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徒然なるM.M

私ことM.Mの徒然ない日常を綴った日記

RUINS OF AVEDIR

 今日は普通の日勤。先週行った2236聖地巡礼の余韻が未だに残っているのに仕事をしなければいけないのは社会人の宿命ですね。それでも職場に行けば割といつも通りに頭も体も動いてくれるものです。こうやって再びいつもの日常に戻っていくんですね。

 まだまだM3-2015春で入手したCDが残ってますのでじゃんじゃん紹介していきます。今回紹介するCDはALVINEというサークル(公式HPはこちらからどうぞ)のコンセプトアルバムであるRUINS OF AVEDIRです。ALVINEさんのCDはC86の時も1枚買わせて頂きまして、この時買ったPSYCHOKiLLというCDもまたコンセプトアルバムでした。ALVINEさんのコンセプトアルバムの特徴は、かなり長いプロットが歌詞カードに書かれている事ですね。今回入手したRUINS OF AVEDIRも非常に興味深い物語が書かれております。主人公アトは天才考古学者。そんなアトが調査しようとしているアヴェディア遺跡は様々な超常現象が起きる不思議な遺跡。そしてアトはそんな遺跡のそばで、1人の不思議な少女ルトと出会います。まるでこれからファンタジーが始まるかのようなプロットですね(というよりもう始まってますね)。読むだけでワクワクします。そしてそんなプロットを引き立ててくれるサウンドがこのCDには詰め込まれております。全部で9曲収録されているのですが。そのうち2曲がボーカル曲で残り7曲はインストゥルメンタルです。このインストゥルメンタルがこのアルバムの醍醐味だと思います。明るい曲もあればサイバーな曲もあり、ピアノの曲もあれば弦楽器な曲もあります。全ては幻想的なプロットを表現する為のサウンド。各曲に付けられたタイトルがそのまま物語の起承転結を表しております。是非ゆっくりと歌詞カードを読みながら聞いて欲しいですね。2曲のボーカル曲はさながらOPとEDですね。コンセプトアルバムの魅力が詰まった1枚です。

 どうも最近コンセプトアルバムに惹かれる気がします。やっぱりコンセプトアルバムは音楽だけではなく物語も含んでいるからこそ厚みを感じるのかも知れません。それはまるで私がビジュアルノベルをプレイしている理由そのものな気もします。
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  1. 2015/06/30(火) 22:32:22|
  2. 音楽CD
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2236聖地巡礼

 先ほど宇都宮に帰ってきました。先週6/25から今日までの4日間ですが、タイトルにあります通り西暦2236年という同人ビジュアルノベルの聖地巡礼を行っておりました。聖地巡礼は本当久しぶりでしたが、こうして無事に帰宅できてとても安心しております。今回は、巡礼を終えてまずは率直に思ったことを文章にしております。具体的な内容については後日別途まとめます。

 西暦2236年とは、同人サークルであるChloroさん(公式HPはこちらからどうぞ)で2014年に制作されたビジュアルノベルです。テレパシーによってコミュニケーションを取ることが一般化された未来の日本が舞台であり、主人公ヨツバは同じクラスのハルと出会うところから物語が始まります。最大の特徴はそのセンスにあると私は思っております。未来を描くビジュアルや台詞回し、動画を多用した演出はこれまで見たことがなくすぐに引き込まれました。そして予想だにしない物語展開と結末、まさに同人ビジュアルノベルだからこそなし得た作品だと思っております。私のHPでも95点の点数が付いており、商業同人問わず強く印象に残っている作品となっております。

 そんな西暦2236年の舞台ですが新潟県妙高市を中心としております。作中でもミョウコウ(妙高)ナガノ(長野)など実在する地名が登場し、特に主人公であるヨツバの家は妙高市内にあるアカクラ(赤倉)にある事が語られております。実際に現地の写真を加工したような背景も特徴であり、私のお気に入りのタイトルという事で是非現地に行ってみたいと思っておりました。その後各種即売会やノベルゲーム部の中でChloroの代表であるもきね氏とお会いする事があり、色々と交流する中で今回ついに聖地巡礼が実現しました。

 今回巡礼を終えて率直に思ったのは、本当に無事に終えることが出来て良かったという事です。今回3泊4日の日程を組みましたが、本当に3泊4日で全スポットを回れるのか不安でした。何しろ事前調査をしても目的のスポットが分からず、現場で歩いてみないと見つけられないからです。そもそも妙高市そのものに行ったことがなく、どのような地形であり距離感なのかも分かっておりませんでした。本当に歩きで行けるのか、レンタカーを借りたほうがいいんじゃないか、そもそもレンタカーじゃ邪魔にならないか、不安は尽きませんでした。ちなみにスポットならもきね氏に聞けばいいじゃない?と思う人もいると思いますが、それは私の方針に反しますので敢えて聞きませんでした。絶対に自分の足で見つけたいという想いがありました。

 後は今回の巡礼について全くと言っていい程スケジュールを組んでおりませんでした。せいぜい泊まる宿くらいしか決めておらず、何日にどこを巡礼するかすら決めてませんでした。実際1日目は長野駅周辺春日山駅周辺のスポットを回ったのですが、1日目に長野に行こうと決めたのは当日の朝でした。当然メシ屋なんかも何も考えておらず、行き当たりバッタリでした。まあ、旅なんてそんなもんだろうという気持ちもありましたけどね。何となく気になった店で食べる、これもまた巡礼の醍醐味だと思っております。とまあそんな感じでフィーリングで動いていた訳ですが、とりあえず3日目の午前中までに目的のスポットは殆ど回る事が出来ました

 そして今回の巡礼では掛け替えのない出会いがありました。それが2日目と3日目に宿泊した宿であるモン・セルヴァンのマスター夫妻です。元々私は3日間とも高岡駅前のビジネスホテル公式HPはこちらからどうぞ)に泊まる予定でした。ですがもきね氏にその話をしたところ、上記のモン・セルヴァンを紹介頂きました(公式HPはこちらからどうぞ)。なんとこのモン・セルヴァンこそ西暦2236年のモチーフの1つになったところとの事で、2つ返事で了解しました。ですがこの宿の素晴らしいところはモチーフになったからではなく、マスター夫妻の人柄が素敵だったからです。元々身分を隠して(西暦2236年の巡礼という事を隠して)いる訳であり妙高市の観光地すらまともに調査してなかったのですが、そんな私に幾つもの観光スポットを提案してくれて更には自家用車で送り迎えもしてくれました。実際妙高高原は高低差が激しく、加えて今はシーズン外という事でバスも運休しており自力で行くには車が必須でした。完全に徒歩で来たという事で普通は足がないのですが、そんな事すら気にせず色々と世話を焼いて頂きました食事をしながらの雑談も華が咲き、ビジネスホテルでは絶対に得られない温かさを味わうことが出来ました。ペンションって良いな、って素直に思いましたね。

 そしてそんなマスターですが勿論妙高高原の自然を熟知しており、春夏秋冬で変化する自然の魅力を聞かせて頂きました。今の時期はちょうど梅雨の狭間という事でトレッキングにはもってこいの季節なんだそうです。私も運のいい時に巡礼したものです。ですが夏には夏の、秋には秋の、冬には冬の、そして春には春の魅力があり、それぞれで魅力ある表情を見せてくれるのが妙高高原だそうです。実際今回私は聖地巡礼とは別にいもり池、苗名滝、黒姫高原という観光スポットを案内して頂いたのですが、どれもこれも雄大で美しい景色で暫く足を止めて見入るほどでした。そしてそんな景色が春夏秋冬で変化するのです。絶対にまた来て見たいと強く思いました。聖地巡礼をするにあたって1つ決めている事があります。それはただスポットを回るのではなく登場人物たちが生きた土地の雰囲気を感じるというものです。もし私が今回モン・セルヴァンのマスターに出会わなかったら、スポットは回れても土地の雰囲気は掴めなかったと思います。本当に大切な出会いでした。推薦してくれたもきね氏は勿論、今回お世話になったモン・セルヴァンのマスター夫妻には感謝しても感謝しきれません。本当にありがとうございました。

 という訳で雑駁ではありますが西暦2236年の聖地巡礼を終えての感想でした。今回まずは主要なスポットを回れて良かったです。加えて妙高高原の自然を十二分に満喫する事が出来ました。本当自分の予想以上の出会いがあり、出来事があった3泊4日でした。私にとって掛け替えのない思い出になりました。また今回の巡礼ではTwitterで定期的に写真をアップする事に努めました。そして沢山の方からリツイート・お気に入り登録・返信を頂きました。すごく励みになりました。皆さんの反応が私の足を進める原動力になりました。本当、自分1人では絶対に達成出来ない巡礼でした。今回巡礼に関わった皆さん、ありがとうございました。
  1. 2015/06/28(日) 20:32:15|
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怪盗BisCoの予告状!!

 今日は何もない休み。日曜日に夜勤だったのでその代わりに今日が休みになりました。どこか外に出かけたい気分ではあるんですけど生憎の。今日はずっと部屋に引きこもってる予定です。

 前回に引き続きBEMANI関係の記事を。最近またBEMANI全体を巻き込んだ連動イベントがスタートしました。それがタイトルにあります怪盗BisCoの予告状!!です(公式HPはこちらからどうぞ)。知っている人には直ぐにわかりますが、BisCoとは昨年稼働したBeatStream公式HPはこちらからどうぞ)というタイトルのマスコットキャラクターです。BeatStreamについては公式HPをご覧になれば分かりますが、タッチパネルスクリーンの中を飛び回るノーツをタッチしたり弾いたりなぞったりしてコンボを繋げる音楽ゲームです。ノーツが中央に集まってくる感じがちょうどmaimaiと逆の印象を与えてくれます。まだまだ新しい音楽ゲームという事ですが、収録曲のジャンルも幅広く何よりもBisCoの底抜けに明るいキャラクターがとても好印象です。そして怪盗BisCoの予告状!!ですが、基本的にはBeatStreamをプレイする事で解禁が進みます。他機種をプレイしなくてもBeatStreamだけプレイしていれば良いのです。そういう訳で、怪盗BisCoの予告状!!が始まった6/17からBeatStreamの混み具合が相当な事になっております。普段やらない人が一気に押し寄せているんでしょうね。私もTwitterでその盛り上がりは見ているのですが、あまり好意的ではないツイートが多い気がしました。言ってしまえば「捨てゲー」をする人が多いのです。こういう連動イベントって、本来は普段触れない他機種に触れる事で新たにファンになってもらう事が目的のはずです。ですがそうではない人にとっては唯の貢ぎイベント。ちょっと残念ですよね。こういうのって基本的にモラルの問題だと思ってます。確かに捨てゲーしても悪いわけではありませんが、そのゲームを好きな人が見れば気を悪くするのは当然です。要はそういう他人の目を気にするかしないかという事。たかがゲームですが、こういうところで気を使えない人は普段的に気を使えないんだろうなと思いますね。折角他機種をプレイする機会なのですから、思いっきり楽しめばいいと思うのですけどね。

 私も普段はDDRしかしませんのでBeatStreamをプレイするのは本当に久しぶりです。ですが改めてプレイしてみて知らない曲に出会えたりゲームそのものの面白さを再発見出来たり間違いなく楽しさはありますね。とりあえずDDRは解禁しましたが、折角ですので他の解禁も進めながらもう少し楽しんでみようと思います。
  1. 2015/06/23(火) 14:46:51|
  2. DDR(BEMANI関係)
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MUSECA

 今日は夜勤明け。晴れていたと思っても急に雨が降ってくるのが梅雨らしいですね。今日もどこかで雨が降るみたいですので、引きこもってビジュアルノベルをプレイするのが調度良いですね。

 先日楽団の練習で上野へ行っていたのですが、折角上野へ行っていたという事で是非見ておきたい物がありました。それがタイトルにありますMUSECAという音ゲーのロケテストです。MUSECA(読み方はミュゼカ)とはBEMANIシリーズの最新作として現在開発している音ゲーです。情報は公式HPから得られるものしかなく、ロケテストまでどのようなゲームなのか全く分かりませんでした。コンセプトは音楽ゲーム×イラストとの事。そのコンセプト通りで新人アーティストによる楽曲と随所に散りばめられたイラストが特徴的です。メインキャラクターであるiLLiL(イリル)も凄く存在感のある描写で、新しいBEMANIを感じさせます。ロケテストは東京レジャーランド1号店で行われました。6/19~21の三日間という事で相当な混雑が予想されました。実際私が楽団の練習が終わって行ってみたら予想通り整理券は配布終了。まあそれは予想通りでしたのでとりあえずどんなものかは見てきました。率直な感想はSOUND VOLTEX + GROOVE CORSTERですね。ゲームとしては5つのレーンに流れてくるオブジェクトスピナーと呼ばれるボタンでタッチしたり押し続けたり回転させたりしてコンボを繋ぎます。疾走感のあるオブジェクトの流れはSOUND VOLTEXですが、それが流れるような3Dという事でそこはGROOVE CORSTERでした。正直かなり難しそうでした。何しろオブジェクトの種類を見極めてタッチするか押し続けるか回転するか決めなければいけませんからね。しかもそれが5つもあるんです。久しぶりにやりがいのあるゲームが出てきたと思いました。その他のイラスト部分の派生も楽しみですし、またロケテストの機会があれば是非プレイしたいですね。

 BEMANIシリーズもここ最近は定期的に新しい音ゲーを出していて勢いがありますね。今回のMUSECAの前はBeatStream、その前はミライダガッキやSOUND VOLTEXやDanceEvolution ARCADE、jubeatやREFLEC BEATが既に重鎮のようです。音ゲーそのものの技術も上がってますし、今後も動向に注目ですね。
  1. 2015/06/22(月) 16:25:15|
  2. DDR(BEMANI関係)
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ESKO FAMNA

 今日は何もない休み。先週は夜勤の後に予期せぬ超勤があったり深夜に呼び出されたり地味に忙しい一週間でした。今日は久しぶりに何もない休みですので最近出来てなかったDDRでもやりに行こうかなと思っているのですが、生憎のなんですよね。歩いてでも行こうか検討中です。

 今日もM3-2015春で入手したCDの紹介です。今回紹介するCDはArk of Phantasmというサークル(公式HPはこちらからどうぞ)のアルバムであるESKO FAMNAです。Ark of Phantasmさんについてはここ1~2年の各種即売会で何度かお会いした事があり、非常に精力的な声かけと宣伝がとても印象に残っておりました。非常にボリュームたっぷりなBGM集のCDを一般的な同人音楽CDの相場と比べて破格に安価で提供する手法、毎回驚かされます。そんなArk of Phantasmですが勿論M3-2015春にも参加しており、全ての島を一通り回る私にとって必ずや出会うサークルさんだとは思ってました。ちなみにArk of PhantasmさんはTrial & Error公式HPはこちらからどうぞ)の阪神総一さん主催の同人音楽部にも参加しており、思わぬ繋がりに嬉しくなった事も印象に覚えております。今回の新作であるESKO FAMNAはとても面白いコンセプトのもとに作られております。テーマは「実在しないRPGのオリジナルサウンドトラック」、つまりRPGのサントラ風のBGM集という事です。コンセプト通りトラックの数は30と非常に多く、加えて冒頭はタイトル風の曲や町風の曲、中盤はダンジョン風の曲や戦闘風の曲、そして後半は壮大な物語を感じさせるような曲と本当に実在するかの様な曲ばかりです。子供の頃にRPGで遊んでた世代にはピッタリの1枚だと思います。是非自分が大好きなRPG、もしくは想像で作った世界のRPGをイメージして聞いて欲しいですね。それがきっとあなただけのサントラになるのだと思います。

 Trial & Errorの阪神総一さんはかなり精力的に同人ビジュアルノベルのBGM制作も行っております。ノベルゲーム部にも参加されております。同人音楽部の方々とノベルゲーム部の方々がもっとコラボ出来れば、BGM面でも唯一無二の同人ビジュアルノベルが読めるかも知れませんね。
  1. 2015/06/19(金) 09:30:18|
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Planet Cosmos

 今日は夜勤明け。ですが急な仕事が入ったため夕方まで職場にいました。まあ途中仮眠は取れたので眠くはないんですけど、もう今日が終わってしまうと思うと何とも言えない気持ちになりますね。明日は普通の日勤なので出来るだけ早く帰ります!

 今日もM3-2015春で入手したCDの紹介です。今回紹介するCDはハッカドロップ。というサークル(公式HPはこちらからどうぞ)の新アルバムであるPlanet Cosmosです。ハッカドロップ。さんのCDを初めて聞いたのはC86の新作を購入した時でして、とにかくキラキラした印象のボーカル曲が特徴だったと記憶しております。今回のアルバムはPlanetの名前がある通り宇宙がテーマの楽曲が収録されております。宇宙らしくどこか開放感に溢れたボーカル曲ばかりで、聞くだけで楽しい気持ちになる事が出来ますね。合わせて宇宙は様々な表情を見せてくれるという事で、曲のジャンルは様々でした。アップテンポの曲もあればしっとりとしたバラードもあり、全く飽きることがありません。ですが全ての曲の共通しているのはボーカリストである紗智氏の歌声です。弾むような歌い方は彼女特有のものなのですが、それ以上に凄いと思ったのは音域の広さです。時々声が掠れてしまうんじゃないかと思うほど高温な部分があるのですが、それを正確に当てつつなお弾むような歌声が変わらないのです。かなり厳しい音域のはずなのにそれを感じさせない歌い方、本当に歌が好きなんだなという事を感じさせてくれました。全部で7曲、計30分程度のボリュームですが、そんな長さ以上に満足できる内容になっております。見かけたら是非手に取ってみては如何でしょうか。

 ちなみにジャンルは様々と書きましたが、作詞はほぼ全て紗智氏が行っております。やはりボーカリストが歌詞を書いてこそこの楽しい雰囲気が作り出せるのかなと思いました。次はどんな世界へ連れて行ってくれるのか、本当に楽しみですね。
  1. 2015/06/16(火) 21:01:54|
  2. 音楽CD
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同人ゲーム・オブ・ザ・イヤー2014

 つい先ほど宇都宮に帰ってきました。昨日はタイトルにあります通り同人ゲーム・オブ・ザ・イヤー2014(以下どげざ2014)というイベントが行われました。同人ビジュアルノベルを嗜んでいる方にとっては一度は聞いた事があるイベントだと思いますし、私にとってはもう毎年の楽しみとなっているイベントでもあります。今回はどげざ2014に参加しての感想、そして自分のレビュアーとして思ったことについて書こうと思います。

 どげざ2014とは、おすすめ同人紹介公式HPはこちらからどうぞ)というサイトを運営しているみなみ氏が企画しているイベントです。みなみ氏が2014年度の間にプレイした同人ノベルゲームの中から幾つかの部門に分けて作品を発表し表彰するというものでして、アカデミー賞の同人ビジュアルノベル版といったところですね。私が初めて参加したのは一昨年のどげざ2012の時でして、この時はまだみなみ氏との面識はなくまた同時に殆ど会話もした事がありませんでしたので本当に外野からの参加という感じでした。その後COMITIA108ノベルゲーム部の打ち上げに参加させて頂いた縁などもあり、昨年のどげざ2013にも参加させて頂きました。この時はどげざ2012とは違い多くの方とお話させて頂き、同人ビジュアルノベルを知る以上に得るものがあった一日でした。この時から私にとってどげざは同人ビジュアルノベルを代表するイベントとなっており、時間の許す限り必ず参加しようと決めてました。そして昨日、待ちに待ったどげざ2014の日和となりました。

 今年のどげざは13:00からノミネート作品の紹介という事でしたが、会場設営及びリハーサルは9:00から行うとの事でした。勿論私は9:00に会場入りし、設営の手伝いを行いました。上でも触れましたが、もはや私にとってどげざは作品を知る場というよりも人と話をする場になっております。そういう意味で、少しでも会場に長い時間滞在したほうが多くの人と話ができる!という単純な発想で9:00から会場入りしました。実際同人ゲームを見せ合う会のメンバーを始め7-FIELD公式HPはこちらからどうぞ)のtetsuwo氏Chloro公式HPはこちらからどうぞ)のもきね氏もおられ、設営しながら雑談しながらと楽しい時間を過ごせました。途中物品が足りなくなったのですが、それをきっかけに見せ合う会のメンバーと秋葉原を散策する事も出来ました。これは私にとって有意義でしたね。何しろ普段私以上にビジュアルノベルをプレイしている人が普段どんなウィンドウショッピングをしているのかに少し触れる事が出来たのですから。という訳でまだどげざが始まる前から既にボルテージはマックスでした。

 そして13:00になりどげざがはじまりました。その頃には20人以上のサークルさんやその他のプレイヤーの方も会場入りしておりました。その中には見せ合う会のメンバーも全員集合し、今年のノベルゲーム部で顔を合わせた方々もおり久しぶりの再会を喜びました。作品紹介は13:00から15:00までの2時間であっという間に過ぎ、15:00からの受賞タイトル発表と表彰式も滞りなく進み16:00過ぎに全てのプログラムが終わりました。非常に綿密に準備を重ね不測の事態を予測しながら企画したみなみ氏のスケジュール感は流石でした。経験に裏打ちされているものもあるのでしょうけど、それ以上に回を重ねるたびに何かしら改良しようという精神が今回のどげざの成功に繋がったのかなと思っております。ちなみに今年の作品賞は7-FIELDさんの露草ユーフォリアでした。私もプレイしましたが、確かに納得のシナリオ構成でしたね。私的に作品賞としたSEAWESTさん(公式HPはこちらからどうぞ)の春のうららは残念ながら受賞とはなりませんでしたが、その分会場にいらした方々に宣伝出来たので良かったです。

 そして今回のどげざはGirl's Media Community公式HPはこちらからどうぞ)という女性向けのオリジナルメディア系オンリーイベントとのコラボレーションも行われました。そういう縁もあり18:00からはアフターパーティと称して合同の打ち上げが開催されました。参加者50人に対してどげざ側からの参加者は約15人、人数的には少数派でしたがそんな温度差なんて存在しないザックバランな打ち上げでした。私も普段話さないような身の上話ですとかレビューサイトを立ち上げた切っ掛けですとか製作者と消費者の距離感ですとか、本当ベラベラと喋っていた気がします。もう本当、テンションがあがってしまって子供のように楽しんでいた気がします。今思えば若干恥ずかしいですが、あのアフターパーティで話したことが自分の本音であり曝け出したかったことなんだろうなと思っております。それでも多くの人と意見交換する中で改めて自分のレビュアーとしての立場や考え方を見直す切っ掛けになり、また同時に今のスタンスでレビューを続けていく事への自信にも繋がりました。本当、アフターパーティまで参加して良かったと心から思っております。

 そしてアフターパーティが終わってからはどげざのメンバー12人二次会へと行きました。二次会といっても飲み直すとかではなく、ただ単純に座って話せる空間が欲しかった感じでした。それでもまあ私は日本酒を煽ってましたけどね。二次会では、もうこれは本当に申し訳ないと思っているのですがSEAWESTの缶三郎氏つん氏春のうららの話ばっかりしてました。もう本当のあの作品は心に響いて、間違いなく私の中で一生もののタイトルになると思っております。それに対する感想や考察などを話していたのですが、これって実は先月のノベルゲーム部の打ち上げでも話しているんですよね。何回同じ話をするんだよって感じです。好き過ぎてもうストーカーみたいになっているんじゃないかと思いますよね。でもSEAWESTのお二方は辛抱強く付き合ってくれて、それだけで本当に感謝の極みでした。是非いつか、春のうららの舞台を回りたいと思っております。時期は秋以降なのでしょうけど、場所はそこまで遠くはないので後は時間をつくるだけですね。いつかその日が来るのを楽しみにしております。

 そして二次会が終わったのは23:30、実はこの段階で終電が無くなっていて帰る方法を失ってました。これはまたどこかのネカフェかな~って思ったのですけど、何と鴨mile公式HPはこちらからどうぞ)の将生氏「ご自宅に泊まっていきませんか?」と提案してくれました。もうこれ以上ない申し出に、二つ返事で提案を受けてしまいました。将生さんの自宅に着いたのはもう0:30過ぎ、その後はシャワーを借りて寝るだけでしたが、寝る前に少し蜉蝣の設定や登場人物の心情について色々と議論する事が出来ました。蜉蝣も今年のどげざで3部門受賞している作品で、多くの方にとって作品賞の候補でした。惜しくも作品賞は逃しましたが、そのシナリオと美しい舞台背景は多くの人の印象に残っております。そんな作品のシナリオライターである将生氏との議論、これは自分のレビューのあり方を考えさせる切っ掛けになりました。プレイし終わった時に感じた印象少し時間を置いて改めて感じた印象は違うものです。ですが私のレビューは基本プレイした直後に書いたらそれっきりです。でもそれって、読みが浅かったり大事な部分を見落としていたりする可能性があります。今回蜉蝣の裏設定を聞いて、なる程そういう解釈もありえるなと素直に納得してしまいました。今私が蜉蝣のレビューを書き直したらまた違った文章になるのだと思います。それを実際に行うのかどうかは分かりませんが、また一つ作品の見方読み方を考えさせられる良い機会になりました。何よりも泊めていただいただけで本当に感謝してもしきれません。翌日8:30には将生氏の自宅を離れ、そのまま宇都宮に帰ってきました。

 という訳で朝からつい先程まで夢のようなどげざの時間でした。改めてどげざを振り返って率直に思ったのは、私って恵まれてるんだなという事です。そもそも同人ビジュアルノベルを本格的に始めたのは3年前くらいなので、思ったより私の同人ビジュアルノベルの歴史は浅いのです。そして3年前はただ作品をプレイしてレビューを書くだけで終わってました。サークルさんと交流しようという気は殆ど無かったのです。ですが、そんな私の感想を読んで返信してくれたサークルさんがおりました。この時思いました。自分のレビューを誰かが読んでくれることは嬉しい、と。そしてそんな嬉しくさせてくれたサークルさんに感謝したいと。ここからレビューを書いて同時に感謝を伝えるというスタンスが確立しました。これが2年半前です。その後即売会に行っては直接サークルさんにお礼を言い新たに作品を入手する生活になりました。そして昨年のCOMITIA108で、初めてノベルゲーム部に関わらせて頂きました。これはみなみ氏に声をかけて頂いた事が切っ掛けでした。この時はもちろんサークルさんと話をしたのですが、同時にプレイヤーの方との触れ合いの始まりでもありました。現在の見せ合う会のメンバーです。その後去年のどげざで新たに知り合いができ、その後C86C87でも見せ合う会に参加させて頂きました。極めつけは先月のCOMITIA112でのノベルゲーム部のソムリエ担当です。これも黒柴亭さん(公式HPはこちらからどうぞ)が声をかけてくれなかったら実現しませんでした。自分が唯のレビューサイトから発信する側になった記念すべきイベントでした。そして昨日のどげざに繋がっております。一年前には考えもしなかった事です。これだけ同人ビジュアルノベルというフィールドで顔なじみの方が増えるなんて、これ程嬉しいことはありませんね。もし私にレビューを書いた感想が届かなかったら、みなみ氏がノベルゲーム部の打ち上げに誘ってくれなかったら、見せ合う会に声をかけてくれなかったら、ソムリエに抜擢してくれなかったら、今の私はいないのです。これが恵まれてると言わずに何だというのでしょう。同人ビジュアルノベルを切っ掛けに得られたこの、絶対に失いたくないしもっと広げたいと思いました。どげざやノベルゲーム部を始め、もっと同人ビジュアルノベル界が活発になれなすよう、私も日々のレビューを頑張りたいと強く思いました。今回お会いできた全ての皆さん、ありがとうございました!
  1. 2015/06/14(日) 15:30:54|
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Dark Matter

 今日は夜勤明け。久しぶりに順調に進んだ夜勤で、いつもより早めに帰ることが出来ました。帰ってきてから仮眠を取ったのですがお昼前には割とスッキリ目が覚めましたので、久しぶりに東部宇都宮周辺で買い物してました。今日みたいな日こそ買い物に向いてますね。

 今日もM3-2015春で入手したCDの記事です。今回紹介するのは葉月ゆらというシンガーソングライター(公式HPはこちらからどうぞ)の新作であるDark Matterというミニアルバムです。葉月ゆらについてもこの日記の中で時々登場しますが、即売会があれば必ず新作を買うアーティストの1人です。アルバムのタイトルがDark Matterという事でどことなく中二病な雰囲気を感じますが、まさにその通りです。私の中の葉月ゆらのイメージは、とにかく甘ったるいボイスとファンタジーでトリッキーなサウンドです。おもちゃのような打楽器を散りばめたようなサウンドの中でよく耳に残る葉月ゆらのボイス、この雰囲気は彼女にしか出すことは出来ませんね。ですが曲の多くは葉月ゆらが語るよう歌うものであり、言ってしまえば割と早口言葉のような感じですのでカラオケで歌うとすればかなり難しいです。それでも一音一音聞こえるように発音できる葉月ゆらはやっぱり技術が高いと思いました。今回のアルバムであるDark Matterは、どちらかといえばベースがよく響くアップテンポの物が多くちょっと別の顔を見る事が出来ました。それでも甘ったるいボイスはそのままですので葉月ゆららしさは全く揺らぐことはありませんね。テレビなどでは決して聞くことができない、どちらかといえば深夜のラジオで流れるような楽曲ばかりですが、そんな同人らしさ溢れる一枚でもありますので是非手に取って欲しいですね。

 ちなみに楽曲の作詞は葉月ゆら本人が行っております。やはりあれだけのアクの強い曲の数々ですので、彼女が作詞しているからこそ歌えるのかなと納得してしまいました。歌も歌えて詩も書けるなんて、本当羨ましいです。
  1. 2015/06/10(水) 22:54:50|
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ソラは飛べない

 今日は休み。ここ最近偶然にも3日連続別々の人と飲んでてあまり肝臓的に良くなかった日々を過ごしておりました。勿論今日も二日酔い。そして今日は楽団の練習日ということで、二日酔いとのコンボは流石に辛かったですね。

 今日もM3-2015春で入手したCDの記事です。今回紹介するのはbassyというサークル(公式HPはこちらからどうぞ)の新作であるソラは飛べないというミニアルバムです。bassyの作品に初めて触れてからもう4年になろうとしております。たまたまメロンブックスに立ち寄った時に流れていた曲を聞いたことが知った切っ掛けでした。bassyの特徴としては、私の中ではボーカリストの魂の込め方だと思っております。bassyのアルバムを何枚も聞いて色々なジャンルの曲を作れるのは直ぐに分かりましたが、どの曲もボーカリストの叫ぶような歌い方をしている事が共通だと気づきました。歌詞も非常に直接的で分かりやすく、ボーカリストも気持ちを込めやすいのかも知れません。今回のミニアルバムはbassyのソロ活動6年目を象徴する1枚のようで、ボーカリストには力石好乃さんという方を迎えております。彼女の声も非常に良く通り、同時に感情も大きく込めております。一番のお気に入りの曲は歩く人という曲ですね。アルバムのタイトルにあるソラは飛べないの名の通り人は空は飛べないけど何かを超えたいという想いを込めた曲となっており、そんな人間としてのジレンマを表現したような歌声は是非皆さんに聞いて欲しいです。ミニアルバムということで曲数は全部で4曲と少ないですが、bassyらしさに溢れた一枚となっておりますので是非手に取ってみては如何でしょうか。

 今年でソロ活動6年目という事ですが、6年も継続して曲を作りCDをリリースするのは本当に大変な事だと思います。しかも毎回私の心を躍らせてくれる曲ばかりで、やはり才能といいますが持っているものが違うんだなと思ってしまいます。是非これからも頑張って欲しいですね。
  1. 2015/06/07(日) 23:11:30|
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島みやえい子と仲間たち

 今日は普通の日勤。ですがちょっと面倒くさいトラブルが重なって割とゲンナリした一日でした。こういうトラブルの元って、おおかた人間関係なんですよね。もっと穏やかに仕事したいものです。

 C87のCDの整理があらかた終わりましたので、これからは引き続きM3-2015春で入手したCDの整理を進めていこうと思います。とりあえず適当に選んだ15枚ほどをPCに取り込んだのですが、どのCDも琴線に触れるものばかりなんですね。予め手に入れようと思っていたサークルさんは一定数いるのですが、半分以上のCDは島サークルを何となく回って手に入れた物です。そういう意味で初めて知ったサークルさんが多い中でここまで琴線に触れるものばかりだと、なるほど自分のセンスというものも信じてみるものだと思いますね。今日はそんなCDの中から島みやえい子と仲間たちのCDを紹介します。島みやえい子もこの日記の中でよく登場しますね(公式HPはこちらからどうぞ)。昔からのビジュアルノベルファンであれば聞いた事がない人はいないのではないでしょうか。音楽制作集団であるI'veのボーカリストで人気を博し、アニメでもひぐらしの鳴く頃にを始め多くの楽曲を提供しております。最近は私のアンテナが低くなったのか表では見かけなくなった印象ですが、その分同人活動の中でよく目にします。最近のM3には結構な頻度で参加しておりますからね。今回はサークル名の通り、島みやえい子本人の新作CDと彼女がプロデュースした橘エリカあゆむという2人のボーカリストのCDが発表されてました。島みやえい子と言えば、やはり自身でも言霊と言っていた程の心に響くボイスですね。彼女の独特の世界感を象徴するものだと思っております。加えてそんな自分のボイスの魅力を十二分に生かしたメロディ、彼女の曲ほど声の大切さを感じる物はないかも知れません。そんな島みやえい子のプロデュースということで2人の曲もガッチリと心を掴んでくれます。特に橘エリカのキラリという曲とあゆむのnaissanceという曲は一度聞いて「凄い!」って思ってしまいました。流石は島みやえい子と仲間たち。初めて知ってからぶれる事のない世界観は一生関わっていきたいと思わせるものでした。今後の活躍に期待ですね。

 島みやえい子の曲を聴くと、音楽って面白い!って強く実感するんですよね。勿論彼女以外の様々なジャンルの曲を聴いても同じように思うのですが、島みやえい子は特にそれが強い気がします。何度聞いても飽きないメロディと言霊のボイス、いつまでも聞かせて欲しいですね。
  1. 2015/06/02(火) 22:59:13|
  2. 音楽CD
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プロフィール

M.M

Author:M.M
HPでビジュアルノベルのレビュー等を公開しております。
ビジュアルノベル部ソムリエ担当。
【ビジュアルノベル】同人多め
【DDR】DP八段
【吹奏楽】楽器はTuba

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