同人ビジュアルノベルを代表するイベント となっており、時間の許す限り必ず参加しようと決めてました。そして昨日、待ちに待ったどげざ2014の日和となりました。
今年のどげざは
13:00 からノミネート作品の紹介という事でしたが、会場設営及びリハーサルは
9:00 から行うとの事でした。勿論私は9:00に会場入りし、設営の手伝いを行いました。上でも触れましたが、もはや私にとってどげざは
作品を知る場というよりも人と話をする場 になっております。そういう意味で、
少しでも会場に長い時間滞在したほうが多くの人と話ができる! という単純な発想で9:00から会場入りしました。実際
同人ゲームを見せ合う会 のメンバーを始め
7-FIELD (
公式HPはこちらからどうぞ )の
tetsuwo氏 や
Chloro (
公式HPはこちらからどうぞ )の
もきね氏 もおられ、
設営しながら雑談しながら と楽しい時間を過ごせました。途中物品が足りなくなったのですが、それをきっかけに
見せ合う会のメンバーと秋葉原を散策 する事も出来ました。これは私にとって有意義でしたね。何しろ
普段私以上にビジュアルノベルをプレイしている人が普段どんなウィンドウショッピングをしているのか に少し触れる事が出来たのですから。という訳でまだどげざが始まる前から既にボルテージはマックスでした。
そして13:00になりどげざがはじまりました。その頃には
20人以上 のサークルさんやその他のプレイヤーの方も会場入りしておりました。その中には
見せ合う会のメンバーも全員集合 し、
今年のノベルゲーム部で顔を合わせた方々 もおり久しぶりの再会を喜びました。作品紹介は13:00から15:00までの2時間であっという間に過ぎ、15:00からの受賞タイトル発表と表彰式も滞りなく進み16:00過ぎに全てのプログラムが終わりました。非常に綿密に準備を重ね不測の事態を予測しながら企画した
みなみ氏のスケジュール感 は流石でした。経験に裏打ちされているものもあるのでしょうけど、それ以上に
回を重ねるたびに何かしら改良しようという精神 が今回のどげざの成功に繋がったのかなと思っております。ちなみに今年の作品賞は
7-FIELD さんの
露草ユーフォリア でした。私もプレイしましたが、確かに納得のシナリオ構成でしたね。私的に作品賞とした
SEAWEST さん(
公式HPはこちらからどうぞ )の
春のうらら は残念ながら受賞とはなりませんでしたが、その分会場にいらした方々に宣伝出来たので良かったです。
そして今回のどげざは
Girl's Media Community (
公式HPはこちらからどうぞ )という女性向けのオリジナルメディア系オンリーイベントとのコラボレーションも行われました。そういう縁もあり
18:00 からは
アフターパーティ と称して合同の打ち上げが開催されました。参加者
50人 に対してどげざ側からの参加者は約15人、人数的には少数派でしたがそんな温度差なんて存在しないザックバランな打ち上げでした。私も普段話さないような
身の上話 ですとか
レビューサイトを立ち上げた切っ掛け ですとか
製作者と消費者の距離感 ですとか、本当ベラベラと喋っていた気がします。もう本当、テンションがあがってしまって
子供のように楽しんでいた 気がします。今思えば若干恥ずかしいですが、あのアフターパーティで話したことが自分の本音であり曝け出したかったことなんだろうなと思っております。それでも多くの人と意見交換する中で改めて
自分のレビュアーとしての立場や考え方を見直す切っ掛け になり、また同時に今のスタンスでレビューを続けていく事への自信にも繋がりました。本当、アフターパーティまで参加して良かったと心から思っております。
そしてアフターパーティが終わってからは
どげざのメンバー12人 で
二次会 へと行きました。二次会といっても飲み直すとかではなく、ただ単純に
座って話せる空間が欲しかった 感じでした。それでもまあ私は
日本酒 を煽ってましたけどね。二次会では、もうこれは本当に申し訳ないと思っているのですがSEAWESTの
缶三郎氏 と
つん氏 と
春のうららの話 ばっかりしてました。もう本当のあの作品は心に響いて、間違いなく
私の中で一生もののタイトル になると思っております。それに対する感想や考察などを話していたのですが、これって実は
先月のノベルゲーム部の打ち上げでも話している んですよね。何回同じ話をするんだよって感じです。好き過ぎてもうストーカーみたいになっているんじゃないかと思いますよね。でもSEAWESTのお二方は辛抱強く付き合ってくれて、それだけで本当に感謝の極みでした。是非いつか、
春のうららの舞台を回りたい と思っております。時期は秋以降なのでしょうけど、場所はそこまで遠くはないので後は時間をつくるだけですね。いつかその日が来るのを楽しみにしております。
そして二次会が終わったのは
23:30 、実はこの段階で
終電が無くなっていて 帰る方法を失ってました。これはまたどこかのネカフェかな~って思ったのですけど、何と
鴨mile (
公式HPはこちらからどうぞ )の
将生氏 が
「ご自宅に泊まっていきませんか?」 と提案してくれました。もうこれ以上ない申し出に、二つ返事で提案を受けてしまいました。将生さんの自宅に着いたのはもう
0:30 過ぎ、その後はシャワーを借りて寝るだけでしたが、寝る前に少し
蜉蝣の設定や登場人物の心情 について色々と議論する事が出来ました。
蜉蝣 も今年のどげざで3部門受賞している作品で、多くの方にとって作品賞の候補でした。惜しくも作品賞は逃しましたが、そのシナリオと美しい舞台背景は多くの人の印象に残っております。そんな作品のシナリオライターである将生氏との議論、これは
自分のレビューのあり方を考えさせる切っ掛け になりました。
プレイし終わった時に感じた印象 と
少し時間を置いて改めて感じた印象 は違うものです。ですが私のレビューは基本
プレイした直後に書いたらそれっきり です。でもそれって、読みが浅かったり大事な部分を見落としていたりする可能性があります。今回蜉蝣の裏設定を聞いて、なる程そういう解釈もありえるなと素直に納得してしまいました。
今私が蜉蝣のレビューを書き直したらまた違った文章になる のだと思います。それを実際に行うのかどうかは分かりませんが、また一つ作品の見方読み方を考えさせられる良い機会になりました。何よりも
泊めていただいただけで本当に感謝してもしきれません 。翌日
8:30 には将生氏の自宅を離れ、そのまま宇都宮に帰ってきました。
という訳で朝からつい先程まで夢のようなどげざの時間でした。改めてどげざを振り返って率直に思ったのは、私って
恵まれてる んだなという事です。そもそも同人ビジュアルノベルを本格的に始めたのは
3年前 くらいなので、思ったより私の同人ビジュアルノベルの歴史は浅いのです。そして3年前は
ただ作品をプレイしてレビューを書くだけ で終わってました。サークルさんと交流しようという気は殆ど無かったのです。ですが、そんな
私の感想を読んで返信してくれたサークルさん がおりました。この時思いました。
自分のレビューを誰かが読んでくれることは嬉しい 、と。そしてそんな
嬉しくさせてくれたサークルさんに感謝したい と。ここからレビューを書いて
同時に感謝を伝えるというスタンス が確立しました。これが2年半前です。その後即売会に行っては直接サークルさんにお礼を言い新たに作品を入手する生活になりました。そして昨年の
COMITIA108 で、初めて
ノベルゲーム部 に関わらせて頂きました。これは
みなみ氏に声をかけて頂いた事 が切っ掛けでした。この時はもちろんサークルさんと話をしたのですが、同時に
プレイヤーの方との触れ合い の始まりでもありました。現在の
見せ合う会 のメンバーです。その後去年のどげざで新たに知り合いができ、その後
C86 や
C87 でも見せ合う会に参加させて頂きました。極めつけは先月の
COMITIA112 での
ノベルゲーム部のソムリエ担当 です。これも
黒柴亭 さん(
公式HPはこちらからどうぞ )が声をかけてくれなかったら実現しませんでした。自分が
唯のレビューサイトから発信する側になった記念すべきイベント でした。そして昨日のどげざに繋がっております。
一年前には考えもしなかった 事です。これだけ同人ビジュアルノベルというフィールドで顔なじみの方が増えるなんて、これ程嬉しいことはありませんね。もし私にレビューを書いた感想が届かなかったら、みなみ氏がノベルゲーム部の打ち上げに誘ってくれなかったら、見せ合う会に声をかけてくれなかったら、ソムリエに抜擢してくれなかったら、
今の私はいない のです。これが恵まれてると言わずに何だというのでしょう。同人ビジュアルノベルを切っ掛けに得られたこの
縁 、絶対に失いたくないしもっと広げたいと思いました。どげざやノベルゲーム部を始め、もっと同人ビジュアルノベル界が活発になれなすよう、私も
日々のレビューを頑張りたい と強く思いました。今回お会いできた全ての皆さん、ありがとうございました!
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2015/06/14(日) 15:30:54 |
イベント
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