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徒然なるM.M

私ことM.Mの徒然ない日常を綴った日記

スラップ訴訟とは何か 裁判制度の悪用から言論の自由を守る

 今日は久しぶりに何もない休み。ここ一ヶ月半は楽団の練習や演奏会まいてつ聖地巡礼COMITIAなどの即売会、等々何だかんだで外に出る用事がありました。今日みたいな日こそ、一気にビジュアルノベル読むチャンスですね。

 今日も最近読んだ本を紹介します。私は本を読むときはとにかくジャンルを違えるように読んでおります。ビジネス書を読んだら、次は雑学だったり、若しくはエッセイだったり、といった感じですね。今回は裁判の本です。

スラップ訴訟とは何か 裁判制度の悪用から言論の自由を守る - 烏賀陽 弘道
2015年に現代人文社から出された本です。烏賀陽弘道氏の本を読むのはフェイクニュースの見分け方福島第一原発メルトダウンまでの50年 事故調査委員会も報道も素通りした未解明問題に続いて3冊目となります。非常に丁寧な取材と引き込むような文章が大変お気に入りで、この人の文章なら信じられると個人的にも好きな記者であります。そんな烏賀陽氏が今回テーマにしたのがスラップ訴訟というものです。皆さんはスラップ訴訟というものを知っているでしょうか?あまり聞きなじみが無いと思います。それもそのはずです。何故なら、日本の法律ではスラップ訴訟というものは存在しないからです。ですが、スラップ訴訟と同様の訴訟は幾つも起こされております。スラップ訴訟とは、憲法で保障されている権利を行使した人に対する民事訴訟の事です。これだけ言うとよく分かりませんが、簡単に言えば憲法上何も悪い事をしていないのにある日突然全く関係ない角度から訴えられるようなものです。例えば、マンションの建設に反対運動をしている住民に対して、通行妨害という名状で訴える事例がありました。この訴えに対して裁判所で何かしらの判決を出す訳ですが、この判決がマンション建設について何の解決にもならないのです。それでも、通行妨害という訴えを起こされたという事実は、マンション建設の反対運動を委縮させるのに十分な効力があります。このように、本題と関係ない訴訟を起こして相手に精神的苦痛を与えるのがスラップ訴訟の典型です。本の中では、日本における民事訴訟制度の不公平感についても触れておりました。日本は、言ってしまえば訴えたもの勝ちなのだそうです。訴えるのは非常に簡単、名状も要求する金額も自由に決めれます。そして、訴えられた人が自分の無罪を証明しなければいけないのです。訴えただけで簡単に相手に苦痛を与える事が出来る、これがアメリカに行けばスラップ訴訟という名前で守られます。皆さんも、もしかしたら明日突然誰かに訴えられるかもしれません。その時どのようにすればいいのか、一度スラップ訴訟について考えてみては如何でしょうか。非常におススメの一冊です。

 現代はSNSが発達してますので、本当突然どこから裁判を吹っ掛けられるか分からないとも言えると思います。たとえ貴方が余計な事を言わない様に意識していても、訴える側が難癖付ければそれが通るのが恐ろしいですね。
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  1. 2018/12/08(土) 20:42:47|
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ヒキコモリ漂流記

 今日は夜勤明け。そして実に1ヶ月半ぶりのDDRをやってきました。久しぶり過ぎて踏めないんじゃないかって思ったんですけど、思ったよりも足が動いてくれて良かったです。何よりも、解禁情報知ってからずっと踏みたかったMAX 360参考動画はこちらからどうぞ)とシュレーディンガーの猫参考動画はこちらからどうぞ)が踏めたのが嬉しかったです。

 今日も最近読んだ本を紹介します。本屋の新刊コーナーで見つけて、衝動的に買ってしまった本です。何故か読まなければいけない、そんな予感を不思議と感じておりました。

ヒキコモリ漂流記 - 山田ルイ53世
2018年8月に発売された本です。正直な話、タイトルを見て嫌な予感がしました。自分の見たくない何かを見せてくれるのではないかと。そして、その予感は当たりました。この本は、髭男爵の名前で知られている芸人山田ルイ53世が自分の半生を振り返り書いたものです。タイトルにあります通り、著者は青年期の殆どを引き篭もって過ごしております。正直驚きました。芸人という人と触れ合い人を笑わせる仕事をしている人が、まさか引き篭もっていたとは思いませんでした。ですが、その半生を読んでみて何となくその理由が分かったと同時に、何かむずがゆい気持ちになってしまいました。著者が引き篭もってい理由、その殆どが自分への認識の勘違いありもしない世間体を気にしすぎた為でした。自分の事を神童だと思っていた著者、それは別に構わないと思います。ですけど、相手の気持ちを勝手に推し量ってしまったんですね。むしろ、相手の気持ちを確認する事を恐れていたのだと思います。人って、自分の中だけで答えのない思考を回転させると大体ネガティブに向かってしまいます。著者も家族に相談出来ず信頼も出来ず、自分一人で考えてしまってました。そして、この本を一躍有名にした言葉が「何も取り得が無い人間がただ生きていても、責められない社会」です。実際、自分がどんな生き方をしていても言う程周りは気にしていません。ですけど、周りは何も悪気はなく物を言うんですよね。噂、SNS、その場は現在多岐にわたっております。その軽口一つ一つに何も重みなどありはしないのに。それでも言われた本人は決して忘れる事はありません。自分も皆さんも、言葉に少し気を付ければそれで良いんだと思います。それが、責められない社会の実現に大切なのかなと思いました。全体的に暗いテンションでした。ですが、そんな人生も良いんじゃないかと思わせる内容でした。今は、読んで良かったと思っております。

 世間体というものは本当に厄介だと思います。誰かが明確に定義しているものではないのに、何となくこうしなければいけないと思わせてしまうのです。そんなありもしないルールに、どれだけの人が苦しんでいるのでしょうね。
  1. 2018/12/05(水) 20:53:36|
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小澤征爾さんと、音楽について話をする

 先週今週と仕事で必要な資格取得の為の講習で東京に出てました。それも無事に終わりましたので明日からまた通常業務になります。気が付けば11月も終わりそうです。もう年末なんですね。

 今日も最近読んだ本を紹介します。この本の存在を知った時、必ずや読まなければいけないと思いました。クラシック音楽に少しでも関わりのある方は勿論、そうではない方にも非常に興味深い内容だと思います。

小澤征爾さんと、音楽について話をする - 小澤 征爾、村上 春樹
2014年に新潮文庫で発売された本です。クラシック界において、小澤征爾氏の名前を知らない方は恐らくいないと思います。ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団・ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団、ボストン交響楽団といった世界的に有名な楽団で首席指揮者として活躍し、その後日本で新日本フィルハーモニー交響楽団を創立しております。世界のオザワと呼ばれるのも納得の実績です。私自身吹奏楽を趣味としておりますが、オーケストラにはそこまで造詣がある訳ではありません。そういう意味でクラシックと小澤征爾氏の素晴らしさを語る事は出来ませんが、日本人として教養として小澤征爾氏の事を知る事は当たり前だと思っております。そんな小澤征爾氏と小説家である村上春樹氏との対談をまとめたのが本書となっております。村上春樹氏も世界的な小説家として知られております。ノーベル文学賞候補として毎年名前が上がる程の知名度です。そんな村上春樹氏は実は音楽に対して深い造形を持っておりました。クラシックからジャズまで幅広く聴いており、専門的な会話も出来ます。そんな2人が音楽について話をするのです。何を語るのか素直に興味がありました。対談は、形式的ではなく好きな音楽を聴いたり飲食しながらマッタリと行われました。演奏を聴きながら「あ、ここズレてる」「ここはこんな風に表現するんだ」とかそんな感じです。そして、そんな会話の中にお互いの音楽観が滲み出てきます。音楽だけではなく文章にもリズムがあるエレベーター音楽になってしまったらもう終わり、狂う事が大事、音楽はブーイングされても逃げようがない、そんな印象的な言葉が心に残っております。実際、クラシックの知識があると無いとで思うところは違うのだと思います。音楽を文字で表現するだけでも、大変ですからね。それでも、私の様にクラシックに疎い人でも楽しむ事が出来ました。是非多くの人に読んでもらいたい一冊です。

 この本を隅から隅まで楽しめる方、そういう方がきっと教養を持っている方なんだなと思いました。知識として音楽を知っているだけではなくそれを嗜んでいる、ちょっと憧れますね。
  1. 2018/11/28(水) 23:27:48|
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昭和の怪物七つの謎

 今日は楽団の練習日。昨日職場の人とワインの美味しいお店とハイボール専門店で飲んでたんですけど、おかげさまで午前中は半分死んでましたね。練習始まった時はもう回復してました。明日は本番で大阪に行ってきます。

 今日も最近読んだ本を紹介します。今回は本屋さんの新刊コーナーに置いてあった本です。直観で面白そうと思い、一気に読んでみました。

昭和の怪物七つの謎 - 保阪正康
2018年7月に講談社現代新書で発売された本です。自分の話ですが、高校時代は地理が大好きで授業中も気が付いたら地図帳ばかり眺めている程でした。ノートに書くのではなく、地図帳をノート代わりにしていた程です。その反面日本史にはほとんど興味がなく、実際のところ中学生レベルで止まっていると思います。ですが、大学を卒業し社会人になり、ここにきて今まで触れてこなかった日本史というものに少し興味が出て来ました。記号的に年表を覚えるのではなく、当時の時代背景とそれに翻弄されつつも行動した歴史上の人物の姿を見てみたい。そんな事を思うようになりました。だからこそ、この本で描かれている太平洋戦争時代に名前が上がる人物の素顔を見てみたいと思ったんですね。この本は、ノンフィクション作家である保阪正康氏が実際にゆかりのある人物と対話し史実を元にして、全部で7つの章に分けて6人の人物像について書いております。併せて、太平洋戦争時代の日本の気運、軍国主義としての立場、政治色などを織り交ぜて彼らの行動理念についても考察を広げております。当たり前ですが、戦争を巡る時代に綺麗な話ばかりのはずがありませんでした。ここでいう綺麗とは、自分の信念に則って行動し達成するという事です。誰もが時代に翻弄され、人間に翻弄され、諸外国や国内に翻弄されております。それでも彼らの生き方から、今の日本国憲法の成り立ち、政治と金の動き、マスコミの報道などの裏側を見る事が出来ました。個人的に興味を惹かれたのは石原莞爾氏の人物像、そして渡辺和子氏の赦しの対象外のエピソードでした。石原莞爾氏については、まずもって勉強不足ですのでもっと関連書を読もうと思います。何しろ、自分の地元の出身者ですからね。そして渡辺和子氏の人間らしい姿に震える想いでした。全体として基本的な政治の知識と歴史の知識が無ければ本質を掴むことが出来ない内容です。これは、きっと将来もう一回読み直さなければいけないのだなと思いました。オススメです。

 皆さんは地元の偉人の方をどれだけ知ってますか?私は、正直この年になって初めて知った方が沢山います。そういった視点で地元を見返してみると、面白いかも知れません。
  1. 2018/11/17(土) 21:24:37|
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なんとめでたいご臨終

 今日は夜勤。夜勤があると次の日が非番になってくれるのは嬉しいんですけど、基本寝不足ですのでどうしてもモチベーションが下がってしまうのが悩みですね。

 今日も最近読んだ本を紹介します。私は基本的に読む本は直観で選びます。本屋さんで新刊コーナーに並んでいてちょっと気になったらすぐ手に取ってしまいます。だからこそ、人から勧められた本というのはある意味新しい視点を開拓してくれるのですごく有難いです。

なんとめでたいご臨終 - 小笠原 文雄
2017年6月に発売された本です。切っ掛けは私のお知り合いの方からおススメされた事です。皆さんはご臨終にどのような印象を持っているでしょうか。ご臨終は愛する家族と死を持って分かつという事、悲しいという印象を持つ方が多いのでしょうか。ですけど、将来必ず悲しいお別れが待っていると思うよりは、楽しいお別れが待っていると考えた方が楽しいと思いませんか?この本では、終末医療に関わっている小笠原文雄先生が自ら立ち会った患者さん達のご臨終の様子をリアルに描いております。全部で40以上の事例の中で、それぞれの方にそれぞれの終末の形があるという事が語られております。小笠原先生が意識している事、それは医者は医者の務めを果たせるのであれば果たす、そしてそれが難しいと判断したら患者の希望を最優先にするという事です。例えば、抗がん剤はガンを治療する為に使われます。ですが、末期がんの患者を少しでも延命する為に抗がん剤を使う事はしないそうです。それよりも、モルヒネを使って痛みを取ってあげる事に重点を置きます。その方が、患者の方の不安を取り除けるからです。そして、この本では終末を迎える患者さんに対して様々な制度があり出来る事があるという事を伝えております。トータルヘルスプランナー(以下THP)という方を起点として在宅介護を行ってくれる制度、PCAと呼ばれる患者自分の意思で痛み止めを打つことが出来る器具、患者や家族の意思で即日で退院できる緊急退院という制度、こういったものを活用して少しでも本人にとって満足のいくご臨終を迎えて欲しいという想いが伝わりました。この本の中ではぴんぴんころりという言葉がよく登場します。亡くなる直前まではぴんぴんしていて、亡くなるときはころりと逝くという意味です。呼吸器を付けられ肉体を殺さない為だけの延命措置は、ぴんぴんころりではありませんね。人間の尊厳という物に対してどのように向き合うのか。そして家族やTHPや医師や看護師の方とどれだけ理解を深める事が出来るのか。その事の大切さを学ぶことが出来ました。死は誰もが逃れる事が出来ません。死について考える事は、必ずや意味のある事だと思っております。

 この本を読んで、病は気からという言葉は本当なんだなと思いました。まずは自分自身が前向きな気持ちにならないと、治るものも治りませんね。
  1. 2018/11/15(木) 07:42:33|
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言壺

 今日まで2泊3日で会社の研修に行ってました。研修の様な実務から離れる場面って、気分転換になると同時に1つの物事に対して集中して考えを巡らせる良い機会だと思っております。今回も事前に質問事項や資料をまとめて臨みましたので、かなり身になった3日間だと思っております。

 今日は最近読んだ本を紹介します。自分は割と新書を読む傾向にあります。理由は、物語はビジュアルノベルで充分味わっているからだと思っております。そういう意味で、本で物語を読むのは久しぶりかも知れません。

言壺 - 神林 長平
2011年に発売されたSF小説です。読んだ切っ掛けですが、実はよく分かっていないんです。何故か自分のメモ帳に「言壺」という言葉が記録されていて、調べてみたらこの小説に行き当たりました。とりあえず昔の自分が何か意味を持ってメモったんだろうという事で、直観を信じて読んでみました。(後述:その後お知り合いの方との会話の中で話に挙がった事が分かりました)この作品では、全部で9つの言葉を巡る物語が収録されております。そして、その殆どに「ワーカム」と呼ばれる文章作成支援装置が関係しております。このワーカムが非常に有能でして、使用者の打ち込んだ言葉や文章からどんどん学習し、最終的には漠然としたイメージから的確な文章を生み出してしまうのです。頭の中で朧げに思っていた物、それを勝手に文章にしてくれるのですからこれ程楽なものは無いですね。加えて文章の校正もしてくれますので、今まで物書きが苦手だった人でも簡単に長編物語が書けそうです。ですけど、そう上手く事が運ぶはずがありませんね。この作品は小説家の主人公が書きたいと思っている「私を生んだのは姉だった」という言葉から始まり、最後までこの文章に振り回される事になります。ワーカムはこの文章を許しません。何故なら矛盾してるからです。ですけど主人公はどうしてもこの文章を書きたいのです。どうやったらこの文章を書けるのか。ワーカムとの戦いは様々な方向に飛び火していきます。言葉の在り方という物をよく考えさせられるシナリオだと思いました。他にも時代や場所を変えたエピソードもあり、そこではワーカムも様々な形態に変化しております。現代でもビッグデータを基にディープラーニングによってどんどんAIが進化しております。ワーカムが登場するのは、決して遠い未来ではないかも知れません。そして、ワーカムが登場した時そこに書かれている文章は自分が書いていると自信を持って言えるでしょうか?それは殆どワーカムが書いたのではないでしょうか?そんな不思議な気持ちになる事が出来る小説でした。物を書いた事がある人は是非読んでみて下さい。面白いです。

 小説は基本的に文字しかありませんので、想像力が大きな意味を持つと思っております。自分の頭の中で登場人物や場面を想像する、読んだ人の数だけ情景があると思うと面白いですね。
  1. 2018/11/09(金) 23:06:10|
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ZERO to ONE 君はゼロから何を生み出せるか

 今日は夜勤明け。体力があったらDDRでもしに行ってたんですけど、ちょっとしんどかったので一日部屋に引き篭もってました。眠い時は寝るのが一番ですね。

 今日は最近読んだ本を紹介します。この最近は割と外に出る機会が多かったので、合間合間で読んでいた本が結構積みあがってます。そういう意味で、最近と言う程最近ではないかも知れません。

ZERO to ONE 君はゼロから何を生み出せるか - ピーター・ティール (著),ブレイク・マスターズ (著),瀧本 哲史 (序文),関 美和 (訳)
2014年NHK出版で出された本です。著者であるピーター・ティール氏は1998年にPayPalを共同創業した起業家として有名であり、今や誰もが使用しているFacebookの黎明期に初めて外部から投資をした事で企業のスタートアップに関わる第一人者として認識されております。この本は特に起業を目指している人に読んで頂きたいと書かれておりますが、そんな事は無く是非会社に所属している多くの人に読んで頂きたいです。タイトルになっているZERO to ONEとは、直訳すれば0から1になるという意味です。これは何もないところから何か価値のあるものを生み出す事であり、起業して成功する為に最も大切な事だと説いております。皆さんも身に覚えがあると思います。以前吉野家・松屋・すき家で牛丼のデフレ競争が行われました。全国チェーン牛丼屋というブランドが競合した為に、お客さんを取り合ってしまったのです。他にもソーシャルゲームは様々な物が生まれては消えを繰り返しております。決して、サービスや品質が悪いという事ではありません。むしろ、サービスや品質を向上していったからこそお客さんの取り合いになり、同時に疲弊してしまったという事です。これは1からnになる事であり、一般的には競争を促し水平展開を繰り返す事で社会全体の価値を向上させる効果として知られております。この本では、起業を考えるのであれば1からnではなく、0から1でなければならないと言っております。どことも競合しないサービス・製品・デザイン、それは唯一無二のものであり独占を生み出します。そしてそれが新しい未来を作ると言っておりました。本の後半では、0から1を生み出すにあたって気を付けなければいけない心構えや、営業活動の大切さ、人間とAIの関係、エネルギー問題の真実などについても触れており、これまで常識だと思っていた事に独自の考えを見せてくれます。始めはどんな小さなことでも構わないそうです。まさにコロンブスの卵ですね。そして自分が見つけたアイディアを小さく検証してみて、それが10年20年先でも生き続けると思えた時、きっと未来の大起業家として名を知られる事になるのだと思いました。

 とりあえず、自分がやりたいと思った事はやってみるんだと思うんですね。何よりも、まずは自分の気持ちです。誰かに言われた事とか、他の人がやっている事の方が、かえって続けていくのは大変な気がします。
  1. 2018/10/23(火) 17:27:46|
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気づいたら先頭に立っていた日本経済

 今日は楽団の練習日。なんですけど台風が近づいているのが心配ですね。今日はちょっと早めに練習切り上げるみたいですので、本降りになる前に引き篭もります。

 今回は最近読んだ本を紹介します。久しぶりの新書かも知れません。最近はやや厚い本を読んでましたので、ちょっと箸休めにビジネス書でも読んでみようと思いました。

気づいたら先頭に立っていた日本経済 - 吉崎達彦
2016年新潮新書で出版された本です。この本を読んだ切っ掛けは、最近この日記でもよく見るかも知れない職場の元上司から贈られた事です。気づいたら先頭に立っていた日本経済というタイトルの通り、この本で扱っているのは経済学です。ですが、内容はともかくテキストからは非常に庶民的な印象を受けました。著者である吉崎達彦氏の趣味はギャンブルです。そして好きな食べ物は二郎です。そんな自分が好きな物を一人称で書いたテキストが半分以上を占めております。そんな庶民的な切り口から、今の日本に必要であろう経済政策について記しておりました。氏はこれからの経済を回す為の鍵を遊びと称しておりました。遊びと言ってもギャンブルではありません。勿論ギャンブルも多少は含んでおりますが、ここで言う遊びとは観光・インバウンド・地方創生といったものです。戦後の高度経済成長から様々な物が成熟した現代です。それでも人々の心の中に残っているのは、子供の時に遊んだおもちゃ・ゲーム機です。また、現代はワークライフバランスという言葉が歩いている通り仕事と生活の両立を目指しております。勿論全ての人が趣味を持つべきと言っているのではありません。ですが、少なくともそういった遊びの部分にもっともっとフォーカスを定めて良いのではないかと氏は言っております。勤勉で真面目な気質の日本人です。ですがそれは仕事だけではなく遊びについても同様であるはずです。毎年の即売会の参加人数の上昇傾向はその表れに思えてなりません。そこに切り口を見出す、それだこれからの経済の発展に必ず意味を持つと、私も思ってしまいました。大変読みやすく親しみやすい内容でした。

 人って、自分の事は案外一番分からなかったりします。そしてそれは自分の会社とか、自分の国とかにも繋がると思います。日本が持つ良いところ、それは精いっぱい自信を持って宣伝して構わないと思いますね。
  1. 2018/09/30(日) 08:45:37|
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最後の秘境東京藝大 天才たちのカオスな日常

 あっという間に今週が終わってしまった印象です。シルバーウイークという事で今週は火曜日から仕事で、その仕事も3日間は研修でしたので実務は今日だけでした。明日からまた3連休です。

 今回は最近読んだ本を紹介します。私の中であまり手を出さないジャンルだったのかも知れませんが、読み始めて一気に最後まで読破してしまいました。大変に興味深く面白かったです。

最後の秘境東京藝大 天才たちのカオスな日常 - 二宮敦人
2016年新潮社で出された本です。切っ掛けは楽団の後輩から教えてもらった事でした。皆さんは東京藝術大学を知ってますか?日本で唯一、国立の総合芸術大学です。実際のところ、私も名前くらいしか知らず完全に自分とは違う世界の大学なんだろうなと思ってました。芸術家、多くの人は彼らの事を天才と呼ぶと思います。あるいは奇人と呼ぶかもしれません。どちらにしても、非凡なものを持っている人達であり並大抵の努力ではなる事は出来ない存在だと思っていると思います。今回読んだこの本では、そんな藝大の人々のリアルな日常が紹介されてました。そして、上で書いた通り芸術家というのは間違いなく非凡であり並大抵の努力ではなれない存在だと確信しました。ですが、それは決して一般人には無理だとか選ばれた人しかなれないとかネガティブな意味ではありません。むしろ、藝大に在籍している彼らの姿は純粋にカッコいいのです。例えば、2,3歳の時からヴァイオリンやピアノを習い障害を捧げて藝大に来た人がいました。ですが、卒業と同時にヴァイオリンは止めてしまったのだそうです。全員が音楽が好きかと言えばそんな事はありませんでした。ですが、何故か音楽が頭から離れられないのだそうです。他にも、音楽に関係してこなかったのに突然藝大に入学した人もいました。その人は気の向くままに生きていたら藝大にいたそうです。学校に泊まり込みの人もいれば、一ヶ月全く顔を出さなかったり、毎日9時間練習したり、バイト代を全て楽器や工具や美術用品に使ったり、ホント様々な人が描かれておりました。彼ら全員に共通している事、それは本質的に芸術が好きだという事でした。好きでプロを目指す人、好きで何となく生きている人、芸術しか好きなものが無かった人、色々な人がいました。私には、彼ら彼女ら全員がカッコいいと思いました。羨ましいとも思いました。よく聞く言葉に「藝大行ってもそれで食べていけるの?」というものがあると思います。答えはきっと「分からない」だと思うんです。でも、それでも良いのかも知れません。何故なら、彼ら彼女らは今この瞬間好きな物に触れているのですから。そんな魅力あふれる人達の姿を見させて頂きました。芸術に関わったあらゆる人に読んで欲しいと思いました。超おススメです。

 芸術というものは、本当に不思議なものだと思います。正解も不正解もない、なのに何故か感動してしまうんです。いつの間に、私たち人間は芸術に取り込まれてしまったんでしょうね。
  1. 2018/09/21(金) 22:44:31|
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ライト、ついてますか

 今週は全部日勤で規則的な一週間です。それでも土日夜勤ですので、明日金曜日は休みです。平日の休みですので、やる事は決まってますね。

 今回も最近読んだ本を紹介します。前回紹介したエンジニアリング組織論への招待と同様、組織の問題に関する本です。それでも全く違うテイストで、新しい視点を与えてくれる内容でした。

ライト、ついてますか - ドナルド・C・ゴース、ジェラルド・M・ワインバーグ(著)、木村 泉(訳)
 1987年に共立出版社から出された本です。読んだ切っ掛けはお知り合いの方から教えてもらった事です。「ライト、ついてますか」この言葉が何かしらの比喩である事は間違いありませんが、そこにたどり着くまで長い時間が掛かりました。この本は問題発見をテーマにしております。注目するべきは、問題解決ではなく問題発見です。似た言葉に思えますが、その本質は全く違った方向を向いております。皆さんは、問題はどこからやってくるかと考えた事があるでしょうか?学生であれば、問題の殆どはテストや宿題かも知れませんね。では社会人にとっての問題は何でしょうか?例えば「事業が上手くいかない」…経営者であれば問題だと思います。ですが従業員であれば、会社を辞めればたちまち問題解決です。他には「道路が渋滞している」…車を使わなければ問題ありませんが、道路沿いに住んでいる方であれば車を使う使わない関係ありませんね。このように、この本では問題のそもそも論について目から鱗の事柄が書いてありました。そもそも何が問題なのか?そもそも誰にとっての問題なのか?そもそもこれは問題なのか?そもそもこれは解かなければいけないのか?今生きている社会において、私たちがどれだけ固定概念に捕らわれていてどれだけ思考停止しているのか気付けると思います。時折日本語訳が分かりにくくユーモアさを失っている部分もありますが、全体的にライトな感覚で読む事が出来ます。コメディたっぷりの事例と共に、問題とは何かについて今一度考えてみては如何でしょうか。最後に一言、あなたの頭の中にライト、ついてますか?

 今行っている仕事や事業って、ある程度は到達点が予測されていると思います。その方が無駄が無いからです。ですけど、この本で言っている事はそういったシナリオありきでは中々たどり着けない事柄だと思いました。視点を変えるとは、そういう事なんだなと思います。
  1. 2018/09/06(木) 23:04:35|
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プロフィール

M.M

Author:M.M
HPでビジュアルノベルのレビュー等を公開しております。
ビジュアルノベル部ソムリエ担当。
【ビジュアルノベル】同人多め
【DDR】元DP足紙さま?
【吹奏楽】楽器はTuba

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