今日もM3-2016秋で入手したCDの紹介です。今回紹介するのはラブリコットという2人組の女性ボーカルユニット(公式HPはこちらからどうぞ)の新作であるPrimary*Step、かめりあというコンポーザ(公式HPはこちらからどうぞ)の新作であるCyphisonia E.P、P*Lightというコンポーザ(公式HPはこちらからどうぞ)の新作であるAre You Happy?です。この3者に共通しているのは全員がBEMANI関係で楽曲を提供しているという事、特にここ最近頭角を現し注目されているという事です。3者とも全員全く違った個性を持ち、その分BEMANIの楽曲としても非常に幅が広がっている印象です。初めにPrimary*Stepです。ラブリコットはななひら氏とココ氏の2人組のユニットで、両者共とっても快活で明るいロリボイスを持っております。所謂電波というジャンルですけど、曲そのものにも勢いがあり加えて2人の明るいボイスですのでテンションが上がること間違いありません。今作が1stアルバムという事で全11曲と大ボリュームであり、特に2曲目のスタートラインという曲はシングル時代から聞いていたお気に入りの1曲です。続いてCyphisonia E.Pです。かめりあ氏は個人的にはハードコアの楽曲を多く作る印象を持っておりますが、実際はドラムベースだったりピアノだったりと多彩です。というよりも一曲の中に複数のジャンルや楽器を組み合わせており、一言では言えない世界観を作っております。繊細かと思えば重々しかったり、それでもそれらの一見相反する属性がうまく融合し綺麗に仕上げているのはかめりあ氏のセンスだと思っております。そして今作には何やら暗号が仕込まれているそうです。暗号は全て曲の中にあり、これを解くことで追加楽曲がDL出来るのだとか。私もまだ解けてませんのでこれは是非見つけたいですね。続いてAre You Happy?です。P*Lightはハッピーハードコアが得意な印象ですね。とにかくBPMが大きい=速い曲が多く、加えて様々な効果音や声ネタを取り込んでおり盛り上げる要素をこれでもかと用意しております。一方で女性ボーカルを起用した正当なポップもよく作曲しており、個人的にはこちらの方が好みです。今作は全15曲の大ボリュームであり、別アーティストのアレンジも収録されている豪華な仕様で聞いていてとても楽しい時間でした。普段BEMANIだけでは見られない姿が見られるのが同人の良いところですね。どちらもそれぞれの魅力が満載ですので商業同人双方に注目していければと思っております。
今日はM3-2016秋で入手したCDの紹介です。今回紹介するのはsakuzyoというコンポーザ(公式HPはこちらからどうぞ)の新作であるFood and Musikです。sakuzyo氏は同人音楽制作レーベルDiverse System(公式HPはこちらからどうぞ)に所属しており、多彩なジャンルの楽曲を提供してくれます。Diverse Systemの多くのコンピレーションCDに参加しており、どのCDを買ってもsakuzyo氏の曲を聴くことが出来ます。最近ではBEMANIシリーズでも楽曲提供を行っており(過去記事はこちらからどうぞ)、好きなコンポーザの曲がBEMANIシリーズでプレイ出来るのはこの上ない喜びです。ここ最近はsakuzyo氏のソロアルバムも発売されるようになり、今作もそんなソロアルバムも1つであります。タイトルの通り食べ物をテーマ、というよりも食事をしている時に聞いていたくなる曲をテーマとしております。全部で12曲収録されているのですが、ランチタイム・ディナータイム・ティータイムなどの様に時間に分けて、そこから更に軽食・お茶など場面も分けた曲構成となっております。食事の時に聞きたい曲という事で基本どの曲もそこまで激しくはなく落ち着いているのですが、使っている楽器やテンポは様々でありsakuzyo氏がイメージする食事の風景が見えるようです。個人的には2曲目のLight Mealと6曲目のWorks and Coffeeが好きです。ジャンルも様々ですので一概に好き嫌いを決める必要はないのですが、この2曲が私の中でいつまでもお店で聞いていたいと思わせてくれました。タイトルの通り、軽食を食べながらもしくはコーヒーを飲みながら聞いていたい曲です。sakuzyo氏のソロアルバムは今作のようにコンセプトが分かり易い物が多く楽しくなれるものばかりです。これからも楽しい1枚を聞かせて欲しいですね。
今日もM3-2016秋で入手した音楽CDの感想を書きます。今回紹介するのはBarbarian On The Groove(公式HPはこちらからどうぞ)の新作であるTribalismoと、bassy(公式HPはこちらからどうぞ)の新作であるニューロンの宴の2枚です。両者とも完全にこの日記の常連になっております。常に安定したクオリティで楽曲を届けてくれるサークルさんでいつも安心して買わせて頂いております。どちらのサークルさんも個性はあれどそこまで尖ってはいない、言うなれば作業用として聞けるボーカル曲が特徴でしょうか。まずはTribalismoです。Barbarian On The Grooveの作品に初めて出会ってからもう5年以上経過しておりますが、とにかくボーカリストの力強さが印象的です。ビジュアルノベル界では比較的有名なボーカリストを起用しているという事も理由ですが、旋律の展開や楽器の使い方がボーカリストを最大限立てるように構成されているんですよね。単純に歌いやすいのだと思います。そんなBarbarian On The GrooveのメンバーであるWight氏のベストアルバムがこのTribalismoであり、昔からのファンであれば懐かしさを感じると思います。私はそこまでキャリアが長くありませんのでどれも新作に思えます。ちなみに過去に収録されているものとボーカリストを変えて収録しているみたいですので、誰にとっても嬉しい一枚です。次にニューロンの宴です。bassyの作品とも出会って5年経過しておりますね。とにかく多彩なサウンドを作り上げるマルチな才能を持った方という印象ですが、ここ最近は児童曲と言いますか非常に親しみやすいサウンド曲を多く作っております。今回の新作であるニューロンの宴も同様の傾向で、chikaというボーカリストとの共作という点が特徴です。一言で言えば可愛いです。茶太をイメージさせる呟くような歌い方に小気味よいリズムのサウンドが非常に良くマッチし、何周聞いても飽きる事がありません。まさに同人らしい作品であり、癒される一枚となっております。毎回必ず買わせて頂いている2サークルですが、今回も変わりない作風で安心しました。また次回新作が世に出ることを祈ります。
今日もM3-2016秋で入手した音楽CDの感想を書きます。今回紹介するのは葉月ゆら(公式HPはこちらからどうぞ)の新作であるORGIAとHalloween of the Deadの2枚です。コミケやM3がある度に葉月ゆらの新作を楽しみにしている自分がいます。独特の甘ったるいボイスにゴシックやダークメルヘンな雰囲気な曲に完全にハマってますね。4年半前に初めて葉月ゆらの事を知ってから、もうかなりの枚数CDを買わせて頂いております。今回の新作は葉月ゆらソロとしての新作であるORGIAと、葉月ゆらとDropの2人組のユニットである清風明月としての新作であるHalloween of the Deadの2枚です。初めにORGIAですが、これは曲ごとにコンポーザが別々作曲しておりボーカルは全て葉月ゆらです。その為同じダークメルヘンでありながら雰囲気は様々であり、荒々しいものから荘厳なものまで多岐に渡っております。特にアルバムのタイトルにもなっているORGIAは中々おどろおどろしいものになっており、ダークメルヘンと言いながらメルヘンさはかなり鳴りを潜めてますね。曲数は全部で7曲であり、あっという間に全部聴き終えてしまうと思います。これに対してHalloween of the Deadですが、こちらはDrop氏が全て作曲しているという事でいつものおどけたゴシップの葉月ゆらを楽しむ事が出来ます。私が葉月ゆらを好きになった切っ掛けがそのまま詰まっていると言っても言い過ぎではありません。どこか安心感すらあり、展開が読めますので頭を使わず葉月ゆらの歌声に身も心も預ける事が出来ます。是非この路線は続けていって欲しいと思います。こちらも全部で7曲です。どちらのアルバムにも共通なのは葉月ゆらの甘ったるいボイス。2枚合わせて14曲ですが45分程度ですので是非どちらも聞いて頂きリピーターになって欲しいと思いますね。楽しい気持ちになれます。
今回から早速M3-2016秋で入手した音楽CDの感想を書いていこうと思います。まず1番目に紹介するのはくらやみ横丁さん(HPはこちらからどうぞ)、Episode&Melodyさん(HPはこちらからどうぞ)、君の音。さん(HPはこちらからどうぞ)の3サークル合同作品であるLike a Night Fishです(特設HPはこちらからどうぞ)。こちらはくらやみ横丁さんで連載している川底幻燈(HPはこちらからどうぞ)という漫画をイメージしたアルバムとなっております。川底幻燈は東京・隅田川を臨む東向島を舞台にした、仄暗く甘く切ない現代異界ファンタジー漫画でして、中学生の淡い心の揺れ動きと川底というファンタジーながらもどこか心落ち着ける雰囲気が魅力です。とにかく水の描写が非常に丁寧でして、くらやみ横丁さんの人物の絵柄との親和性もあり唯一無二の世界観を作り出しております。以前COMITIA113の時に同じくくらやみ横丁さんでフエラムネの向こう側というCDを手に取らせて頂いたのですが、これも川底幻燈のイメージアルバムであり続編といった感じですね。フエラムネの向こう側は君の音。さんメインの作曲でしたが、今回のLike a Night Fishは君の音。さんに加えEpisode&Melodyさんもメインで参加しており、非常に幅の広いアルバムとなっております。君の音。さん得意のピアノはリズムが揺れ動きまさに水の姿そのものです。加えて曲中で調もコロコロと変わり、これもまた太陽の光で様々な色を奏でる水らしい雰囲気です。Episode&Melodyさんも数多くの楽器を活用し決して一箇所に留まることのなり水独特の揺れ動きを表現しております。曲は全部で10曲であり、8曲はインストゥルメンタルで1曲はボーカル、そしてもう1曲は朗読曲となっており曲と詞の両面で楽しませてくれます。元の川底幻燈が非常に雰囲気の良い漫画ですので、是非漫画の方を読んでいただき合わせてこのイメージアルバムも聞いて欲しいですね。かなりオススメです。