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徒然なるM.M

私ことM.Mの徒然ない日常を綴った日記

M3-2019秋

 今日は夜勤明け。今シーズン初めてアノラックを出しました。もう10月も終わろうとしてますので、このくらいの気温が本当ですね。

 先週日曜日ですけど、タイトルにあります通りM3-2019秋という即売会に行ってきました。M3は音系オンリーの即売会でして、同人音楽が好きな私にとってこれ以上ないものとなっております。初めて参加したのがM3-2012秋ですので、今回で調度7年目になる事になります。会場も東京流通センターという東京モノレールの流通センター駅最寄りで、意外とアクセスが良く駅に隣接してますので足を運びやすいです。初めて参加してから回を重ねる毎に好きなサークルさんが増えていき、新しいジャンルを見つける事が出来ましたので行く度に楽しみが増えていきます。同時に顔なじみの方も増えていき、直接お話する機会にも恵まれてとても楽しい時間を過ごさせて頂いております。今回は私自身の引っ越しの関係もありまして、実はそこまで徹底したサークルチェックが出来てませんでした。精々過去2回のM3でチェックしたサークルさんを確認するくらいで、それでも参加しているかいないかをチェックしただけで新作があるかどうかすらも確認してませんでした。まあ、その辺りは現地に行けば何とかなると思っておりますのでとりあえず最低限のチェックだけ終えて向かいました。今回は11:30に東京流通センターに到着したのですが、まだこの段階でも第一展示場は裏からの入場でした。今まで以上に混んでいるという事でしょうね。その為私は第二展示場から入りまずは知っているサークルさんを回ってしまいました。途中お知り合いの方がいましたので少しお話しする事も出来ました。最終的に13:00には第一展示場も含めて回る事が出来、そこから少し会場を巡って14:00には退場しました。何だかんだで十分M3を堪能できましたし満足させて頂きました。あれですね、これだけ回数を重ねれば対象は慣れるというものかも知れませんね。とりあえず欲しいCDも沢山手に入れましたので、これからじっくりと聴いていこうと思います。今回お会いした全ての皆さん、ありがとうございました。

 本当は引っ越しの佳境でしたので参加するか少し迷ったんですよね。ですけど、やっぱり参加して良かったと思いました。人と話をして、元気を貰いましたので却って引っ越しが捗りました。
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  1. 2019/10/29(火) 20:44:07|
  2. イベント
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Prelim Open

 今日は普通の休み。今週でいよいよ完全に引っ越しを終えます。明日家電一式が届きますのでそれを以ってやっと住めるようになります。

 昨日ですけど、私の知り合いが所属しているマーチングバンドが出場するコンテストに行ってきました。コンテストの名前はタイトルにあります通りPrelim Openと言いまして、DRUM CORPS JAPANという団体が主催して開催しております(公式HPはこちらからどうぞ)。マーチングのコンサートは過去に1度だけ見に行ったことがありますが、美しく整った隊列と圧倒的な音圧、そしてカラーガードを加えた魅せる演出が素晴らしく圧倒された記憶があります。今回はコンテストという事で、全部で6つの団体15分の間で演奏します。それを点数化して順位を付けるという感じです。マーチングはその規模の大きさもあり座奏の吹奏楽と比較して経験者は少ないと思います。実際、今回のコンテストでも少ないところは30人くらいでした。それでも、全体として調和がとれていて表現したいものが伝わる演奏でしたので打たれるものがありました。逆に多いところは100人以上にもなりまして、数を使った広い演出が印象的でした。会場が太田スタジアムという事で、お客さんの大きな声を出して応援している様子もまた印象的でした。17:30に始まり20:00までと夜の開催で、ナイトショーの様相もありとてもテンションが上がりましたね。結果として順位は尽きますが、どの団体も自分達が表現したいものが見えたので良かったです。また次回も機会があれば聴きに行こうと思います。楽しかったです。

 マーチングを社会人から始めるのって、出来るんでしょうかね。吹奏楽ですら楽器を吹くだけでも大変なのに、これにプラスして移動しながら吹くのと隊列を揃える事、何よりも暗譜ですからね。ホント凄いと思います。
  1. 2019/10/27(日) 08:32:59|
  2. 吹奏楽、管弦楽
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トラジャ JR「革マル」30年の呪縛、労組の終焉

 今日は夜勤明け。引っ越しも大詰めで、今日はニトリに頼んだ家具が届きました。大型の本棚が届いたので早速手持ちの本を並べてみました。いや~楽しいですね。この瞬間を待っていたんです。

 今回も最近読んだ本を紹介します。正直、こんな本が世の中に出て良いのか?って思いました。あまりにも衝撃的な暴露本でした。

トラジャ JR「革マル」30年の呪縛、労組の終焉 - 西岡研介
2019年10月に発売された本です。久しぶりに、凄まじい一冊を読んだという感じでした。タイトルになっているトラジャとは、インドネシア・スラウェシ島の中央や西南の山岳地帯に暮らすマレー系の先住・少数民族の名称です。ですがこれにはもう一つの意味がありまして、それは旧国鉄の労働組合「動労」「国労」出身の有能な革マル派同盟員で、分割・民営化前後に『職業革命家』として革マル派党中央に送り込まれたメンバーに名付けられた名称という意味があります。この本は、2018年にJR東日本の第一労働組合であるJR東労組から35,000人が脱退した出来事が何故起きたのかを、30年の歴史を振り返って描くノンフィクションです。著者は週刊文春でもジャーナリストとして仕事をしており、どんなリアルな内容が書いてあるのか気になって読んでみました。この本、なんとページ数は600ページにもなります。非常に分厚く、辞書の様です。そして、そんなに分厚いのに読む手が止まらず先日帰省した行き帰りの電車の中で一気に読んでしまいました。内容ですが、JR東日本とJR北海道の会社体質と第一労働組合との関係を細かく書いておりました。これがノンフィクションなのですから、どんなドラマよりも恐ろしいですね。組合を守る為に安全を疎かにする、組合を守る為に人の命を疎かにする、そんな事実が赤裸々に書いておりました。そして、そんな恐ろしい事実がありながらも誰も脱退しなかったJR東労組の組合員たち、ですがそれも会社のメスが少し刺さっただけで簡単に弾けてしまいました。JR東労組に信頼があれば、誰も脱退などしなかったのでしょうね。それでも脱退したのは、やはりこんなやり方はおかしいと思っていたからだと思います。首都東京の鉄道網を支えているJR東日本、その内部でこんなごたごたがあっては誰も乗る人はいなくなるという物です。今回の35,000人の脱退は間違いなく正しかった、そしてこんな腐敗した労使関係は許されるべきではない、そう思わせる一冊でした。

 昭和から平成、そして令和になる中でこうした対立は恐らくかなり多く存在したのだと思います。それが時代の流れと共に変わっていく、それでも変われなかったからこんな事件が生まれたのですね。
  1. 2019/10/24(木) 22:20:36|
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キリン解剖記

 今日は休み。引っ越し作業がかなり本格的になって来まして、先日IKEAで頼んだ家具が届いて昨日は粗大ごみを市の回収センターに捨てて来ました。今日も引っ越し準備を進めて、明後日にニトリの家具が届きます。

 今回も最近読んだ本を紹介します。とても興味深いタイトルでして、内容もタイトル通りの素直なものでした。是非これから大学を目指す学生さんに読んで欲しいと思った一冊です。

キリン解剖記 - 郡司 芽久
2019年8月に発売された本です。この本を買った切っ掛けは、会社の後輩から勧められた事です。キリン解剖記、正直この言葉だけでワクワクしてしまいました。キリンと言えば、あの長い首が頭に浮かぶと思います。そして、この本の著者である郡司芽久氏もまたその長い首に魅入られてキリンを研究する道に進んでおります。この本は、著者が大学生になってから10年の軌跡を書いております。何となくキリンの研究をしたい、そんな想いから様々な人と出会い沢山のキリンと出会っていきました。初めてのキリンの解剖で思うように成果が出なかった悔しさや、一つのことを解明したいという想い、そんな研究者としてのキャリアを積んでいく様子が印象的でした。最後まで読んで、私は著者が羨ましいと思いました。何故なら、子供の事から好きだったキリンに大人になった今でも関わっているからです。自分が夢見たものは、実はそうでもなかった。憧れていたものは、実は大変だった。そんな経験は誰にもあると思います。ですけど、それでも好きなものは好きという気持ちを失う事なく、走り続ける事が出来る人が著者のようになれるのだと思います。好きなものが好きでなくなるのはとても悲しい事です。だからこそ、人は自分なりの好きを見つけるべく人生を歩んでいるのだと思います。大切なのは、好きという気持ちを失わない事かなと思いますね。それさえ持ち続ければ、きっと素敵な出会いが待っているはずです。自分も、自分の好きなものを忘れないようにしたい思いました。

 そして、研究にはお金がかかりますのでそうした支援がある事も大切ですね。誰かがキリンの研究の意義を認めてくれた、それだけでもとてもありがたいですし嬉しい事です。
  1. 2019/10/22(火) 08:16:41|
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「差別はいけない」とみんないうけれど。

 今日は夜勤明け。今シーズンになって初めて上着を着ました。10月半ばに入ってやっと秋らしい気温になったという感じです。ですけど、何となくこのまま一気に冬になってしまうんじゃないかって気がします。

 今回も最近読んだ本を紹介します。ここ最近では難しめな内容でしたが、是非誰もが世の中に発信できるようになった今だからこそ読んで欲しい一冊だと思いました。

「差別はいけない」とみんないうけれど。 - 綿野 恵太
2019年7月に発売された本です。この本を買った切っ掛けは、タイトルを見て思うところがあったからです。差別はいけない、この言葉に多くの人は共感すると思います。ですが、どうして共感するのでしょうか。思うに、自分も同じことをされたら嫌だからだと思うんです。自分も差別されたくないから差別してはいけない、言い換えればSNSなどの発達により誰もが人を簡単に差別出来てしまう時代になってしまったという事でもあると思います。その為差別的な言葉を使うのはやめよう、中立的な言葉を使うようにしよう、このような考えをポリティカル・コレクトネスと言います。この本では、冒頭ポリティカル・コレクトネスの紹介を行い、そこからそもそも差別とは何なのかという事を様々な視点から論じております。例えば、看護婦という職業がありました。ですが、看護婦には女性を意味するニュアンスがあり同じ様な言葉である看護師には男性を意味するニュアンスがありません。これに声を上げ、看護婦という言葉を無くしてしまいました。まさにポリティカル・コレクトネスです。この感覚に、違和感を覚える人もいると思います。別に差別的なニュアンスで使っていないのに、誰かが差別的と声を出したから消えてしまったのです。果たして、看護婦という言葉は差別なのでしょうか?他にも、医学部の入学試験において女性の点数を一律減点にした出来事が社会問題になりました。一見差別に見えますが、実体として将来的に医師として仕事を続ける割合は男性の方が多いというデータがあります。それならば、男性を優遇することは間違っているのでしょうか?このように、世の中の合理性を突き詰めていくと必然的に差別は生まれてしまうという事実もこの本では示しております。大切なのは、一人ひとりがどのような視点で差別を考えているのかという事だと思いました。この本では、大きくアイデンティティシティズンシップと分けております。民主主義と自由主義、このどちらも存在しどちらの主張も間違っていないから、差別がややこしくなるのだと思います。リベラル化していく社会の中で、もはや差別という言葉が個性とか文化みたいに置き換わっていってしまうのかなと思いました。

 差別だと言う事は、実際のところ簡単だと思います。ですけど、それが問題の先送りになっているパターンの何と多い事か。臭いものに蓋をして解決する事も、そろそろ限界かも知れませんね。
  1. 2019/10/18(金) 22:52:53|
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knowの「k」はなぜ発音しないのか? 語源でわかる中学英語

 今日は夜勤明け。大きな爪痕を残した台風19号の後始末をしておりました。幸いにも今住んでいるところは何ともありませんでしたが、仕事は予想通り問題山済みになってました。それでも、大凡は片付けて来ました。

 今回も最近読んだ本を紹介します。久しぶりに軽い雰囲気の本を取ってみましたが、中身はとても充実していて為になりました。

knowの「k」はなぜ発音しないのか? 語源でわかる中学英語 - 原島広至
2018年7月に発売された本です。皆さんは、本書のタイトルになっている疑問に答える事が出来るでしょうか。少なくとも、私は出来ませんでした。中学から学び続けてきた英語ですが、とりあえずこういうものだという感じで覚えるだけでした。言葉は文化であり歴史ですので、勿論英語にも歴史があり文化があります。そしてそうした観点で見れば確実にknowのkを読まない理由が分かるのです。本書では、AからZまでのアルファベット順に誰もが疑問に思う英単語の発音やスペルについて歴史的観点から解説しております。古英語から始まり、イギリス英語とアメリカ英語の違いフランス語・ドイツ語との関係性から現在使われておる英語のルーツを辿るのです。この本によって、例えば「複数形は最後に-sを付けるのに何故manの複数形はmenなのか?」「過去形は最後に-edを付けるのに何故goの過去形はwentなのか?」「lightやnightのghは何故読まないのか?」「hatのaはアと読むのにhateのaはエと読むのは何故か?」といった素朴な疑問が解決する事と思います。英語を教養として学ぶ、是非その出発に相応しい一冊だと思いました。是非受験や授業で英語に苦労した人に読んで欲しいです。嫌いな英語が、少しだけ好きになれるかも知れません。面白かったです。

 中学生とか高校生とか、是非時間取って読んでみて欲しいと思いますね。受験の為だけの英語に少しでも興味を持ってもらう切っ掛けになる気がします。勉強は、今だからこそ思いますけど興味が無いと実になりませんからね。
  1. 2019/10/14(月) 18:37:14|
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8ヶ月振り

 先程大宮に帰ってきました。一昨日から2泊3日で実家に帰ってました。本当であればもう1泊出来たんですけど、台風で新幹線が動かなくなりそうなので一日前倒しで帰ってきました。

 前回帰省したのはなんと8ヶ月も前でした。中々仕事や楽団のイベントなどが続いてまとまった休みが取れませんでした。8ヶ月空けたのは今まで無かったかも知れません。その為か、随分と地元の風景も変わっていた気がします。まずは実家最寄りの鶴岡駅がガラリと変わってました。待合室がとても広く綺麗になってました。そして道中が少しずつ変わっていたのは想像通りですが、実家周辺も結構変わってました。護岸工事が進んでいたりとビックリする変化がありました。なるほど、確かにこれだけ時間が開けば変化もハッキリ分かってしまうんですね。帰省しても基本的にやる事はありませんので、買い物に付き合ったり地元の風景を散策してたりしました。そして帰省では恒例になっている加茂水族館も見てきました(公式HPはこちらからどうぞ)。今回は台風が接近しているという事と平日という事もあり混んでいるという印象はありませんでした。それでも開館してからどんどん増えるお客さんに、流石はクラゲ水族館という感じでしたね。中の展示も少しずつ変わってるんですね。特に驚いたのはショーの内容がガラリと変わっていた事です。私も知らなかったのですが、何やらアシカなどにショーをさせる事に反対する団体がいるみたいでそれに対する配慮みたいです。難しい事情があるみたいですが、新しく始まったひれあしの時間というアザラシなどのひれあしを持つ生き物の紹介という感じでマッタリとしたものでした。それでも愛らしいアザラシの姿にお客さんも満足しておりました。という訳でいつも通りの帰省でした。とりあえず家族も元気で変わらない様子で安心しました。出来れば小まめに帰省したいのですけど、次に帰れるのは来年春になりそうです。それまでは仕事に楽団に、色々と頑張っていこうと思います。

 後は、実家への帰省はこの秋の時期が調度良いですね。夏は暑いですし冬は吹雪ですし、この調度良い気候が穏やかで過ごしやすいです。まあ、こんな事を言ってしまってはもはや実家に住む事は出来ないかも知れませんけどね。
  1. 2019/10/11(金) 21:58:03|
  2. 日記
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2019年夏アニメ感想

 何やらまた今週末に台風が接近してくるみたいですね。楽団の本番が予定されているんですけど、もしかしたら中止になるかも知れないです。こればっかりは仕方がないですね。

 今日は2019年夏まで見ていたアニメの感想を書こうと思います。なんだかあっという間に終わってしまったという印象でした。

この世の果てで恋を唄う少女YU-NO★★★☆☆
正直言いまして、この超大作を2クールでまとめた事に最大限の敬意を表すると同時にやはり詰め込み過ぎになってしまったなという印象でした。YU-NOは既に菅野ひろゆき氏の作り出す世界観が完成しておりましたので、これを別媒体で再現する事に意味は無いのではないかと思っておりました。それでも、アニメ化という事で少しでも知名度が広がるのであればそれもまた正解なのかも知れないと思いました。ゲームをプレイせずアニメを見た方は、是非ゲームの方もプレイして欲しいですね。アニメではあれだけテンポよく物語が進んでいきましたが、ゲームではあんなに簡単に進めることは出来ません。何周も何周も繰り返してやっと先に進む事が出来るのです。この途方に暮れる感じもまたYU-NOの魅力だと思っております。物語だけではなくゲーム性も併せてYU-NOだと、アニメをみて改めて感じました。

とある科学の一方通行★★★★
一方通行、カッコ良かったですね。ヒーローなどではない唯の悪党ですが、その一本通った信念は誰もが羨むものだったのではないでしょうか。学園都市で起きた様々な事件を、更に上位の悪で潰すという構図にスカッとしました。そして、ラストオーダーを始めとしたヒロイン達も可愛かったです。本当であれば人から忌み嫌われる存在のはずの一方通行が、一番慕われているのですからね。結局のところ、ヒーローというのは自分でなる物ではなく人が勝手に決める物なのかなと思いました。本人がどう思っていようとも少なくとも私は貴方に感謝している、その気持ちがあるだけで十分なのかも知れません。一方通行の生き方に憧れる人は、結構いるのではないでしょうか。面白かったです。

 実際のところ、YU-NOについて原作を知らない人はアニメを見てどう思ったのでしょうね。YU-NOが生み出した設定や世界観は必ずや後世の作品の源流になっていると思いますので、既視感を感じた人が多かったかも知れませんね。そうであるのなら、YU-NOという作品は成功だったのだと思います。
  1. 2019/10/09(水) 09:11:15|
  2. アニメ
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ケーキの切れない非行少年たち

 今日は楽団の練習日。来週一つ本番がありまして、その関係で明日も練習があります。この日記を書いたら体力温存でさっさと寝てしまうと思いますね。

 今回も最近読んだ本を紹介します。新刊コーナーにも長く鎮座してましたので、ご覧になられた方も多いのではないでしょうか。

ケーキの切れない非行少年たち - 宮口 幸治
2019年7月に発売された新書です。この本を読んだ切っ掛けは、確かTwitterで本書内の挿絵と思われる画像を見た事だったと思います。その挿絵こそまさにケーキの切れない少年そのものでした。ケーキを3等分4等分しろと言っても出来ないのです。シンプルながらも衝撃的な絵に、どんな内容なのか興味があり読むことにしました。この本では、所謂非行少年や犯罪をした少年は実は認知障害や発達障害を抱えているのではないかという事、そしてそんな少年を更生させるにあたり既存の杓子定規のような方法では真の原因は見つからないという事を言っておりました。少年達に反省を促しても、言われていることが分からなければ反省することが出来ません。先程のケーキの話の通りで、3等分4等分しろと言ってもその意味が分からなければ出来るはずがないのです。そして、これは所謂聴く力だけではなく、見る力や話す力も備わっていないと達成出来ません。ある意味当たり前の事だからこそそれが出来ないことに対する想像力が必要なのかも知れません。そして、このような障害を抱えつつも適切な治療を受けられなかった人はそのまま年齢を重ね社会に放り出される事になります。仕事が上手くいかない、コミュニケーションが取れない、異性と交際が出来ない、これもまたもしかしたら障害が理由なのかも知れないのにですね。この本を通して、もっと人に対して理解と想像力を広げたいと思いました。出来ない事が変なのではない、何か理由がありそこに気付く努力も必要なのだと思いました。

 誰でも出来る事と出来ない事があると思います。そしてそれを個性として捉える事は間違いだとは思いません。ですけど、何が医学的理由があるのであれば是非直していきたいと思いました。
  1. 2019/10/05(土) 22:20:11|
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上級国民/下級国民

 昨日今日と一泊二日で北の方に出張に行ってました。10月になったので多少は涼しくなると思っていたのですが、全然夏日でしたね。今日はこの日記を書いたらすぐ寝てしまう気がします。

 今回は最近読んだ本を紹介します。これも確か先月自分探しの旅に行った時に読んだ本だった気がします。

上級国民/下級国民 - 橘玲
2019年8月に発売された新書です。橘玲氏の本はこれまでも何冊か読ませて頂いておりますが、本当にタイトルが上手だと思っております。何しろ、今ネット上で騒がれている上級国民という言葉をダイレクトに使っているのですから、上級国民という言葉はネットスラングです。実際にそういった身分は存在しません。では何故この上級国民という言葉が流行ったのでしょうか。それを、氏はモテるモテないという非常に分かりやすい構図を使用して説明してくれました。行ってしまえば、上級国民はモテる人であり下級国民はモテない人です。この本では、平成という時代で起きた事とそこから予測される令和という時代で起こる事を書き、その中でモテるモテないに分類される人々を描いております。その後人間という生物としての本能と現代社会での関わり方に発展し、最後にリベラル化する社会の中でますます加速する上級国民と下級国民の差を描いております。様々なエビデンスを用いて明快に世の中の事実を解き明かす書き方はとても鮮やかであり、誰もが納得してしまいます。時に耳の痛い事も書かれているかもしれませんが、それが真実なのですから仕方がないですね。最後、この本では知識社会は崩壊すると言っております。何故なら、テクノロジーが発達して人間の知識など必要なくなるからです。それは同時に、知識によって差別化していた文化が消えてまた一つモテるモテないの差がなくなるという事です。白人主義、嫌韓、独身、非正規、ニート、そういったマジョリティの中に存在している上と下的な関係は、テクノロジーの発達とリベラル化で少しずつ減っていくのかなと思いました。面白かったので是非皆さんも読んでみて下さい。

 今この世の中には意識無意識に関わらず様々な差別があります。ですがそれらもまた、テクノロジーの発達とリベラル化でどんどん変わっていくのだと思います。上級国民がいつまで上級国民でいられるのか、在り方そのものも変わっていくのだと思いました。
  1. 2019/10/02(水) 21:33:53|
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プロフィール

M.M

Author:M.M
HPでビジュアルノベルのレビュー等を公開しております。
ビジュアルノベル部ソムリエ担当。
【ビジュアルノベル】同人多め
【DDR】DP八段
【吹奏楽】楽器はTuba

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