今日は普通の日勤。ここ最近の長野は毎日と言って良いほど夕方にゲリラ豪雨が通っていきますね。長野市ってこういう気候だったんですね。
今回は最近読んだ本を紹介します。大変密度の濃い内容で、著者の熱量が伝わる一冊でした。
・
失敗の本質 日本軍の組織論的研究 - 戸部 良一、寺本 義也、鎌田 伸一、杉之尾 孝生、村井 友秀、野中 郁次郎
1991年8月 に発売された本です。読んだ切っ掛けは、確か本屋を巡っていた時にたまたま見つけた事だと思います。1991年に発売されてから今回で
73刷 となっております。それだけ多くの人に読まれ支持されているという事だと思いました。内容は、
第二次世界大戦に行われた8つの戦い から失敗というものを論じております。とにかく、
圧倒的な情報量 に驚きました。それぞれの戦いについて専門家が分担して執筆しており、まさに
学術書 と呼べるべき密度の濃さでした。第一章で8つの戦いを解説し、第二章で8つの戦いに現れた失敗を解説し、第三章でその本質を論じております。一般的なビジネス書とは違います。あくまで
第二次世界大戦での戦いの総括 という感じでした。それでも、この本から現代社会で生きる上で幾つも応用できる事がありました。戦いの中で様々な失敗の要因が見えてきましたが、幾つか共通している項目がありました。1つ目は
失敗から学ぶ姿勢に欠けていたこと 、2つ目は
適応しすぎてしまうこと です。1つ目は割とどこでも聞く言葉だと思います。2つ目が興味深かったです。日本人は、決して
変化する事が苦手という訳ではない ようです。むしろ、
変化に対して徹底的に適応しよう とします。その度合が強すぎて、
新しく別のものに適応するのが苦手 なのだそうです。それが、軍の体質に現れやがて日本企業に脈々と受け継がれていきました。今あなたが所属している組織は如何でしょうか。ほんとうの意味で失敗に学び変化に対応できているでしょうか。そんな事をじっくりと考えさせられる一冊でした。お見事でした。素晴らしかったです。
とにかく、何が何でも第二次世界大戦の失敗を構成に伝えようという信念を感じましたね。絶対的な知識量と情熱が人の役に立ちたいという方向に向かうと、こんな素晴らしい一冊が出来るんだなと感動しました。
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2021/06/30(水) 22:23:58 |
本
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今日は楽団の練習。緊急事態宣言が解除されたタイミングで、いよいよ楽団の方も再開となりました。久しぶりの合奏は楽しかったですね。楽団のメンバーも元気そうで良かったです。
昨日ですが、タイトルにあります
聖剣伝説3 25th Anniversary Orchestra Concert を視聴してました(
公式HPはこちらからどうぞ )。
聖剣伝説 とは、当時の
SQUARE で展開された
アクションRPGシリーズ です(
SQUARE ENIXの販売ページはこちらからどうぞ )。ファイナルファンタジー外伝として発表され、
マナ と呼ばれる聖なる力を共通項として展開しております。
聖剣伝説3 は
1995年 にSFCで発表され、個人的に
聖剣伝説2と合わせてシリーズの2大タイトル だと思っております。魅力あるキャラクターと
菊田裕樹氏による音楽 が大好きです。そんな聖剣伝説3の
発表25周年 を記念して開催されたのが今回のオーケストラコンサートです。
コロナ禍 ということで、観客を入れず
オンラインの開催 となりました。それでも、池袋にある
東京芸術会館 で
東京交響楽団 による演奏という事でとても力の入った物でした。内容ですが、まずは
聖剣伝説3のシナリオをなぞるかの様なプログラム が印象的でした。そして、オンラインという事で
SFC版とリメイク版であるTRIALS of MANAのプレイ画面 を随所に組み込んでおりました。途中、
聖剣伝説3の登場人物が観客として会話 をしていたり、
作曲者の菊田裕樹氏と編曲者の宮野幸子氏のインタビュー があったり、終始視聴者を楽しませる仕掛けが施されておりました。一点残念なのは、
ローチケで購入された方のみ40分配信が遅れた 事ですね。ライブなのでチャットや投げ銭が出来るのですが、つまるところ
リアルタイムで共有出来なかった 訳です。内容が良かっただけに、つまらない所でケチついてしまいましたね。それでも、聖剣伝説3ファンの方であれば必ず満足されると思います。
7/3(土)まで視聴 できますので、チケットをお持ちの方は是非楽しんで下さい。
実際、オフラインには叶わないですよ。生音ですからね。ですけど、演出の力でここまで引き込む事が出来るんだなと感動してしまいました。
2021/06/27(日) 21:36:11 |
吹奏楽、管弦楽
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今日は普通の日勤。最近、帰りの新幹線が妙に混みだしてきています。ビジネス客以外の利用者が多い印象で、緊急事態宣言が解除したからですかね。まだまだ自重して欲しいです。
ここ最近気付いている人は気付いていると思いますが、
Twitterで起床とか帰宅とか寝とか呟かなくなりました。 理由は特に無いんですけど、
単純に面倒くさくなったからです。 ですけど、意外とそんなどうでもいいと思っていたツイートを見てくれている人もいるみたいですので、起きたときと寝るときだけは呟こうと思っております。まあ、日々の何気ない出来事とかは気分で呟きますけどね。総じて、
Twitterをあまり見なくなっております。 ダラダラ過ごしてしまうのもそうですけど、
その日の気分によって自分がTwitterから受ける印象が変わってしまうのが疲れるから なのかも知れません。そこで導入したのが
アプリタイマー です。お知り合いの方から教えてもらったのですが、簡単に言えば
アプリに時間制限を設けて所定の時間が経ったらその日は使えなくする というものです。私のスマホはOSがAndroidなのですが、デフォルトで入っておりますのですぐに使えると思います。例えばTwitterを5分に設定したら、4分間使用するとTwitterがグレースケールになりそろそろ制限が掛かるという事が分かります。
1日の累計 ですので、もうこの日は1分しか使えません。自由にアプリを使えなくなる訳ですが、そんな感じで
外部から強制的にシャットダウンしてしまうのもまた手 なのかなと思いました。SNSを使用するのが当たり前になりつつある現代ですが、個人個人の特性まで時代の流れに合わせなければいけないとは思っておりません。そうした方は、是非一度アプリタイマーを試してみては如何でしょうか。
定期的ですが、どうしても自分というものが分からなくなってしまいます。そういう時は、自己に目を向けて出来るだけ外部の情報を入れないようにします。調度今がその時なので、また元に戻るかもしれませんけどね。
2021/06/24(木) 21:42:54 |
日記
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今日は普通の日勤。今週は梅雨っぽい一週間になる予報になっております。こういう時こそ体調管理が大事ですね。
今回は最近読んだ本を紹介します。
お知り合いの方から頂いたミステリーシリーズ です。
・
九マイルは遠すぎる - ハリィ・ケメルマン
1976年7月 に発売された本です。著者である
ハリイ・ケメルマン はアメリカ生まれの文学者です。
金曜日ラビは寝坊した で
アメリカ探偵作家クラブ賞最優秀新人賞 を受賞しております。本作はタイトルになっている九マイルは遠すぎるを始め全部で
8つの短編 を一冊にまとめたものです。原書が英語という事で、なるほど確かにどこか話の流れといいますかテキストが馴染み難いと思いました。それでも、シナリオは
ミステリーの面白さ が凝縮されておりました。九マイルは遠すぎるを含め、ほとんどのシナリオは
安楽椅子探偵 の主人公によるものです。その為場面転換的に大きいものは有りませんでしたが、
僅かな情報から犯人を暴き出す考え方 はお見事と言わざるを得ないものでした。九マイルは遠すぎる、皆さんはこの言葉だけで
どこまで想像力を広げることが出来るでしょうか 。九マイルは約36kmです。それが遠すぎると言っているので、少なくとも飛行機・電車・車での移動ではなさそうです。ならば徒歩でしょうか、それとも自転車でしょうか。そして、誰が誰に対して九マイルは遠すぎると言っているのでしょうか。そんな風に、
想像力を使ってそこからわかる事実を積み重ねていく手法 がお見事でした。ドラマ性があるかと言ったらそうではありません。純粋に推理を楽しみたい人向けかも知れません。九マイルは遠すぎるそのものは1967年に書かれたみたいですので、もう
50年以上昔 なんですね。それでも色褪せない魅力があると思いました。
言葉遊びというのは、こういうやり取りの事を指すのかもしれませんね。頭の良い人の会話という感じがしました。
2021/06/21(月) 21:53:04 |
本
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今日はテレワーク。何と言いますか、梅雨を通り越して夏がやってきた感覚です。昼間は冷房つけないと熱中症なるのが分かりますね。嫌な季節です。
先日ですが、タイトルにあります通り
Nintendo Switch を買ってしまいました(
公式HPはこちらからどうぞ )。理由は色々あるんですけど、一番の理由は
ゼルダの伝説 ブレス オブ ザ ワイルド をプレイしたかったからですね(
公式HPはこちらからどうぞ )。他にも
大乱闘スマッシュブラザーズ SPECIAL とか、実はやってみたいタイトルは沢山ありました。ここ最近は新型コロナウィルス感染症拡大に伴い、巣ごもり需要が増しております。その関係で
Switchは常に売り切れ 、買おうと思ってもそう簡単に手に入る状況では有りませんでした。という事で基本的に毎日
My Nintendo Store に張り付き、
入荷したら即購入 する作戦でした。そしてなんとか入手成功、早速ゼルダとスマブラをダウンロード購入しました。ですけど、この2タイトルは容量がかなり大きい為か
Switchが元々持っている容量ですと1タイトルしか入らなかった んですね。その為付属として
SDカード は必須でした。折角なのでMy Nintendo Storeで一番容量の大きなものを購入、これでやっとプレイ環境が整いました。ちなみに、購入者特典として
ファミリーコンピュータやスーパーファミコンの幾つかのタイトルは無料でダウンロード する事ができます。これでコントローラーの感触を確かめてました。暫くはゼルダに没頭するんじゃないかって思ってます。かなり世の中的に人気が高いので楽しみですね。そんな感じで、私の生活に新たにSwitchが加わりました。
コンシューマーゲームを新たに買ったのはいつ振りですかね。と思っていましたが
PS4を買ってましたので案外昔でも無かった っていう。
2021/06/18(金) 21:15:11 |
ゲーム
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今日は休み。ここ最近ですが、午後一で妙に眠くなるのが気になってます。昼寝と言えば聞こえは良いんですけど、時間を無駄にしてしまった感が強くて落ち込みます。
今回は最近読んだ本を紹介します。一度ちゃんと触れてみたかった人物だったんです。
・フォン・ノイマンの哲学 人間のフリをした悪魔 - 高橋昌一郎(
紙の本 、
電子書籍 )
2021年2月 に発売された本です。読んだ切っ掛けは、単純にノイマンに興味を持ったからです。ノイマンと言えば、私のように
物理学を学んできた人間にとって必ず聞く名前 です。ですがノイマンの功績は物理学のみではなく、数学など多岐に渡っております。世の中的には、
コンピュータの父 という印象が大きいでしょうか。この本では、そんなノイマンの生涯を
数多くの文献と関係者からの聞き取りで丁寧に紹介 しております。
数学の天才 と呼ばれた幼少期、
マンハッタン計画 の中心で活躍していた時期、
コンピュータを発明 した時期と、クリティカルな時期について解説しておりました。また、ノイマンが活躍した時代は
第二次世界大戦 真っ只中。世界中の国が自国の勝利を目指して原爆を始めとした
兵器の開発 や
暗号の高度化 を目論んでおりました。それら全ての要素に、ノイマンが関わっていたと言っても言い過ぎではありません。他にも、
ノイマン本人の性格や考え方 にも触れておりました。ノイマンは
悪魔 と言われております。それは、
科学第一主義であり非人道的な選択 を平気な顔でしてきたからです。事実、社交性の良さとは裏腹に腹の見えない言動に多くの人が恐れ慄いたみたいです。それでも
ノイマンが天才である事実 は変わりありません。そのような、科学と時代を作ったノイマンの魅力を引き出した一冊でした。何よりも
著者のノイマンに対する愛情 が伝わりました。本当に好きなんだなと、そう思わせました。是非著者が伝えたかった事も感じてみてください。面白かったです。
別にノイマン本人が自分を悪魔と言っていた訳ではありません。周りの人間が勝手に悪魔と言っているのです。これだけで、ノイマンが天才だと言えるかも知れませんね。
2021/06/14(月) 17:21:08 |
本
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今日は休み。撮り貯めたテレビ番組を見ていたのですけど、何となくボーっとしていたのはもしかしたら熱中症だったのかも知れません。室温は
29.5℃ 、そろそろエアコン動かしますかね。
遅くなりましたが、
2021年春に見てるアニメ を紹介しようと思います。懐かしさと新しさを感じるタイトルになっております。
・
新幹線変形ロボ シンカリオン Z 3年前に放送された 新幹線×ロボットの少年アニメ であるシンカリオンの
第2期 になります。
JR各社とコラボレーション したという事で、非常にリアルな鉄道と町並みの描写、そして
立ち止まらず進化し続けることの大切さ を伝えた内容に大人でありながら大いに共感できるものでした。今回
第2期 という事ですが、今の所第1期の雰囲気そのままで楽しめております。今期では
在来線 も登場して新しいシンカリオンを見る事が出来ております。新しいシンカリオンと新しい強敵、どんな物語が紡がれるのか楽しみです。
・
B:The beginning Succession Netflix独占配信 のアニメです。
B:The beginning が
2018年に配信 され、今作は
第2期 となります。元々第1期を見ておりませんでしたの、この機会にまとめて見ております。見ようと思った切っ掛けは、単純に雰囲気が面白そうだったからです。現代社会を舞台とした、
非日常的シチュエーション が楽しめそうで見ております。第一話を見て、とにかく
美しい作画とスピード感あるアニメーション に驚いております。バトルシーンの白熱さはもちろん、雨の描写など
自然の姿もリアル で見事な仕事だと思いました。アニメオリジナルですので先の展開が読めないのも良いですね。一話一話楽しみにしようと思います。
実はこの日記を書いているさなか、別のアニメもオススメされているんですよね。もしかしたらもう1つくらい増えるかもです。
2021/06/11(金) 18:25:58 |
アニメ
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今日はテレワーク。だいぶテレワークにも慣れてきた気がします。自分のペースを確立できる人は、テレワークの方が時間の節約になる気がします。
今回は最近読んだ本を紹介します。
お知り合いの方から頂いたミステリーシリーズ です。
・斜め屋敷の犯罪 - 島田 荘司(
紙の本 、
電子書籍 )
1992年7月 に発売された本です。感想ですが、
少し時代を感じるテキスト だと思いました。登場人物のセリフがいちいち回りくどいと言いますか、
ドラマのセリフの様な印象 を受けました。その為事件は発生する訳ですが完全な緊迫感に包まれるわけでもなく、むしろ
親密感を持って場面に溶け込む ことが出来ました。合わせて、ドラマのセリフの様は雰囲気だけではなく
登場人物のキャラクター もそうでした。
属性がハッキリ しており、まるで
歌舞伎のお約束シーン を見ているかのようでした。そんな、あらゆるものが作られているような雰囲気の中で、
ミステリーそのものは難解 でした。不可能犯罪と思われる事件、警察も誰もが諦め逃げたいと思っておりました。それでも、確かに糸口は存在しトリックが存在しました。私は残念ながら思いつきませんでしたが、結末を読んだあなたは思わず息を呑んでしまうと思います。作中には
幾つもの図 が示されており、推理の支援をしてくれます。このようなテキスト、今日日中々見ることは無いのではないでしょうか。
携帯電話など存在しない時代のミステリー です。是非その雰囲気を堪能してみてください。面白かったです。
ミステリーは、自分で解こうと思うか第三者の視点で眺めるかで読み方が変わる気がします。始めは自分で解こうと思うんですけど、だんだん登場人物に惹かれて第三者になってしまうんですよね。
2021/06/08(火) 19:53:29 |
本
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今日は何もない休み。ちょっとリバウンドの兆候が見られますのでDDRしてきました。最近スコアが良い感じで上昇してて、モチベになりますし運動にもなりますのでやはりDDRは良いですね。
先日ですが、タイトルにありますと
自作ゲームオンリーおかわり というオンライン即売会に参加しておりました(
イベントページはこちらからどうぞ )。これは
pictSQUARE という
オンライン即売会サービス を活用した即売会です(
公式HPはこちらからどうぞ )。
おおよそ半年前にも同様の即売会に参加したことがあり 、今回はその第二弾となっております。システムや流れについては前回とほぼ同じで、参加者はまるで
ドラゴンクエストの街のようなマップをそれぞれのアバターで自由に歩くことが出来ます 。そして、
配置されたサークルさんのところに行き頒布物を見たり公式HPに飛んだり会話をする事ができます 。今回は2エリア用意されており、全部で
100以上のサークルさん が参加しておりました。基本的に
コミュニケーション はチャットや掲示板といった
文字によるもの になりますが、
雰囲気は即売会そのもの だと思いました。今となっては懐かしいという言葉すら合いますが、やはり即売会は唯の物を売るイベントではなく
人と人とのコミュニケーション のイベントだと思いました。今回は知っているサークルさん何人かとお話させて頂き、また偶然見つけた一般参加のお知り合いとも会話をしてました。チャットだけですのでややおぼつかないところもありましたが、それでもこの
pictSQUAREという場でコミュニケーションが取れた という事が大事なのかも知れません。主催者曰くもう開催しないという事で残念ですが、また同様の即売会があったら参加してみようと思いました。楽しかったです。
緊急事態宣言が延長されました。ますますオフラインでの即売会が開かれ難くなっている昨今、こうしたオンラインでの即売会の需要は確実に増すと思っております。
2021/06/05(土) 19:10:57 |
イベント
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今日は普通の日勤。6月になり衣替えになっていよいよ夏が近づいている感じがします。昼間は既に中々暑いですね。辛い季節がやってきます。
今回も最近読んだ本を紹介します。面白い視点の内容でした。
・
世界が認めたニッポンの居眠り 通勤電車のウトウトにも意味があった! - ブリギッテ・シテーガ(著)、畔上 司(訳)
2013年6月 に発売された本です。読んだ切っ掛けは、確かお知り合いの方に勧められた事だと思っております。皆さんは、
居眠りについてどの様な印象を持っているでしょうか 。怠けているとか、サボっているみたいな印象でしょうか。ですけど、おそらくここにいる殆どの人が居眠りをした事があるのではないでしょうか。この本は、
オーストラリア出身の著者 が日本人の居眠り文化について様々な視点から考察した内容となっております。一つ注意するとしたら、この本で
科学的な事は特に記しておりません 。居眠りの歴史、居眠りの文化、居眠りと世の中の関係など、
社会的な事 を書いております。最終的に、
著者は居眠りを肯定しておりました 。居眠りは疲れを取ることができ、嫌なものから目を背けることができ、更にはストレスの発散をすることができるのです。そして、
日本人は巧みに居眠りしている事 を指摘しております。例えば電車の中、人によっては足を広げて口を開けていびきを掻いているかも知れませんが、そこまで大胆な人は殆どいません。大抵は、
腕を組んで下を向いている と思います。他にも、授業中や会議でどうしても眠くなってしまった人は、
目を瞑る事で意識を集中していると言い訳 します。そんなユーモア溢れるエピソードも交えて、様々な日本の居眠り事情を紹介しておりました。基本的に楽しい内容ですし、
あるあると頷けるものばかり だと思います。途中具体的なインタビューを紹介していたりとメリハリもあり、あっという間に読めると思います。是非この本を読んで、居眠りにネガティブなイメージを持つことなくむしろ
居眠りを楽しんでみては如何でしょうか 。オススメです。
この本を読んで、自分も積極的に居眠りをするようになりました。電車の中でも、職場でも、テレワークでも、眠い時は寝てますね。
2021/06/02(水) 22:25:39 |
本
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