徒然なるM.M

私ことM.Mの徒然ない日常を綴った日記

世界最強の気象情報会社になる日

 今日は夜勤明け。久しぶりに秋葉原に行って買い物したりイベントに参加したりお知り合いの方とお昼食べたりしてきました。何気にちゃんと秋葉原を回ったのは今年初めてかも知れません。いろいろ町並みも変わっていてすごく楽しかったです。

 尊敬する職場の元上司の方から頂いた本の紹介3冊目です。1冊目2冊目は目からウロコの内容でして、今回紹介している3冊目は純粋に情熱の大切さを感じる一冊でした。

世界最強の気象情報会社になる日 - 石橋 博良
 2015年にIDP出版で発行された新書です。書写である石橋博良氏は株式会社ウェザーニュースの創業者であり、2010年他界されております。元々この本は「世界最大の気象情報会社になった日」というタイトルで発行されたのですが、石橋氏が他界した後に代表取締役社長に就任した草開千仁氏によって追記されております。それだけ石橋氏が気象に人生を掛けた軌跡が凄まじく、その精神を引き継いで後世に伝えていこうという気持ちが込められた一冊です。元々石橋氏はウェザーニュースを作ろうとしていた訳ではありませんでした。始めは安宅産業という会社で木材を運搬する仕事をしていたのですが、自身が指示した船舶で海難事故が発生し死者を出してしまいました。この事を切っ掛けに、二度と気象で人を犠牲にしないと近い自分が出来る事を続けていったそうです。その中で海外の気象会社に入社し、そこでの地位を上げつつ出来る事を拡大しながらウェザーニュースを創立しました。それだけに留まらず、気象情報は気象庁が発表するものという概念を壊しに掛かりました。更にかつて勤めていた海外の会社の株式を買収しました。このバイタリティは他界する2010年まで一度も衰える事がありませんでした。石橋氏がここまで精力的に動けた理由、それは初心を忘れなかったからだと思っております。物事の挑戦に終わりは無い、もし石橋氏が他界していなかったら、きっと1人1人に合った天気予報を提供する事も視野に入れていたかも知れません。1分1秒先の天気予報を提供する事も視野に入れていたかも知れません。現在の技術ではちょっと難しそうです。ですが、難しいからこそ挑戦するのだと思います。この精神はしっかりと後世に受け継がれ、自社で衛星を打ち上げる、海外展開するなどは既に達成しております。ウェザーニュースの社是に「よく遊べ、たくさん遊べ、仲間と遊べ」というものがあります。遊ぶことで自身の探究心を育て、それを仲間と育むことで新しい創造が生まれるとの事です。この精神は仕事でも趣味でも大切にしたい。それだけ情熱を持った人生も良いのではないかと思いました。

 やはりこの本の感動したところは、石橋氏が死してなお受け継がれる意志があるという点だと思っております。ちゃんと見ている人は見ているんだなという事が伝わって自分の事のように嬉しかったです。
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  1. 2018/02/25(日) 18:17:03|
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「自分」の壁

 今日は夜勤明け。珍しくお昼まで掛かったので今日はどこにも出かけず引き篭ってました。こういう時にビジュアルノベルを消化するべきなんでしょうけど、どうしても夜勤明けですと気合が足りないですね。

 前に尊敬する職場の元上司の方から頂いた本を紹介したのですが、実はこれ以外にも4冊ほど頂いています。他の本も一気に読んでみましたので立て続けに紹介していこうと思います。

「自分」の壁 - 養老孟司
 2014年に新潮新書で発行された本です。著者である養老孟司氏の著書では過去に「バカの壁」という本がベストセラーになり、目から鱗の内容が話題となっております。今回紹介している「「自分」の壁」ですが、この本をくれた職場の元上司は仕事出来る意識の高い方でしたので、そんな方から頂いた本であればさぞ意欲的な内容なんだろうなと思ってました。ですが、実際読んでみたら決してそんな事は無く、むしろ自分を見つめ直し自分と周りの壁を理解しようというシンプルであり優しい内容でした。この本にとっての大前提、それは自分と周りには本質的に壁を作ってはいけないという事です。現代社会は得てして「個性」というものを尊重する流れになっております。他人に合わせるよりも自分にとって大切なものを大事にするべきである、多くの方がこういった意見に賛同し勇気を貰ったと思います。ですが、著者はこうした個を大切にする風土に疑問を投げかけております。何故なら、こうした個を大切にする風潮はそもそも日本の文化や組織と逆行しているからです。会議や集会でも割と右へ倣えの方が多いと思います。著者はむしろこれでいいと主張しております。何故なら、個人が問題にする程深刻な状況ではないからです。もし本当に深刻な状況になったら、その時はちゃんと個人が考え出します。それだけ日本は平和であり、また時間を守り言われた事を丁寧に行う国民性が評価されているのです。そして、これは自分自身が自分だけのものではないという事にも繋がっております。例えば人の体中には無数のが生息しており、これらの存在が無ければ人間は生きていけません。他には、日本人は天皇を国民の象徴とし自分の事以上に敬う存在として認めております。東日本大震災を契機に広まったという言葉、これをすんなり受け止める人と違和感を感じる人の両者がいたと思います。選挙に無関心なのは悪い事でしょうか?逆に考えれば、それだけどの政治家も信頼しているという事ではないでしょうか?今ここで話した事はほんの一例です。共通しているのは、全て自分個人で閉じているものは一つもないという事です。何らかの形で個人は全体と繋がっております。では、あなたはこの全体に対してどう向き合うでしょうか。そして向き合った結果、それでも捨てられないものがあるでしょうか。それが本当の自分であり、自信に繋がるのだと思います。この本を通して、今社会で常識ととらえられている事を再び考えてみて下さい。目から鱗の発見があると思います。自分ももう一周します。

 意識高いと意識高い系は違うという事を象徴している本だと思いました。生き急ぐのではなく周りを見渡して自分と比べて適切な行動を取る、視野が広くないと出来ない事だと思いました。
  1. 2018/02/21(水) 20:41:32|
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JR北海道の危機 日本からローカル線が消える日

 今日は何もない休み。ここ一週間は結構飲みの頻度が多かった気がします。職場であったり、楽団であったり、まあどれも飲みたいと思った人との飲みでしたので全然問題なかったんですけどね。来週もあります。

 今回はたまたま目に止まった本を紹介します。これも私の中でずっと真実を解き明かしたいと思っていた題材でした。

JR北海道の危機 日本からローカル線が消える日 - 佐藤信之
 2017年にイースト新書で発行された本です。各種報道でご存知の方も多いと思いますが、JR北海道は2011年に車両火災事故、2013年には貨物列車脱線事故を起こしております。その後も単独維持困難路線の発表による地元自治体との協議難航など、どうしても先行き不安なイメージが付きまといます。私自身はそこまで積極的にJR北海道路線は使用しないため直接的な影響がある訳ではありませんが、鉄道というインフラ産業が今どのような状況に置かれているのか、またJR北海道の現状がどのようになっているのか気になり読んでみました。内容としましては、国鉄時代から現在に至るまでのJR北海道を中心とした鉄道の歴史が非常に細かく記されておりました。専門用語も多数存在し、正直一般人には半分も理解できないのではないかと思いました。私も途中までは一字一句読み進めてましたが、中盤は申し訳ありませんが流し読みで進めてしまいました。ですがこれだけ精密なデータをこの一冊にまとめたのは素直に凄いと思いました。また、JR北海道のみならずJR四国・JR九州といういわゆるJR三島会社の現状や経営方針などにも触れており、鉄道というインフラの未来はJR北海道の危機だけではないという警鐘も感じました。ただ、JR北海道の現状から何を教訓とするべきかという内容には踏み込んでおらず、あくまで鉄道マニアの為の一冊に思えてしまいました。最後に著者の提言も書かれているのですが、国鉄時代のフレームワークを見直すべき、行政がテコ入れするべきといった内容で留まっており、一般人にははいそうですかと受け止めるしか出来ないと思います。鉄道好きな方にはきっと楽しめるのでしょうが、正直大衆にはかなり難しい内容だと思いました。それでも、上で書きました通り膨大な情報量には本当に目を見張りましたので、鉄道に興味がある方は是非読んでみて下さい。そんな一冊でした。

 これだけ調べ上げたデータがあるのであれば、著者の提言に耳を貸さざるを得ないと思いました。ジャーナリズムというものの一端に触れた気がしました。
  1. 2018/02/18(日) 12:17:45|
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100年の価値をデザインする 「本物のクリエイティブ力」をどう磨くか

 今日は夜勤明け。夜勤明けはDDRやりに行くのがいつものスタンスになっております。そして今回は自分にとってとても嬉しい成果を出すことが出来ました。Lv17でもやや難しいとされるReach The Sky, Without youのEDPをクリアする事が出来ました(参考動画はこちらからどうぞ)!この調子でこれからも励んで行きたいです。

 今回も最近読んだ本を紹介します。この本というよりも、この著者の書き物はいつか読んでみたいと思っておりました。今回その切っ掛けを下さった職場の元上司に感謝致します。

100年の価値をデザインする 「本物のクリエイティブ力」をどう磨くか - 奥山清行
 2013年にPHPで発売された新書です。この本を読んだ切っ掛けは2つあります。まず1つは著者である奥山清行氏の講演を取り上げた記事をみて非常に共感した事、もう1つは私が尊敬する職場の元上司からオススメされた事です。氏のデザインに対する想いと日本に対する想いが大変印象的であり、加えて地元が山形県であるという特に意味のない親近感もあって何か著書を読んでみたいと思っておりました。氏は工業デザイナーとして様々なヒット商品を生み出してきました。それは日本のみならず世界の様々なフィールドででした。そんな氏だからこそ、ものつくりに対する日本人の強みと弱みというものを理解しておりました。本書では、デザインを通して日本人らしさというもの・クリエイティブというもの・好きなものを作るという事・100年先の価値というものが書かれております。よく日本人は外国に対して引け目を感じていたり自分たちを下に据えるといった自虐的な姿勢が見られます。見方を変えればそれは慎ましさなのかも知れませんが、氏曰くそれは無駄に自分たちの潜在能力を落としているとの事です。氏によると、日本人は個人力が非常に高く団体力が非常に弱いとの事です。私もこれは思ってました。職人気質の仕事はその人だけのものであり、誰にでも伝承するものではありません。何だかんだで自分の強みを持っている人が強い、それはまさに個人力だと思います。ですが、会議の場ではそういった個人の主張は見事に出てきません。謙遜しているのでしょうが、それでは会議の意味がありません。これが団体力が非常に弱いという事です。団体力は議論力だとも氏は言っておりました。個人力にすぐれている日本人が自分の技術をメンバーと共有する、これ程力になる事はありませんね。そもそも、自分が考えている事をメンバーと共有しないのはプロとして失格だとも言っておりました。デザインとは見た目だけではなく、機能的な部分、材料的な部分など様々な要素が組み合わさっております。その実現の為に持っている情報は全て共有する、それが出来れば素晴らしい作品ができると言っておりました。これ以外にも、とにかく一字一句メモしたい言葉に溢れております。そしてそれらは全て日本人のセンスを信じているからこそ生まれているものです。世界に1人で打って出た氏だからこそ言える言葉だと思います。何度も何度も読んでみて、自分も何か1つでも真似できればと思いました。オススメです。

 何よりも言葉の一つ一つに力強さがあるんですよね。それだけ自分と日本を信じているという事なのだと思います。こういうカッコイイ生き方に、自分も近づきたいと思いました。
  1. 2018/02/08(木) 23:39:42|
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専業主婦は2億円損をする

 今日は普通の日勤。ちょっと想定外のトラブルに見舞われてその対応で終わった1日でした。電話して同じ内容をメールして、それでも全く伝わらない時ってたまーにあるんですよね。

 今回はお知り合いの方に紹介された本を紹介します。新刊コーナーでも分かりやすいところに陳列されてましたので読んだ方も多いのではないでしょうか。

専業主婦は2億円損をする - 橘玲
 2017年にマガジンハウスで発売された本です。橘玲氏の本では前に言ってはいけない 残酷すぎる真実の方を読ませて頂きました。世の中でタブーとされている事を統計学・脳科学・心理学という武器を元に鮮やかに書き記した本で、ある意味この本に救われた方もいたと思います。そんな橘玲氏の本ですので甘っちょろい事は書いてないんだろうなという予感はしました。何しろ専業主婦という存在を思いっきり否定しているタイトルですからね。ちなみに専業主婦は2億円損するという意味は、単純に専業主婦がもし生涯仕事をしていれば2億円の収入を得るだろうから2億円損するという事です。つまり、この本では人生においてどのように仕事に向き合うかを通して、幸せというもののあり方を書いているのです。女性が主婦になる時、それは結婚した時です。ですが、本来であれば結婚する事と仕事は無関係であり、結婚後も仕事を続ける続けないは自由に選択できるはずです。それを良しとしないのが日本の現代社会だと氏は言っております。仕事も単一労働からクリエイティブなものまで様々あります。そして、得てして日本では結婚した女性に対しては単一労働にシフトさせる傾向にあるそうです。これは将来子供を産むことを想定して仕事を辞めるかも知れないと忖度する結果だそうです。余計なお世話だと思います。本人の希望を完全無視ですからね。ですが、これが日本の現代社会の現実です。この本では、他にも収入や学歴の違いで結婚する相手が変わる、子供が出来るといきなり世間の目が変わる、など目を逸らしてはいけない現実を描いておりました。そして、その上で幸せになる方法を提示しておりました。何れにしても、専業主婦になるという事は自ら収入を得る方法を放棄しているという事、自分の人生を相手に依存しているという事です。これは、将来仮に愛が無くなった時に悲惨です。自分の為にも仕事は続ける、可能であれば好きな仕事を続ける、それが結果として自由になり幸せになると説いておりました。移りゆく現代において何が正解か分かりません。それでも、お金とキャリアくらいは持っておきましょうという事が伝わったので良しとします。

 今は様々な価値観が簡単に目に入る時代です。この人はこう思っている、あの人はこう思っている。それでも日本社会というものは間違いなく生き続けております。だからこそ、自分はこう思っているというものを大切にしたいですね。
  1. 2018/02/06(火) 19:43:43|
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日本人のための「集団的自衛権」入門

 今日は普通の日勤。3日前に振ったが未だに路肩に残り、まるで地元のような風景が続いております。すぐに溶けると思ったら寒波が来てるみたいで、暫くはテロテロな路面に苛まれそうです。

 正月に実家に帰る途中で読んだ本ですが、まだ感想をまとめてなかったのでここで紹介しようと思います。日本人であれば無視できないワードだと思いますし、好き嫌い関わらず是非読んで欲しい1冊だと思いました。

日本人のための「集団的自衛権」入門 - 石破 茂
 2014年に新潮新書で発売された新書です。この本を読んだ理由、それは単純に自分が集団的自衛権というものについて勉強不足だったからです。私の周りでも集団的自衛権は危険だ、戦争に繋がる、憲法九条が無くなる、と主張している人を少なからず見かけます。ですが、私にはそういった主張が正しいのか間違っているのかの判断すら出来ませんでした。そうであるのなら、実際に集団的自衛権に関わっている人の本を読んでみればいいと思いました。本書は二つの章で構成されております。第一章は集団的自衛権についての説明、第二章は昨今集団的自衛権に関して世論から問いただされている質問に対する回答です。この第二章が良いですね。ニュースやネットで言われている質問に対して丁寧に回答しております。集団的自衛権に否定的な質問に対しても、肯定出来るものは肯定し、否定出来るものは否定しているのです。そうした当たり前の議論が展開されておりました。この本を読んで率直に思った事は、一人ひとりが今一度憲法や法律というものをしっかりと読み直すと言う事、今この瞬間だけではなく様々な事態・時間を想定する事の大切さでした。この本では集団的自衛権だけに限らず、戦争の歴史憲法九条についても触れております。集団的自衛権の事を考える前にまずは前提として集団安全保障・個別的自衛権についても理解しなければならず、その話をするうえで戦争の歴史や憲法九条の事実も知らなければいけないからです。そして、それらの知識を持ったうえで先入観無して昨今問いただされている質問を見てみるのです。すると、世論が心配している事が実はかなり限定的だったという事が分かります。例えば、

・憲法九条があれば集団的自衛権は要らないのではないか?  ⇒  憲法九条と集団的自衛権は関係ありません。
・中国や韓国を刺激しないか?  ⇒  集団的自衛権は日本とアメリカだけの話ではありません。
・自分たちが徴兵されるのではないか?  ⇒  国民を雇い教育するだけのお金はありません。


といった感じです。考えて見れば当たり前の事です。それがどれだけ限定的で狭い視点で語られているがか分かりました。勿論不安に思う部分もあると思います。ですが、そんな事はとっくに全て想定され議論として出尽くしております。まずは自分達が真摯に勉強する事ですね。そんな大切な事を学ばせて頂きました。

 社会人になると、何かを勉強しようと思った時にその手法が本を読むかセミナーに参加するか人の話を聴くかくらいしかないと思います。そしてその全てが能動的に動かないとダメなんですね。こういうストレートに勉強させてくれる本は積極的に読んでいきたいですね。
  1. 2018/01/25(木) 19:47:10|
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ビジネスマンの父より息子への30通の手紙

 今日は普通の日勤。最近職場を含め新年会の機会が多いのですが、それほど飲んでないハズなのに翌日の二日酔いが酷いんですよね。お酒に弱くなったのか年取ったのか、どちらにしてもシンドいです。

 また最近読んだ本を紹介します。こちらの本もお知り合いの方からオススメされたものです。ビジネス書である事はタイトルから想像できると思いますが、それ以上に愛情あふれる物語として面白かったです。

ビジネスマンの父より息子への30通の手紙 - キングスレイ・ウォード
 1987年に新潮社から第一版が発行された新書です。著者はカナダ生まれの実業家であるキングスレイ・ウォード氏であり、城山三郎氏によって翻訳されました。この本は、タイトルにあります通り著者が自分の息子に充てた手紙をまとめたものです。元々が個人的な手紙という事で書籍化するつもりは無かったそうですが、息子に限らず多くのビジネスマンに符合する内容という事で世に広まる事になりました。内容ですが、一言で言えば愛情の塊です。父親として自分が一生かけて学んだ事を息子に全て伝えきりたい、そんな気迫を感じました。人生の様々なシーンについて、それを30の場面に分けてアドバイスしているものです。それは非常に単純で明快、一通一通が短いですので適格に要点をまとめております。全ての文章を読む必要はないかも知れません。自分たちが人生の中で何か迷った時、それに当てはまる通を読むくらいのスタンスで良いと思います。たとえば結婚に悩んだら第十一通を、友情に悩んだら第二十三通を、ストレスを感じたら第二十七通を読めばよいと思います。そんな人生のシーンについて、きっと的確なアドバイスを与えてくれると思います。加えて、この本はカナダ生まれの著者が書かれているという事で、日本ではあまり見られない文体やジョークも書かれております。そんなニュアンスを十二分に生かした翻訳も魅力的です。今回私は一気に全部の通を読んだのですが、正直かなり時間が掛かりました。それだけ非常に密度の濃い内容であり、上でも書きましたが愛情に溢れておりました。常に自分の手に届く範囲に置いておき、悩んだときに開いてみてください。そんな本です。

 こういう原文が外国語の本は翻訳者のセンスが印象を大きく左右しますね。ただ単純に翻訳するだけでは面白くない、かと言って意訳したら意味を取り違えてしまうかも知れない。翻訳者は執筆以上に時間を掛けて訳されているのかも知れませんね。
  1. 2018/01/19(金) 23:09:56|
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科学的とはどういう意味か

 今日は普通の日勤。今週は珍しく夜勤が一回もありません。朝出勤して夜帰る規則正しい生活を送っております。こういうリズムが取れている時に色々やりたい事を進めたいですね。

 だいぶ前にフォロワーさんから勧められた本を読んだのですが、感想をまとめてませんでしたのでこのタイミングで紹介しようと思います。ここまで私の考えと一致する本は無いかも知れません。日頃自分が思っている事を代弁しているかのような1冊でした。

科学的とはどういう意味か - 森博嗣
 2011年に幻冬舎新書で出された新書です。タイトルを読むと「これから科学の講義を始めます」の様な印象を受けますが、具体的な科学の話が始まる訳ではありません。この本で言いたいことは「世の中を科学的に見てみては如何でしょうか?」という提案でした。科学的というと難しく感じるかも知れません。ですが実際はそんな事はなく、物事に対する思い込みを無くする、自分の目で確かめてみる、疑ってみて自分で考えてみる、といったプロセスの事を指します。この本の特徴として「科学は楽しい」とか「科学を好きになろう」と一切言わない事ですね。科学が嫌いでも構わない、ただ物の見方を変えてみてはどうでしょうかと提案しているだけです。ある意味非常に低姿勢だと思いました。私のように根っから理科が好きな人間にしてみれば何のことはないと思います。ですが小学校の時から算数が苦手という理由で文系への道を選んだ方には是非読んで頂きたいです。内容は全部で4つの章に分かれており、「何故、科学から逃げようとするのか」「科学的というのはどういう方法か」「科学的であるにはどうすれば良いのか」「科学とともにあるという認識の大切さ」という構成となっております。そして章の中でさらに細かく2ページ程度のボリュームの小単元となっており、細切れに読めますので時間のない方でもコツコツ読めます。何よりも章の最後にまとめを用意しているのが非常に丁寧ですね。専門的な用語もなく、中学生や高校生こそが自分の進路を決める上で読むべきかも知れません。時には文系と理系や科学と非科学といった対立構造を煽る部分もあり、そこに著者の内情が見え隠れするのも面白いです。何れにしても私が日頃思っていることを完全に代弁しておりますので、自分が科学に対してどのように思っているのか知りたい方はぜひ読んでみてください。オススメです。

 実はこの本を読み始めたのはCOMITIA122に行く途中の電車内だったのですが、帰りの電車内で既に読み終わってしまいましたからね。実質1時間20分といったところでしょうか。全部で200ページのボリュームですが、私のように速読に慣れていない人でも読めてしまうのは、この読みやすい構造と自分と考え方が合ったからなのでしょうね。
  1. 2018/01/11(木) 20:36:55|
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13歳から知っておきたいLGBT+

 今日は12/25という事で世の中的にはクリスマスな1日でした。ですが平日ですのでサラリーマンにとってはあまりクリスマス感は無かったのではないでしょうか。私は年休消化でお休みでしたが、いつも通りの生活でした。普通に今年最後になるDDRをやってました。

 今年最後に紹介する本です。読んだ切っ掛けは秘密ですが、必ず今年中に紹介しようと思ってました。

13歳から知っておきたいLGBT+ - アシュリー・マーデル
 2017年にダイヤモンド社で発行された本です。タイトルにあるLDBT+とは、レズビアン・ゲイ・バイセクシャル・トランスジェンダーを含んだ全てのアイデンティティを意味します。そして、この本はLGBT+とはこうであるという事をラベリングする本ではありません。ましてや、このアイデンティティにはこういう風に接しましょうという指南本などでは決してありません。この本の目的は、ただ多種多様なアイデンティティを紹介する事、そしてそうした多種多様なアイデンティティが何故生まれるのかを紹介する事です。この本では、著者の経験と著者の知り合いである40人以上のアイデンティティの持ち主が自己紹介しております。この自己紹介を言葉のままに受け取る事がスタートになります。この本を読む前、私はLGBT+とはどのようなものかをちゃんと知りたいと思ってました。そして、読み終わってその目的は達成されました。ですが、新しい不安が生まれてしまいました。これから、自分はどうすればいいのだろうと。多種多様なアイデンティティがある事が分かりました。ラベリングする事に何も意味はない事が分かりました。世の中にある全てのものは男と女というラベルが貼られている事が分かりました。ちょっとしたニュアンスの違いが相手にとってとても大きな事である事が分かりました。だからなんですね、八方塞がりになってしまったんですよ。目の前の人にどうやってアプローチすれば良いんだろう。自分の不用意な一言が、相手にどのような印象を与えてしまうのだろう。知らず知らずのうちにラベルを貼っていたのではないか。自分のエゴばかり突きつけていたのではないか。そもそも、自分はどれだけ自分自身のアイデンティティを理解してきたのだろう?どれだけ自分と向き合ってきたのだろう?自分は自分の事を男だと思っております。この発言自体、不用意なんだなという事を理解しました。この本は、LGBT+について理解を深める事を通して、個人個人のアイデンティティを尊重しようという本だと思いました。1億人いれば1億人のアイデンティティがあるんです。自分は男である、その事に少しでも違和感を感じたら、その瞬間からあなたのアイデンティティが生まれるのです。そんな当たり前の事を教えて頂きました。ありがとうございました。

 世界が広がる、認識が広がるとはこういう事なのかも知れません。今まで知らなかった事、固定概念だった事、それを教えて頂きました。そういう本に、これからも出会っていきたいです。
  1. 2017/12/25(月) 20:15:01|
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都知事失格

 今日は普通の日勤。昨日からちょっと風邪を引いたみたいで、葛根湯を飲みながら大人しくしております。それでもPCの前では微妙に作業が捗ってしまうのが危ういですね。

 ここ最近本の記事が連続しておりますが、結構溜まってますので一気に吐き出してしまいます。今回はこの本です。書店の新刊コーナーでも大々的に並んでましたので読んだ方も多いのではないでしょうか。今この時になって何を語るのか楽しみに読んでみました。

都知事失格 - 舛添要一
 2017年に小学館で出された一冊です。内容はもはや説明不要ですね。厚生労働大臣や東京都知事、またコメンテーターとしても活躍された舛添要一氏が都知事を辞職して1年後に出された本です。都知事を辞職してから初めて公に対してメッセージを送ったのがこの本であり、都知事に対してどのような気持ちであったのか知りたくなり読んでみました。ご存知の通り、舛添要一氏は2016年に東京都知事を辞職しました。それはいわゆる舛添バッシングと呼ばれる一連の報道の末の結末でした。皆さんはこの時の報道に対してどのように思ったでしょうか?舛添要一氏は悪い都知事だと思ったでしょうか?きっと思ったと思います。何故なら、そのような報道しかなかったのですから。この本の中で舛添要一氏は「空気が支配する日本社会が絶対的権力」と評しております。自分が話した言葉が湾曲されて世の中に報道される、一番の権力者はマスコミだと話しておりました。そしてマスコミの報道に対して「パンとサーカス」と評しておりました。今の日本にはパンは十分に存在する、後はサーカスがあればいい。そのサーカスとして使われたのが舛添バッシングだったと思っております。改めて考えてみてください。舛添要一氏は東京都知事としてどのような成果を上げたか知っていますか?別荘・ファーストクラス・朝鮮学校、これらの報道の本質は何ですか?これらの問いに対して、この本の中で舛添要一氏の視点から明確に答えを書いております。是非舛添要一氏の言葉を聞いてみてください。そして舛添バッシングと呼ばれた報道の流れを感じてください。小池知事についても、都知事就任から希望の党代表辞任の流れが似ていると思いませんか?自分たちはマスコミが用意したサーカスを楽しむのではないく、物事の本質を見ようとしなければいけないのでしょうね。「私の声がいつか届く日がくるのだろうか。」、こう嘆く舛添要一氏の言葉を聞いてみてください。オススメです。

 ここ最近小保方晴子氏のあの日少年Aの絶歌、と決してマスコミが報道しない本人の言葉を記した本をよく読んでいる気がします。物事に対する言い分は表と裏の両方から見なければいけないと思っております。表がマスコミなら、裏は本人ですね。どちらの視点も知った上で、改めて物事に対して考える必要が有ると思っております。
  1. 2017/12/22(金) 00:00:22|
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プロフィール

M.M

Author:M.M
HPでビジュアルノベルのレビュー等を公開しております。
ビジュアルノベル部ソムリエ担当。
【ビジュアルノベル】同人多め
【DDR】元DP足紙さま?
【吹奏楽】楽器はTuba

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