今回の演奏会では私にとって非常に思い出深い曲を吹く事が出来ました。それがタイトルにありますARSENAL(読み方はアルセナール)という曲でして、中学校や高校で吹奏楽をやっていた方であればほとんどの方が知っている曲であると思います。ベルギーの作曲家であるJan Van der Roost(読み方はヤン・ヴァン・デル・ロースト)の作品でして、コンサートマーチとして非常に軽快でありながら重厚なサウンドで多くの方に支持されております。前にMercury(読み方はマーキュリー)という曲について記事を書いたのですが、これの作曲者もJan Van der RoostでありARSENAL同様非常に格式の高いコンサートマーチであります。実は私、このARSENALについては曲の存在については知っていたのですが吹いたことは一度もありませんでした。恐らくは中学高校で誰もが一度は吹いたことがある曲であると思いますし、そのタイミングで吹く機会が無かったので大学以降で改めて吹くという機会に巡り会えなかったという事なのだろうと思います。何れにしても吹きたかった曲がまた1つ吹けて感無量です。一般的にマーチにおけるTubaの位置付けは伴奏であり割と単調な譜面が多いのが現実ですが、このARSENALの譜面は結構難易度が高かったですね。普通に対旋律がありメロディもあり、音域も広かったのでちゃんと練習しないと吹けない曲でした。それでもアンサンブルでの伴奏としての役割は変わらず、加えて要所要所にあるメロディで存在感を出さなければいけないので息と同時に頭も使って吹きましたね。逆にこういう譜面だからこそやる気も上がるというものですし、元々好きな曲であったという事も相まって演奏中は非常にテンションが上がりましたね。今回の演奏では個人的に結構うまく吹けたと思っておりますし、改めてアンサンブルの中でのTubaの役割というものを考えさせられました。中学高校向けという声も良く聞きますが、普通に一般バンドで吹くべき深みのあるコンサートマーチだと思います。また機会があれば是非是非吹きたいですね。参考音源はこちらからどうぞ(ニコニコ動画につきアカウント注意)。