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徒然なるM.M

私ことM.Mの徒然ない日常を綴った日記

2017年春アニメ感想

 今日は普通の日勤。最近はまさに「梅雨!」といった天候ですね。しとしととが降り湿度も高い、それでいて気温も高いので蒸し暑い。現場には正直不向きですね。

 今日で6月も終わるという事で今期放送されているアニメも放送終了してきております。今回はタイトルにあります通り今期見たアニメの感想を書こうと思います。今期は3本だけ見ておりまして、その内2本について最終回を迎えておりました。

笑ゥせぇるすまんNEW★★★☆☆
藤子不二雄氏原作のブラックユーモア溢れる笑ゥせぇるすまんの新バージョンでした。現代社会に生きる人たちの磨り減った心の様子とその隙間にヌッと忍び込む喪黒福造の掛け合いは健在で、新バージョンという事でネット関係スマホを巡ったものなど内容も現代に符合させたものになっておりました。印象的だったのは喪黒福造の行動が割とお茶目だった事ですね。敬語を使い何食わぬ顔してお客様に擦り寄る様子はそのままでしたが、表情が変わらない分あの短足でチョコチョコ動く様子や声色が変わる様子が逆に際立ってました。そして人間の弱い部分やいい加減な部分が露呈されるシナリオはそのままで、最後は「ドーン!!!!」されてしまう結末は相変わらずでしたね。自分も社会人になったからこそ色々と頷ける部分が沢山あり、変な話他人事ではないよなと思ってしまいました。

有頂天家族2★★★☆☆
森見登美彦氏原作の小説である有頂天家族の第2期です。京都に暮らすたぬき・天狗・人間の面白可笑しい日常を描いた作品で、コミカル溢れる様子小気味よい掛け合いが印象的でした。京都の街並みも再現され、それでいてたぬき達の化け合戦や天狗・人間との勢力争いも楽しかったです。この作品は生真面目に見るものではありません。落語のような掛け合い・屁理屈だらけの掛け合いを半分受け流して見るものです。何しろこの作品に登場する人物のほとんどは阿呆なのですから。阿呆が阿呆に行動し生活する、そんな様子が楽しいのです。今作は第2期という事で二代目の帰朝というシナリオがアニメ化されたものでした。是非原作も読んでみたいと思わせましたね。「面白きことは良きことなり!」、この言葉通りの愉快な内容でした。

 という訳で今期はこの2本を見ておりました。どちらも軽いテンションで見れるのが良かったですね。私にとってアニメは暇つぶしですが、まさに暇をつぶすにちょうど良い雰囲気でした。
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  1. 2017/06/30(金) 19:50:23|
  2. アニメ
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Lv16

 今日は何もない休み。平日の休みですのでDDRやってました。最近はLv16の楽曲に全部クリアランプを付ける事を目標にプレイしてます。これが体力的にも筋力的にも辛いんですよね。

 現在稼働しているDDRはDDR A(読み方はエース)というバージョンでして(公式HPはこちらからどうぞ)、昨年の3月から稼働しております(過去記事はこちらからどうぞ)。DDRそのものは1998年に稼動開始しておりますのでいよいよ20周年が見えてきました。もちろん順風満帆という訳ではなく、何度も終了の危機を迎えては復活し現在の形を保っております。そんな長い歴史の中で作られた曲やステップは非常に多く、同時に難易度もどんどんインフレしていきましたね。現在のDDRはLv1~lv19の全19段階となっております。1998年稼動当初はLv8までの8段階であった事を考えると非常に幅が広がりました。ちなみに2009年に稼働したDDR Xでレベルは大きく改定されております(過去記事はこちらからどうぞ)。それまでLv10までの10段階だったものを一気にLv18までの18段階へと広げたのです。以前から同じLv10でも難易度に差がありすぎるという事が指摘されていた事を受けての改訂なのだろうと思っております。そんな歴史を歩み現在19段階になっている訳ですが、現在私が取り組んでいるのがLv16という事です。19段階中の16ですからね、正直世の中的に相当難しいと思います。自分の中で最も平均的で総合的なLv16だと思っている参考譜面を1つ挙げておきますが、とにかく地団駄振り回し、そしてノーツ数の多さがこの辺りから際立ってくるのです。ちなみに1998年に稼働したDDRですが、現行のLv16相当の楽曲が初めて登場したのは2003年のDDR EXTREMEでした。その時の裏ボスであるPARANOIA Survivor MAXのCDP参考動画はこちらからどうぞ)は当時の最強として君臨し、その後次回作であるDDR SuperNOVAが出るまで無敵だったのです。そんな超高難易度曲も今では19段階中の16です。とんでもないインフレだと思います。そしてそんなLv16に果敢に挑戦している自分も自分だと思いますね。私も30歳をとうに超えておりますが、未だにスコアは伸びており高難易度の曲も新たにクリア出来ているんですよね。普通30ともなれば体力的にも筋力的にも下り坂のはずなのですが、意外とそうではないんですよね。DDRは若い人のゲームではない、それを私自身が体現していこうと思います。既にLv15までは全部埋めました。正直Lv16はまだまだ未知の世界なのですが、半分以上はクリアランプを付けておりますので出来るところまで頑張りたいですね。

 何よりもDDRやり終わって家に帰ってきて入る風呂が格別に気持ちいいんですよね。火照った足を浮かべながら何も考えずにマッタリする、これ程幸せな事はありません。まあ、翌日は確実に筋肉痛なんですけどね。
  1. 2017/06/26(月) 23:30:05|
  2. DDR(BEMANI関係)
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退職記念パーティー

 今日は何もない休み。午後から荻窪で知り合いとずっと雑談してまして、気がつけばこんな時間になってました。梅雨らしいジメッとした一日でしたね。

 そして昨日ですが、私が大学院時代にお世話になった教授退職記念パーティーが行われた関係で仙台に行っておりました。過去に日記で書いておりますが、私は大学院に進学しており2年間は仙台で生活しておりました。大学は新潟で生活しておりまして、大学院に進学するにあたってどうしても進みたい研究室があったので仙台に変えております。私の人生において、この仙台での2年間が最も濃密で忙しかった時間でした。大学院生というものは学生でありながら研究者である狭間の存在です。その為基本的に研究テーマは指導教官から与えられますが研究そのものは自分自身が主体的に行わなければならず、簡単に答えを教えてくれません。加えて研究室によっては共同で実験を行わなければいけないところもあり、自分の為だけの研究が出来るわけではありません。出来の悪かった私にとって研究室での生活は毎日が必死であり、付いていくだけで精一杯でしたね。それでもなんとか修士論文を書き上げる事ができ、無事卒業・就職する事が出来ました。当時の大変だった記憶も日記に書いてました。何日も徹夜して、夢なのか現実なのか分からない時間を過ごした事もありました。それでも修士論文を書き上げる事が出来たのは、研究室の先輩や指導教官・何よりも今回退職された教授のお陰でした。そんな教授の退職記念パーティーですので、なにが何でも日程を調整して行こうと決めており、叶う事が出来ました。

 退職記念パーティーは前半と後半で分かれており、前半は教授を含め研究室に縁のある方々の記念研究会でした。研究会は私が所属していた研究室がある施設で行われました。卒業したのはもう8年以上も前ですが、昨年に記念行事で訪問しておりましたのでそこまで懐かしさはありませんでした。そして研究会と言いましてもそこまでアカデミックな内容ではなく、講演者と教授との思い出話一緒に作った実験装置の内容がほとんどでした。その中には私の姿も写っており、また自分が修士論文を書き上げた実験装置も紹介されていてとても懐かしかったです。途中で「面白いなと思ったことはどんどん追求せい」「金持ちほどケチや」「チャンスがあったら発表せい」など教授のウィットに富んだ言葉も紹介され、終始和やかな時間でした。後半ば会場を移し立食パーティーとなりました。全部で100人以上もの人が参加しており、現役の研究生・私のような研究室OB・他の大学のゆかりのある方などとにかく沢山であり、教授のエピソードなど様々な事が語られました。私としてましては、当時一緒に研究した懐かしい方々と再会できて嬉しかったです。当時の思い出話や今何をしているかなど、とにかくなんでも話してました。気が付けば閉会の時間となり新幹線の時間となっておりましたので、名残惜しかったですが日帰りの仙台となりました。

 研究室の話をするたびに書いている気がするのですが、私にとって研究者というものはすべからく尊敬の対象です。研究って、結果が保証されている訳ではありません。むしろ保証されていない事の方がほとんどです。加えて結果が分かるまで何日も何ヶ月も実験や観察を行わなければならないのです。私の研究室でも実験が始まれば3週間は実験室に篭りきりになります。途中シフトを組んで交代しながらも、手の空いている人は解析を並行して行います。そして実験装置も割と自力で作ったりします。私の研究室はそこまでお金がありませんでした。それでもやりたい事を実現するためにはそれなりの実験装置が必要でした。ではどうするか、自分たちで作り上げるのです。私自身、大学院に入って初めて旋盤などの機械を触りました。大学院生がこんな事をするなんて思いもしませんでした。それでも、限られた予算の中で道具を準備し結果を出す目的と情熱がなければ絶対に達成できない事です。好きでなければ続けられない世界です。何しろこれで生きていかなければいけないのですから。そんな研究生活を定年まで続けられた教授は本当に凄いと思っております。人間性も良く、この人が教授で本当に良かったと思っております。あの時の2年間は今でもありありと思い出せます。そんな自分の人生の大きな基礎になった時間を、十分に懐かしく振り返えさせて頂きました。

 次に仙台に来るのはいつになるでしょうか。記念行事やお世話になった教授の退職も終わりましたので、暫くは行くことがないかも知れませんね。それでも当時お世話になった研究室の方々は意外と近くにいることが分かりましたので、時間があればまた飲んだりして旧交を温めようと思いました。
  1. 2017/06/25(日) 23:51:17|
  2. イベント
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百合ボイスドラマ『死埋葬』

 今日は普通の日勤。日中はずっと大雨で、今日が現場仕事だったと思うと末恐ろしいです。明日は晴れるみたいで、現場仕事なので丁度良いタイミングですね。

 今回もM3-2017春で入手したCDについて書こうと思います。今回紹介するのはF.T.W.というサークルの百合ボイスドラマ『死埋葬』です。

百合ボイスドラマ『死埋葬』 - F.T.W.
F.T.W.さんは千葉ノダヲ氏が代表を勤めている個人サークルです。F.T.W.さん初めてお会いしたのはC87で同人ゲームの島サークルを回っている時でした。その時に手に取らせて頂いたのが、今回のボイスドラマの元作品になる「死埋葬」です。非常に柔らかい女の子の姿とは裏腹に死というキーワードがちらつく作品で、F.T.W.さんのカラーを意識する事が出来ました。その後F.T.W.さんとはノベルゲーム部や各種即売会で何度もお世話になり、現在リリースされているビジュアルノベル作品は全てプレイさせて頂いております。そんなF.T.W.さんが新作として出されたのが死埋葬のボイスドラマでした。正直驚きました。ビジュアルノベルを作るサークルさんだと思っていましたが、ボイスドラマにも参戦するとは思っても見ませんでした。パッケージもメインヒロインである頬椋遠と頬椋近の新しいビジュアルで、あの世界観がどんな風に蘇るのが大変興味がありました。シナリオとしましてはビジュアルノベルと同じでした。ですが、第一声を聴いてゾクッと来ました。ああ、頬椋遠ってこういう声なんだって思いました。それだけ声の力というものは非常に大きく、どの声優さんもキャラクターへの気持ちが入っていてシナリオがありありと思い出せました。何よりも2時間30分の大ボリュームです。私は死埋葬を1時間30分でプレイしたのですが、それ以上にじっくりと時間を変えて味わさせて頂きました。死埋葬をプレイされた方であれば勿論、そうではない方にも是非聞いて頂きたい作品です。

 私は特別ボイスドラマに手を出すことはありません。あってもプレイした事があるビジュアルノベルにまつわるものが殆どです。それでも時々同人音楽の中でもセリフパートを含めたコンセプトアルバムを聞くことがあり、紡がれる言葉に耳を傾けると音楽を聴くのとは違った味わいを感じます。
  1. 2017/06/21(水) 20:38:36|
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Reflorescence、SWING-BY NIBIRU

 今日は夜勤。夜だけの勤務ですので日中は普通に部屋でマッタリしてました。この日記を書き終えたら出社しようと思います。

 今回もM3-2017春で入手したCDについて書こうと思います。今回紹介するのはAzurというサークルのReflorescence風遊というサークルのSWING-BY NIBIRUです。今回はどちらも同人音楽創作会に関わっているサークルさんの作品です。

 同人音楽創作会公式HPはこちらからどうぞ)とは、Trial & Errorというサークル(公式HPはこちらからどうぞ)の代表である阪神総一氏を中心とした「同人音楽」を広める為に活動している会です。阪神総一氏は同人ビジュアルノベルのボーカル曲やBGMも制作されており、その繋がりでノベルゲーム部公式HPはこちらからどうぞ)にも所属しておりその中で知り合いました。その後同人音楽創作会を結成され、COMITIAのみならずM3など様々な場面で活動しております。同人音楽創作会の方々とはM3を始め様々な場面でお話させて頂き、ノベルゲーム部終了後の打ち上げでは毎回二次会と称してつけ麺を食べるようになってる気がします。今回はそんな同人音楽創作会に関わっているサークルさんの作品2つを紹介します。

Reflorescence - Azur
AzurさんはギタリストであるTomo氏を代表とした音楽サークルです。Tomo氏の特徴を一言で言えば筋肉です。その筋肉隆々な姿はボディビルダー顔負けでして、その体格のイメージそのままの明るい性格をしております。Tomo氏が作られる楽曲の特徴はメタルです。今回の新作であるReflorescence女性ボーカルもので、メタルを基調としており雰囲気は和風でアニメチックと様々な要素を含んでおります。メタルらしくギュンギュン鳴るギターとそれに負けないボーカリストの力強い声が特徴ですね。曲数は4曲であり、元気をもらえる1枚となっております。ライブ栄えする内容でした。

SWING-BY NIBIRU - 風遊
風遊さんはボーカリストでありながらレイヤーやニコ生出演など様々な活動を行っております。実は風遊さんを知ったのは今回が初めてでして、きっかけは同人音楽創作会に所属しているカケルスタジオさん(公式HPはこちらからどうぞ)の代表であるねぱ氏が作曲を担当されていた事でした。カケルスタジオさんの作品はぼくとわたしのアストロノート過去記事はこちらからどうぞ)という作品を聞かせて頂き、宇宙を思わせる静かで遠いイメージのサウンドが印象的でした。今回の新作であるSWING-BY NIBIRUもまた宇宙をテーマとしており、インストゥルメンタル・ボーカルと他ジャンルの楽曲を収録しております。1周聞いただけでは伝わらない魅力があり、宇宙の果てしなさを連想しました。

 同人音楽創作会の方々とノベルゲーム部との繋がりも結構な年数になっており、是非これからも相互協力出来たらいいですね。ビジュアルノベルに音楽は欠かせない要素ですし、これを切っ掛けに音楽サークルの方と同人ゲームサークルの方が知り合えたら最高だと思います。
  1. 2017/06/18(日) 16:17:10|
  2. 音楽CD
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刀心幻戯 序、SUPER STAR、ALV-04

 今日は夜勤明け。7月に向けて自分の事務所で全体的に夜勤の数が増えてきました。自分の担当ではない件名の夜勤に出ることもしょっちゅうです。こういう時こそ事務所全体でバランスとっていく事が大切ですね。

 今回もM3-2017春で入手したCDについて書こうと思います。今回紹介するのはABSOLUTE CASTAWAYというサークルの刀心幻戯 序forestというサークルのSUPER STARALVINEというサークルのALV-04です。今回は全部女性ボーカルです。

刀心幻戯 序 - ABSOLUTE CASTAWAY
ABSOLUTE CASTAWAYさんは中恵光城氏という女性ボーカリストの個人サークルです。同人商業問わず様々な場面で活動しており、ビジュアルノベルをプレイされている方であれば聞いた事があるかも知れません。私としては2016年にプレイしたまいてつ公式HPはこちらからどうぞ)の主題歌であるレイル・ロマネスク参考音源はこちらからどうぞ)の印象が強いですね。伸びやかなボーカルが印象的で歌詞も聞き取りやすく好きです。今回の新作である刀心幻戯 序和風ファンタジーです。3曲のボーカルとそのインストの合計6曲が収録されており、まさにこれこそが和風ファンタジーという内容でしたね。平たく言えば最高です。1曲目の刀心ロマンチカと2曲目の迷い鶴短調をベースにしていながら力強さを忘れない、ノスタルジーを感じさせる日本人が絶対に好きなサウンドです。3曲目の狐福日和シンコペーションを多用しており、これもまた日本人が好むサウンドです。そしてそれ以上に注目して欲しいのは歌詞です。少女と狐の2人が穢れを切り払うというバックシナリオに基づいており、中恵光城氏の聞き取りやすい声で鮮やかに歌われます。個人的には1曲目の刀心ロマンチカの「一」「二」「三」「四」「五」「六」「七」「八」と刻んていく様子が大好きです。

SUPER STAR - forest
forestさんははな氏という女性ボーカリストの個人サークルです。はな氏もまた同人商業問わず様々な場面で活躍しており、特に商業では私がここ数年プレイしたビジュアルノベルで一二を争うくらい好きなサクラノ詩公式HPはこちらからどうぞ)の主題歌である櫻ノ詩過去記事はこちらからどうぞ)が大変お気に入りです。特徴はやはり力強く伸びやかなボーカルだと思っております。発音もハッキリしており、高温でも落ちる事のない声量は安定感があります。forestさんは今年で10周年を向かえられたそうです。今回の新作であるSUPER STARはそんな自身の10周年記念作品の第一弾として制作されたものです。全2曲のシングルという事で曲数は少なめですが、テクノポップな曲ははな氏に大変お似合いであり楽しい気持ちになります。特に1曲目のSUPER STARという曲は小室世代のJ-POPを彷彿とさせ、手足でリズムを刻みながら聞きたい一曲でしたね。

ALV-04 - ALVINE
ALVINEさんは琉姫アルナ氏が代表を勤める総合音楽制作団体です。シンセサイザーをメインとした楽曲を得意としており、ボーカリストも複数在籍していて非常に更新の頻度が高いサークルさんです。こちらも勿論同人商業問わず活動しており、アニメでも名前を見ますので知名度は大きいのではないかと思っております。今回の新作であるALV-04オムニバスボーカルアルバムシリーズです。その名の通り様々なジャンルの楽曲が収録されたアルバムであり、全8曲収録されておりますが同じような曲は1つもありません。様々な場面で聞いて欲しい曲ばかりです。ボーカリストも4人が2曲ずつ担当しており、それぞれお得意のジャンルで歌っているように思えました。個人的には1曲目のHeaven or Hellと4曲目のARK~招かざる足音~がお気に入りですね。サウンドそのものに物語性があると言いますか、聴き始めと聴き終わりで印象が違ってきます。

 私がボーカル曲を聴くときに一番注目するのは歌詞が聞き取りやすいかです。今回紹介した3サークルの女性ボーカリストの方はみなハッキリした発音であり、歌詞を届けようという気持ちを感じました。歌詞が分かるように歌う、この当たり前のような事が意外と難しいんですよね。
  1. 2017/06/16(金) 15:40:30|
  2. 音楽CD
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顔ニモマケズ

 今日は夜勤明け。梅雨らしく雨が降ったり霧雨になったりととにかく湿度が高い1日でした。これから少しずつ仕事の方も忙しくなってきますので、体調管理には注意ですね。

 ついこの前、タイトルで書いている「顔ニモマケズ」という本を読みました。最近読んだ本の中で特に印象的であり、色々と思うところがありましたのでここで感想を書いてみようと思います。

顔ニモマケズ ―どんな「見た目」でも幸せになれることを証明した9人の物語 - 水野 敬也

 本書は、著者である水野敬也氏がインタビューを行った9人の方との談話を掲載しております。氏がインタビューを行った9人の方には共通点があります。それは病気により「見た目」が普通の人と違っている事です。顔が左右対称でなかったり、肌色が違っていたり、骨格が歪んでいたり、その姿はひと目で分かるものでした。見た目というものは自分が自分である事の最も大きなファクターだと思います。それは顔だけではなく、身長・体重・太っている・痩せている・顔のシワ1つ・白髪1本まで何でもです。特に本書でインタビューを受けた9人の方は見た目に大きな特徴が有り、大変苦悩された事が書かれておりました。そして現在になっても自分の見た目と向き合いながら、それでも人生を楽しく過ごしている。そんな姿をありのままに描いております。

 この本を読まれた方は何故この本を手にとったのでしょうか?恐らく自分の中に悩みや劣等感があって、それを解決する方法を見つけようと思ったのではないでしょうか?最後まで読み終わって、この本に登場する9人の方も私達も本質は同じなんだなと思いました。見た目が違う、それは誰もが同じです。多かれ少なかれ、他人の姿に憧れを抱き同時に劣等感を抱いていると思います。ですが、自分の顔を変えるなんてそう簡単に出来るものではありません。整形手術を施してもいつまでも理想の姿を保つことは出来ません。どうしても変えられないものはある、であるならばそれについて悩む事に意味はないのではないでしょうか?今の自分に何が出来るのか。今の自分は何がしたいのか。この本に登場する9人の方も、同じ事を語っておりました。それは自分の見た目への劣等感を受け入れた証、だからこそ9人の方が輝いて見えたのだと思います。

 この本には水野敬也氏と9人の方との談話が掲載されております。そしてその後に取材後記と談話の中で学んだことが書かれております。何よりも、9人の方の写真がたくさん掲載されております。この本から何を感じるかは、あなた次第です。それでも、この本を手にとった時の気持ちと理由を忘れないで下さい。何も考えずに読まないで下さい。そうすれば、必ず何か心に思う事があると思います。
  1. 2017/06/13(火) 18:17:10|
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Ghost Sense、しあわせになりたい、夢色のアリス、裏切りの龍とはじまりの祈姫

 今日は普通の日勤。夜は会社で懇親会があったのですけど、他系統の人ばかりでしたので中々厳しかったですね。それよりも、終わったあとに同期とサシでかしら屋で飲んでた方が楽しかったです。

 今回もM3-2017春で入手したCDについて書こうと思います。今回紹介するのは葉月ゆらというシンガーソングライターのGhost Senseお人形になりたい。というサークルのしあわせになりたい・夢色のアリスAKATSUKIというサークルの裏切りの龍とはじまりの祈姫です。今回は全部ファンタジーです。

Ghost Sense - 葉月ゆら
葉月ゆらについてはこの日記の中でも何度も紹介させて頂いております。女性のシンガーソングライターであり、ダークメルヘンの女王として多くのファンに愛されております。その名の通り、彼女が得意としているのはゴシックメルヘンといった楽曲です。毎回毛色の違うファンタジーな世界観を演出しており、私のようにツボにはまった人は二度と抜け出すことが出来ませんね。私が葉月ゆらで一番好きなのは独特の甘ったるいボイスです。これこそがダークメルヘンの女王としての地位を確立していると思っております。今回の新作であるGhost Senseもまた完全なダークファンタジーです。スピードコア・スウィング・ゴシックなどジャンルは様々ですが、全体として夜空がお似合いな曲ばかりですね。優劣付け難いくらいどの曲も好きです。プロローグとエピローグを含めた計7曲があなたをダークファンタジーな世界へと連れて行ってくれます。

しあわせになりたい - お人形になりたい。
夢色のアリス - お人形になりたい。
お人形になりたい。さんは、比較的最近存じ上げたサークルさんです。そのサークル名の通りメルヘンで可愛らしい楽曲を制作されており、久しぶりに一目惚れしたサークルさんでもあります。お人形になりたい。さんを知る切っ掛けになったのはCOMITIA117chiepommeさん(公式HPはこちらからどうぞ)というサークルの作品であるstar-go-roundを手にとった事です。とにかくメルヘンで可愛らしい圧倒的ファンタジーな世界へと私を引っ張ってくれた作品で衝撃を覚えた事を覚えております。そんなchiepommeさんの隣にいらしたのがお人形になりたい。さんであり、その後M3-2016秋Fantastic dollC91Horoscope Serenadeを買わせて頂きすっかりファンになってしまいました。今回紹介している2枚は旧作です。M3-2017春でお人形にになりたい。さんに逢えたら過去作全て買おうと決めておりまして、それで入手することが叶いました。それぞれ2曲ずつ収録されたシングルですが、透き通った声で奏でられる世界にいつまでも浸っていたくなります。毒されるというのはこういう事を言うのかも知れません。何周しても飽きませんからね。これもまた中毒になるサウンドです。

裏切りの龍とはじまりの祈姫 - AKATSUKI
AKATSUKIさんを初めて知ったのはM3-2014秋でした。物語性のあるコンセプトCDが印象的なサークルさんであり、生音に拘った重厚なサウンドが記憶に残っております。ゴシックでもメルヘンでもない、物語の為の音楽です。その為メロディ・歌詞・声を含めた全ての要素でファンタジーを表現しております。今回の新作である裏切りの龍とはじまりの祈姫は物語と音楽を綴るNJLVProjectというシリーズ物の第4弾になります。トールケースいっぱいに水彩画で書かれた龍と少女の姿が想像力を駆り立ててくれます。ボーカル2曲にインストゥルメンタル1曲を挟んだ構成となっており、賛美歌のようなコーラスから始まりアニメのエンディングの様な落ち着いた雰囲気で終わります。たった3曲でも物語性を出せるのが素直に凄いと思いました。まだまだ続くシリーズの様ですので、次回作が楽しみです。

 同人音楽は、同人ですのでもちろん好きなものを作ればそれでいいと思うのですけど、こういったファンタジーに突き抜けているものは中々商業では見る事が出来ません。万人受けしないからこそ突き刺さる人には突き刺さる、こういう楽曲に出会えた瞬間が嬉しいですね。
  1. 2017/06/08(木) 23:05:38|
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同人ゲーム・オブ・ザ・イヤー2016

 今日はタイトルにあります同人ゲーム・オブ・ザ・イヤー2016(以下どげざ2016)というイベントに参加してきました。毎年この時期に行われる恒例イベントであり、同人ビジュアルノベルを嗜んでいる方であれば是非注目して頂きたいイベントだと思っております。

 どげざ2016とは、おすすめ同人紹介公式HPはこちらからどうぞ)というサイトを運営しているみなみ氏が企画しているイベントです。みなみ氏が2016年度にプレイした同人ビジュアルノベルの中から幾つかの部門に分けて作品を紹介し表彰するというものです。アカデミー賞の同人ビジュアルノベル版ですね。初めて参加したのは4年前のどげざ2012でした。この時はまだみなみ氏と面識が無いだけではなく同人ビジュアルノベルそのものに対して関わりが薄い時期でした。それから各種即売会やイベントに参加していく中で徐々に顔なじみの方が増えていき、サークルさんやプレイヤーの方の知り合いが増えていきました。それに比例するようにどげざに参加する知り合いの方も当然増えて行き、毎年の楽しみなイベントとなっていきました。どげざに参加する人は間違いなく同人ビジュアルノベルが好きな人です。今回も旧交を温めるために、そして新しい出会いを求めて参加してきました。

 今回はそのみなみ氏と一緒に会場に向かいました。実は私が現在住んでいるところとみなみ氏が住んでいるところは割と近かったりします。今回はみなみ氏の運転する車に乗せて頂きました。会場には10:30前に着き、会場設営や機材準備などを手伝いました。そうしているうちに顔なじみの方々も増えていき、加えてTwitterでしか知らなかった方と新たに知り合いとなる事ができ盛り上がりました。最終的に30人以上の観覧者となり、14:00の開始を迎えました。どげざ2016では全部で50タイトルがノミネートされておりました。どれも個性的な作品ばかりで、ジャンルも様々ですのでどれかは必ず琴線にふれる物があると思います。私もノミネート作品中17タイトルはプレイ済みであり、自分の感想とみなみ氏の感想を比較しながら、そして周りの人と語り合いながら見ておりました。17:30にどげざ2016は終了し、その後同じ会場での懇親会となりました。懇親会は約20人の参加で、プレイヤーの方を中心にサークルさんもおりもうザックバランな時間でした。本当あっという間という言葉がこれ程はまるのは無いですね。朝から夜まで、本当に同人ビジュアルノベル漬けな1日でした。

 どげざは結果として賞は付きます。ですがこれは賞を競いあったり一喜一憂するイベントではなく、ただ単純に作品を知ってもらうイベントだと思っております。賞を受賞した作品というのは、言ってしまえばみなみ氏が個人的にそう思っただけの作品です。大切なのは、賞に関わらず気になった作品を見つけられたらそれで十分だということです。あなたが気になった作品があれば、それがあなたにとっての賞になるのです。そしてきっとその先に自分だけのどげざが待っているのだと思います。今回のどげざ2016を切っ掛けにして、1つでも沢山の方に同人ビジュアルノベルをプレイして頂きたいですし作品が広まれば良いと思います。最後になりましたが、このような手の掛かったイベントを開催して頂き、みなみ氏に感謝しても仕切れませんね。本当にお疲れさまでした。そして今回お会いした全ての皆さん、ありがとうございました。

 私も上で17タイトルはプレイしたと書きましたが、他の33タイトルはプレイしてないんですよね。そして幾つか気になる作品も見つける事が出来ました。直ぐにプレイとはならないと思いますけど、気持ちが冷めないうちに早速遊んでみようと思いました。
  1. 2017/06/05(月) 00:06:26|
  2. イベント
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IRREGULAR NATION 3、YABAICORE、HYBRID MONSTER 3、葛西ハーコーズEP2

 今日は何もない休み。今日は一日引きこもって色々物書きしようと思っております。明日はおすすめ同人紹介HPはこちらからどうぞ)のみなみ氏主催の同人ゲーム・オブ・ザ・イヤー2016ですので、それに対する布石になります。

 今回もM3-2017春で入手したCDについて書こうと思います。今回紹介するのはHARDCORE TANO*CというサークルのIRREGULAR NATION 3・YABAICORESKETCH UP! Rec.というレーベルのHYBRID MONSTER 3葛西ハーコーズという野球チームの葛西ハーコーズEP2です。全部ハードコアテクノです。

IRREGULAR NATION 3 - HARDCORE TANO*C
YABAICORE - HARDCORE TANO*C
HARDCORE TANO*CはコンポーザであるREDALiCE公式HPはこちらからどうぞ)が代表を勤めるハードコアテクノ製作サークルです。読み方はそのままでハードコアタノシーです。単純にハードコアテクノが好きな人たちが集まって好きなようにハードコアテクノな楽曲を制作しております。M3では毎回新作を発表しており、このサークルを抑えておけばハードコアテクノは十分なのではないかと思う程です。ですが今回の新作2枚はどちらもちょっと毛色が違った内容でした。1枚目のIRREGULAR NATION 3は、何とハードコアテクノではありません。ハウス・ガバ・トランスといったジャンルの楽曲のみです。これは普段ハードコアテクノを得意としているアーティストが敢えて違うジャンルを作ってみたというシリーズ物です。そのコンセプト通り、賑やかで楽しい雰囲気ではなく地下のクラブで流れていそうなシックな雰囲気のアルバムでした。2枚目のYABAICOREは、逆にハードコアテクノ全開です。ですが強いて言えばUKハードコアの印象が強く、言ってしまえばやかましいのです。声ネタあり・効果音ありで楽しければそれで良いという潔さを感じます。まあアルバムのタイトルがヤバいコアですからね。こういうノリを全力で楽しめるのがHARDCORE TANO*Cだと思っております。

HYBRID MONSTER 3 - SKETCH UP! Rec.
SKETCH UP! Rec.はコンポーザであるDJ Noriken公式HPはこちらからどうぞ)が代表を勤めるレーべルです。上記のHARDCORE TANO*Cのメンバーでもあり、主にUKハードコアを主軸としております。最近はBEMANIシリーズのSOUND VOLTEXbeatmania IIDXにも楽曲提供しており、私は同作品はプレイしていませんが名前は伺っておりました。SKETCH UP! Rec.のアルバムを購入したのは今作が初めてでした。ハードコアテクノの中で有名なアーティストが多く参加しており、全体としてアップテンポな部分が共通点ですが、各アーティストらしいテンションの差を感じる聴き応えのあるアルバムとなっております。メロディックな曲もあり、ノイズ中心の曲もあり、声ネタを永遠と繰り返すものもあり、古今東西お祭りハードコアサウンドコンピレーションというキャッチフレーズそのままでした。一番好きな曲は代表であるDJ NorikenのTime To Playという曲ですね。冒頭からキラキラしたメロディが流れ、追従するかのように声ネタやパーカッションの厚みが増してきます。そして途中のトランスを経て一番の盛り上がりにたどり着く構成がお気に入りです。

葛西ハーコーズEP2 - 葛西ハーコーズ
葛西ハーコーズDJ Genki・かめりあ・C-Chowを中心とした野球チームです。狙ったかのようなジャケットと直球なネタ要素が潔いですね。このジャケットでどんなハードコアテクノを聞かせてくれるんだろう、ある意味一番楽しみなアルバムでした。聞いてみたらとてもビックリ、野球でお馴染みのサウンドをリスペクトしながらその中身は正当なハッピーハードコアやスピードコアでした。定番の声ネタやメロディックなサウンドは彼らのお得意分野であり、それでもベースには野球が息づいているのです。かと思えば、野球とは関係ないアニメのパロネタなどもありました。作曲者は葛西ハーコーズだけではなく多くのアーティストが関わっているみたいです。基本的にどの曲も楽しいのですけど、やはり葛西ハーコーズが作った楽曲がノリに乗ってて好きです。ネタ満載でありながらハッピーハードコアやスピードコアの楽しさが損なわれていない、そのバランスが素晴らしいと思いました。

 ハードコアテクノのCDは定期的に購入しておりますけど、もう何がハッピーハードコアで何がUKハードコアで何がスピードコアなのか分からなくなってきますね。実際のところ明確なジャンル分けはないのかも知れません。と言うよりも、ジャンル分けする意味もないのかも知れませんね。
  1. 2017/06/03(土) 10:36:56|
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Author:M.M
HPでビジュアルノベルのレビュー等を公開しております。
ビジュアルノベル部ソムリエ担当。
【ビジュアルノベル】同人多め
【DDR】DP八段
【吹奏楽】楽器はTuba

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