ただ今
実家に来ております。家の人が私が帰省するタイミングで色々イベントを考えていたらしく、昨日今日で地元である
山形県鶴岡市の観光地を巡ってしまいました。特に有名なのが出羽三山の1つである
羽黒山、そして何と言っても実家にある
クラゲドリーム館ですね。これについてはまた別途記事にしようと思います。
9月も最終週に入るという事で夏のアニメを見終わりましたので感想でも書こうと思います。今期は
2本見ておりましたが、とても対照的な2本で感想も分量も割と差がついております。というよりもタイトルにある通り
今回の記事のほとんどはグラスリップの感想になっております。それでは以下からどうぞ。
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RAIL WARS!…
★★☆☆☆
もう実に分かりやすいラブコメでしたね。これが
主人公補正というものです。鉄道を題材にしているという事でそのあたりの描写は結構リアルでしたが、それ以上にもはや萌えを通り越してギャグのレベルに達しているラッキースケベに感動してしまいました。きっとそんな
アホみたいな展開を楽しめればそれで良いアニメだったのかも知れません。
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グラスリップ…
★★★★☆
※ネタバレにつき全反転でお願いします。
多くの方がこのグラスリップの最終回を見て疑問が残った事と思います。結局「未来のかけら」とは何だったのか、「唐突な当たり前の孤独」とは何だったのか、駆はどこに行ったのか、あらゆる事に対して答えは提示しておらず、本人達だけが納得している風でした。この結末を皆さんはどう思ったでしょうか。モヤっとしたでしょうか。ふざけるなと思ったでしょうか。私もモヤっとしました。ですがふざけるなとは思いませんでした。何故なら、モヤっとする事がこのアニメの答えだからです。
最終回で透子の母親も未来のかけらを見ていた事が分かりました。そしてそれに対して「結局あれは何だったのかしらね?」と言ってました。当人達もあれの正体は分かってませんでした。だから私達視聴者も分かる筈がないんです。大事なのは「あれって何だったんだろう?」って思いながらそれが時が経ち思い出に昇華している事なんだろうと思います。
透子達は高校三年生です。将来の悩みや思春期特有の悩みなど唯でさえ毎日をモヤモヤと過ごしております。未来のかけらが見えていたのは透子だけでしたが、透子以外のキャラクターもそれぞれでモヤモヤしておりました。むしろ透子がアニメ開始時では一番モヤモヤしていなかったかも知れません。そんな透子にやってきたひと夏の思い出、それが駆と言う名の未来のかけらだと私は思います。
駆という存在も実に曖昧なものでした。空気を読まない言動に意味不明な行動、イケメンでなければ誰も相手をしませんね。それでも駆が来た事でカゼミチの5人の関係は大きく変わりました。具体的にいえばモヤモヤが晴れていました。途中ハラハラする描写もありましたが、上手い具合に落ち着いておりました。良くも悪くも駆のお陰でしたし、また5人で笑い合える日常に帰ってきました。そしてその瞬間に駆は居なくなってました。
きっと将来、このカゼミチの5人は「結局駆って何だったんだろう?」って思い出すと思います。そしてそれは良い思い出話になるのだと思います。それは透子の未来のかけらも同じです。駆という存在も未来のかけらも、ただ思春期の揺れ動く心情を解決するためにやってきた奇跡なのかも知れません。答えなんていらないんです。この位の認識が調度良いんです。私達も将来「結局グラスリップって何だったんだろう?」って思い出す日が来ると思います。そんな日が来たら、きっとこのアニメのテーマは達成されたのだと思います。
まとまらなくなりそうですのでそろそろ締めようと思います。特別大きな幸福も悩みも無く普通の思春期の人物を表現した等身大のキャラクター設定はP.A.WORKSだからこそ作り出せるものでした。そんな普通のキャラクター達が経験したひと夏の奇跡、それはガラス細工の様にキラキラしており掛け替えの無い体験になりました。それでも時が経ちその体験も思い出に昇華する日が来ると思います。それが夏の終わり、もっと言えば思春期の終わりだと思いました。福井県を舞台としたグラスリップというちょっと不思議な物語、それは夏だけに見ることが許される幻のような物なのかも知れません。 という訳で今期見たアニメの感想でした。殆どがグラスリップの感想でしたが、珍しく
私のレビュアーとしての気持ちを奮い立たせる内容でした。
世の中的には受けが悪く万人には評価されないのだろうと思いますが、私の中では大変印象的なアニメでした。来期もP.A.WORKSの作品があるみたいですので今から楽しみです。
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- 2014/09/27(土) 17:25:15|
- アニメ
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- 2014/09/28(日) 08:57:57 |
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