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徒然なるM.M

私ことM.Mの徒然ない日常を綴った日記

暗号解読 上

 今日も在宅勤務。埼玉県の緊急事態宣言解除はもう少し先になりそうですので、それに合わせて在宅勤務も続きそうです。何とか5月末で終わって欲しいですね。本当それだけ祈ってます。

 今回は最近読んだ本を紹介します。私は実は自室で本を読む習慣は殆どなかったりします。それでも流石に本からのインプットが少ないと思いましたので寝る前の30分程度は読むようにしております。

暗号解読 上 - サイモン・シン(著)、青木 薫(訳)
2007年7月に発売された本です。読んだ切っ掛けは、職場の上司と飲んだ時にオススメされた事です。暗号って、素直に浪漫があるんですよね。誰かに秘密の事を伝えたい、でも他人がそれを知りたいと思う、だから暗号にして隠して伝える、そんなメッセージを送りたい人と解読したい人の戦いの歴史が暗号には詰め込まれているんだろうなと思っております。この本では、そんな暗号がどのように生まれてどのように発展していったのかを描いております。タイトルに(上)とあります通り、この本は下巻とセットで一つの内容となっております。上巻では、中世ヨーロッパから第一次世界大戦までの歴史を紹介しておりました。昔は通信装置などありませんでしたので、全て文字による手紙でのやり取りでした。その為、昔の暗号はアルファベットの文字列を特別な鍵を決めて置換し暗号としておりました。その後無線技術や信号技術が生まれ、暗号機というものが生まれました。この辺りから暗号のスケールが爆発的に大きくなり、人間の努力では到底解決できないレベルに膨らんでいきました。そんな、暗号の歴史が丁寧に描かれておりました。本の中では実際の具体的な暗号も紹介しており、分かり易く暗号の解説をしておりました。また、暗号を作った人や暗号を解読しようとした人の具体的なエピソードもあり、ドラマティックな出来事があったんだなと分かりました。情報は、個人レベルのものであれ組織的なものであり価値を持ちますので暗号にも価値が見出されるのは必然なのだろうと思います。実際、この暗号解読の中でも暗号を破られた事で戦争の戦局が変わったという事例が幾つも紹介しされておりましたし、一国の跡継ぎをどうするかといった国の未来を託す内容も紹介されておりました。この本を読んで暗号に興味を持った方は、例えば遊びで暗号を作りゲームをしてみるのも面白いかも知れません。現代のようにコンピューターを使った物はありませんので、頭の体操に調度良い気がします。そんな暗号の歴史が良く分かる本でした。下巻も是非読んでみようと思います。

 いつの時代も、秘密にしたい事はあったんですね。そしてそんな秘密を知りたいと思う人もいる訳ですね。暗号と暗号解読の戦いは、人間が文明を築いた時からの宿命なのかも知れません。
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  1. 2020/05/21(木) 20:21:17|
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神様のカルテ 3

 今日は休みです。ここ最近は急に気温が上がって真夏日の様相を見せております。私も昨日まではエアコン無しで過ごしていたのですが、流石に今日はエアコンを付けてしまいました。コロナだけではなく熱中症にも気を遣わなければいけないのもしんどいですね。

 少し前に神様のカルテ 1という本を読んだのですが、続きの神様のカルテ 2に引き続き神様のカルテ 3も読み終わりました。神様のカルテシリーズは全3巻構成で、いよいよクライマックスとなります。その為中身は完全にネタバレとなっておりますので、ご覧になりたい方は続きを読むからどうぞ(反転でお願いします)。

[神様のカルテ 3]の続きを読む
  1. 2020/05/02(土) 12:52:00|
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吉松隆の調性で読み解くクラシック

 今日は普通の日勤。在宅勤務が始まった事で、連絡用のメールが格段に増えましたね。直接会話できる事の有難みをヒシヒシと感じてます。これは本当に早くコロナ終息して欲しいですね。

 今回は最近読んだ本を紹介します。クラシックに興味のある方だけではなく、音楽そのものに興味のある方であれば楽しめる一冊です。

吉松隆の調性で読み解くクラシック - 吉松 隆
2014年10月に発売された本です。読んだ切っ掛けですが、楽団の後輩が読んでいて興味を持って自分も読んでみたという感じです。私は趣味で吹奏楽をやっております。中学からやってますのでもう20年以上も触れているんですね。そういう意味で、それなりに吹奏楽の知識と言いますが音楽の知識は持っているつもりです。まあ、実際音楽理論については小中学校の授業以外でオフィシャルで学んだ事は無く、後は指揮者の先生の言葉と経験則でやってきた感じでした。そういう意味で、自己流ではなく本当の意味で調性(ハーモニー)を学ばなければなとは思っておりました。今回手に取った本はポケット教養シリーズという事で、基本的に初心者や一般の人を対象にしております。きっとこういうレベルで学んだ方が良いんだろうなと思い、調度良かったと思っております。内容ですが、調性とは何かという事を始めに語り、そこから楽器の種類によって得意不得意な調性があるという事、科学的に耳に良い調性がある事悪い調性がある事、調性の歴史やそれぞれの調性の代表的なクラシックなど、広く浅く分かり易く書いておりました。とても読み易く、そして簡潔に書いておりましたのですんなりと頭の中に入ってきます。これはもっと早く読んでおけばよかったって思いましたね。音楽に対して考え方と言いますか取り組み姿勢が変わってたんじゃないかって思ってます。実際のところ、平均律はピアノがあれば簡単に作れますが純正律はそれぞれの楽器を平均律で揃えて、そこからハーモニーを理解して自分の役割を理解して耳で音程を前後させなければいけませんからね。相当の訓練が必要ですし、自分も出来ているとは言えません。大切なのは調性という物があるという事を知るという事、それによって調性を検討するという道を目指す目指さないという選択肢があるという事かも知れません。折角吹奏楽をやってますので、少し考えてみようと思いました。何れにしても読み易い本です。音楽に興味のある方も無い方も、是非オススメします。

 実際のところ、調性の理論が分かってもそれを実感するのは長い訓練が必要です。訓練と言いますか、一流の演奏を何度も聴く事ですね。その繰り返しで、何となく良い調性と悪い調性に気が付けるんです。
  1. 2020/04/20(月) 20:23:26|
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「家族の幸せ」の経済学 データ分析でわかった結婚、出産、子育ての真実

 今日も普通の日勤。いよいようちの職場でも来週からローテーションで自宅待機が始まります。緊急事態宣言が出ましたので、本当正念場という感じですね。何とかこの期間で収まって欲しいです。

 今回は最近読んだ本を紹介します。久しぶりに納得感のある本を読む事が出来ました。

「家族の幸せ」の経済学 データ分析でわかった結婚、出産、子育ての真実 - 山口 慎太郎
2019年7月に発売された本です。切っ掛けは、本屋の新刊コーナーで見かけたことです。普段の私であれば、きっとこういう本は読まないんだろうなと思います。何故なら、家族の幸せという言葉にピンとくるものが無かったからです。様々な価値観が見える化された現代で、幸せを語る本を書くとは勇気があるな、とすら思いました。ですが、この本はそういった幸せの押し付けの本ではありません。むしろ、データに基づいて丁寧に分析された結果を紹介しております。幸せの形は人それぞれですがまずは事実としてこういう事がある、そういった内容でしたので興味があり手に取ってみました。中身は全部で6つの章に分かれており、それぞれ結婚・赤ちゃん・育休・イクメン・保育園・離婚について取り上げております。また、三つ子の魂百までとか、赤ちゃんは母乳で育てた方が良いとか、親権は母親の方が良いとか、そうした常識として語り継がれている言葉が正しいのかどうかをハッキリとデータで証明しております。基本的に、結婚や育児というものはそう何度も行うものだとは思っておりません。人生において誰もが初めてで且つ間違いたくない事ですので、先人の知恵や言葉が生きているのです。ですが、時代は変わりますしそれぞれの家族の状況は固有です。それでもある意味神話として語り継がれている言葉に振り回される、そんな不安や観念を少しでも和らげてくれる内容だと思いました。個人的に良かったと思ったのは、ところどころで著者がデータが全てではないと口語調で言っている事です。データは真実ですしそこから分析される事に信ぴょう性ありますが、それが全てではありません。あくまで幸せは人それぞれ、それを忘れないでほしいというメッセージも感じました。少なくとも、この本によって根拠のない理屈や神話には解放されると思います。そして、自分らしくやり易い形で家族の形を作る切っ掛けになると思います。是非多くの方に読んで頂きたい内容だと思いました。

 様々な価値観が見える化された現代は生き難いと思う反面、確かなエビデンスを示してくれます。いつの時代も自分らしさを大切にする事が大事なのは変わりありませんが、折角のデータがありますのでこれを活用しない手はありませんね。
  1. 2020/04/08(水) 22:47:25|
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神様のカルテ 2

 今日は普通の日勤。毎度ニュースを騒がせている新型コロナウィルスですけど、ここにきて一気に感染者が増えてきましたね。これはいよいよ本格的に外出禁止かも知れませんね。まあ、引きこもりには慣れてますので問題ないです。

 少し前に神様のカルテ 1という本を読んだのですが、続きの神様のカルテ 2を読み終わりました。神様のカルテはシリーズになっておりまして、2は1の続きとなっております。その為中身は完全にネタバレとなっておりますので、ご覧になりたい方は続きを読むからどうぞ(反転でお願いします)。

[神様のカルテ 2]の続きを読む
  1. 2020/03/26(木) 20:13:09|
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新編日本のミイラ仏をたずねて

 今日は普通の日勤。3連休明けという事で感覚を取り戻す意味で溜まった仕事を一気に消化してました。割とノッて仕事出来ましたので、このテンションで続けていければなんですけどね。

 今日は最近読んだ本を紹介します。私にとっては、本来であればこんな年まで待たず学生時代に読んでおくべき本でした。

新編日本のミイラ仏をたずねて - 土方正志
2018年8月に発売された本です。読んだ切っ掛けですが、前に特別展「ミイラ」を見に行った事です。ああいった特設展には最後に物販コーナーがあるのですが、私は必ず1冊は関連書籍を買うようにしております。展示は勿論面白いですし勉強になるのですけど、時間の制約もありますし一度きりですのでもう少し理解を深めるという目的があります。今回はミイラという事ですので、日本のミイラである即身仏について書いてあるこの本を選びました。この本では、著者が日本中にある即身仏を自身の足で訪れた時の記録を書いております。直接即身仏に会い、即身仏を保全している人たちに話を聴いたドキュメントです。そして、各即身仏についてその生い立ちと歴史について丁寧に説明しております。この本があれば日本中の即身仏について概要を知る事が出来ると思いました。そして、どの即身仏も地域の人に大切にされ守られているという事を感じました。同時に、即身仏を人の目に晒す事の葛藤や保全の大変さも感じました。そしてこの本の最大の特徴は、新編と書いてある通りで過去に即身仏を訪れてから25年の年月を経て再び訪れた時の記録も書いているという事です。当時お会いした方はもう無くなっていたり、別の場所に移っていたり、観覧出来たのが出来なくなっていたりとリアルな情報が書かれておりました。即身仏は、一度その身になれば未来永劫その形を保つ事が出来ます。ですが、人間は25年経過すればどんな人でも変化してしまいます。変わる物と変わらない物、そんな当たり前の事を改めて感じる事が出来ました。是非、日本人に生まれたなら即身仏に触れてみては如何でしょうか。この本はそんなあなたの橋渡しになってくれると思います。

 この本を切っ掛けに是非即身仏を見て欲しいですね。こういうのは、本や写真ではなく一度自分の目で見てみないと何も感じないと思います。オーラと言いますか気迫に満ちる何かを感じる事が出来ると思います。
  1. 2020/03/23(月) 20:30:51|
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神様のカルテ 1

 今日は普通の日勤。今週はちょっと夜勤の数が多くて、加えて少し体を冷やしたっぽくて微妙に倦怠感が抜けない感じです。どうせコロナですので、きっとこのまま土日は引きこもりですね。

 今回は最近読んだ本を紹介します。小説なのですが、普段ビジュアルノベルを読む私にとって本で物語を読んだのは割と久しぶりかも知れません。

神様のカルテ 1 - 夏川 草介
2011年6月に発売された本です。小説家であり医師である夏川草介氏による小説であり、劇場版にもなっておりますので知っている方は多いのではないでしょうか。私は小説の発売時期や劇場版が公開された時期には知りませんでしたので、今更ながら読んでおります。切っ掛けは会社の後輩とオススメの本の話をしたときに名前が挙がった事ですね。知り合いが好きな作品ですので、是非その人を理解したいと思い読んでみました。主人公である栗原一止(くりはらいちと)は、信州にある24時間365日患者を受け入れている病院に働くとある内科医です。結婚しており、妻は世界を股にかけるカメラマンです。お互いその職業柄、あまり顔を合わせる事はありません。住んでいるのは御岳荘と呼ばれる古めかしいアパートで、少し変わった住人がいて面白おかしく日々生活しております。日々忙しく診療する一止の視点で、病院の大変さというもの、人々の生きる様子を描いた内容となっております。読んでみて思ったのは、非常に読み易くサクサクと進める事が出来るテキストです。時に医者の蘊蓄が語られたり時に恋バナがあったり、時に家族愛があったりと場面を変えつつ少しずつシナリオが進んでいきますので、頭に入り易いのが理由なのかも知れません。全部で3つの章に分かれており、それぞれ100ページ未満程度ですので私の場合は30分程度で各章を読む事が出来ました。派手さは無いもののジンワリと胸が温かくなる物語でした。なるほど、劇場版になるのも頷けると思いました。オススメですので、是非興味のある方は読んでみて下さい。

 ビジュアルノベルでも小説でも、やはりテキストが一番大切ですね。読むという動作を阻害する要素は極力減らすべきだと思うんです。
  1. 2020/03/13(金) 19:55:50|
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俺か、俺以外か。 ローランドという生き方

 本日2020/3/8を持ちまして、35歳を迎える事が出来ました。晴れてアラフォーの仲間入りです。35歳になってもやる事が変わる訳ではありませんので、今まで通り楽しく自分らしく生きていこうと思います。

 今回は最近読んだ本を紹介します。本屋の新刊コーナーにあったのを衝動買いしました。絶対読んでみたいと思った一冊です。

俺か、俺以外か。 ローランドという生き方 - ROLAND
2019年3月に発売された本です。私、実はローランド氏の事は結構好きだったりします。新宿歌舞伎町のホスト界で一日の最高売り上げを更新した最強のホストであり、「俺か、俺以外か。」などの名言で知られるローランド氏の著書です。初めて知ったのはテレビのドキュメンタリーだった気がします。確かローランド氏が自身の誕生日で最後にホストとして仕事をする日に密着したものだったと記憶しております。とにかく自分に自信があり、お客さんを信じて周りのスタッフを信じて自分を貫き通す姿が素直にカッコいいと思いました。この人の哲学は何なんだろう、素直にそれが知りたくて読んでみました。全部読んで率直に思ったのが、ローランド氏の名言は決して作り物なんかではないという事です。ローランド氏は自分の生き方に一貫性があり仕事に対して真っ直ぐな姿勢を持っております。自分の哲学が確立しているからこそ、それと照らし合わせて自然と言葉を紡いだ結果が数々の名言だったという事です。別に、ローランド氏も自分の言葉が名言だなんて思っていないのではないでしょうか。何故なら、それが自分にとって普通だからです。ローランド氏の言葉が名言になるのは、きっとローランド氏程自分に自信を持って真っ直ぐ生きられる人ばかりではないという事なんでしょうね。ローランド氏の言葉を借りるのは構わないと思いますが、真似するのはあまり意味は無いと思います。ただ少なくともその一貫した生き方は自分の幸せを求める上で大いに参考になると思います。実際のところ、全ての人が「俺か、俺以外か。」です。私にとってこの本は、俺らしさに少し自信を持とうと思わせる一冊になりました。

 幸せの形は人それぞれですからね。ローランド氏みたいな形もあれば、あなたみたいな形もあるという事だと思います。まずは自分が好きな物や大切にしている物を見直してみる事からやってみるのが良いのかも知れません。
  1. 2020/03/08(日) 20:37:54|
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ロウソクの科学

 今日は何もない休み。今日で2月も終わりですね。今月は飲み会が多かったのですけどそれ以上に飲み代がかさんでしまった気がします。絶対に赤字ですね。

 今回は最近読んだ本を紹介します。いつか読もうと思っていながら読んでませんでしたが、良い切っ掛けがありましたので読んでみました。

ロウソクの科学 - ファラデー(著)、竹内 敬人(訳)
2010年9月に発売された文庫です。2019年にノーベル化学賞を受賞された吉野彰氏が少年の時に呼んだ一冊という事で最近話題にもなりました。この本は、世界的に有名な科学者であり、特に物理に触れた方であれば絶対に聴いた事があるファラデーによる講義を文字に起こした物です。その講義で取り扱った物はロウソクです。私たちの生活でとても身近にありながら、ロウソクが安定してずっと燃え続ける化学を知っている人は意外といないのではないでしょうか。最も、ロウソクが何故燃え続けるのか等という事を考えなくても普通に生きていけます。ですが、こうした身近にある物に対して「何故?何故?」と問い詰めていく事が科学者の第一歩だと、この本を読んで思いました。内容は、ファラデーがロウソクの燃焼を通してそこで生じる化学現象を丁寧に説明しております。燃焼には酸素が必要だという事、炎の色には燃えている物が関係しているという事、窒素があるから燃焼を抑えられるという事、二酸化酸素が生じるという事、義務教育の中で当たり前の事の様に教わる事を観察力で証明していく様子に、どこか熱量と言いますか浪漫を感じました。そう、科学者というのはこういうものだったなと思い出しました。日常の中にある「何故?」というものを突き詰める事、その先には唯一無二の真実が待っている筈です。それを、ロウソクという身近なものから感じる事が出来る本です。別にロウソクである必要は無いと思います。例えば、空は何故青いのが、何故夕焼けは赤いのか、何故冬は寒くて夏は暑いのか、答えは既に証明されておりますが、もしかしたらその証明結果は間違っているのかも知れません。世の中の現象に対して真摯に向きあう事、そして同時に興味を持って接する事、そんな気持ちを思い出せる一冊でした。

 本来科学というものはそういう物ですからね。世界・宇宙・生命、その中で分からないものがあればその全てが研究対象になる筈です。それを動かすのは、好奇心と好きという気持ちですね。
  1. 2020/02/29(土) 10:58:17|
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秋葉原事件 加藤智大の軌跡

 今日は休み。先週先々週で知り合いが所属する楽団の演奏会を聴いてきましたが、今日も別の知り合いの演奏会に行ってきます。毎週こういったイベントに巡り合う事が出来るのは嬉しいですね。

 今回は最近読んだ本を紹介します。読んだ切っ掛けは、今年プレイしたとある同人ビジュアルノベルでした。一度ちゃんと理解したいと思い読んでみました。

秋葉原事件 加藤智大の軌跡 - 中島 岳志
2013年6月に発売された本です。2008年6月8日、秋葉原通り魔事件と呼ばれる無差別殺人事件が発生しました。犯人は派遣社員である加藤智大であり、白昼の歩行者天国で起きた凄惨な事件という事で社会現象になりました。社会現象になった理由は加藤智大が唯の殺人鬼だったという事ではなく、家庭環境や自身の社会との繋がり、派遣社員としての立場やネット社会の発展など現代を取り巻く様々な要因が複雑に絡み合って今回の殺人に至っているからだと思っております。ネット上では加藤智大を神格化する声もあり、一人の犯行として切り縮めてはいけないのではないかと思いました。この本はそんな加藤智大の軌跡について綿密な取材と共に記した内容となっております。幼い時の家庭環境の辛辣さ人との会話が苦手な様子、言葉ではなく行動で自分の意思を示してしまう態度、そんな不器用な様子が赤裸々に語られておりました。正直、私も他人事ではないと思いました。私を含め、全ての人は社会との繋がりが無ければ生きていけません。お金を稼ぐにしても食べ物を手に入れるにしても、絶対に社会と関わるからです。そして、社会との繋がりについて自分以外の人の姿が否応にも見えてしまいます。無意識に自分と比較してしまうのです。加藤智大はコミュニケーションが苦手でした。その為人並みの幸せというものを手に入れるのが出来ない様子でした。そんな自分自身に絶望し、居場所を失った加藤智大は今回の殺人に至りました。殺人をする事が悪い事だという自覚は勿論ありました。それでも、加藤智大には殺人しかもう自分と社会を繋ぐものは無かったのではないかと思いました。あとがきにて、加藤智大には自己と向き合い言葉と向き合う必要があったと言っておりました。自分のコミュニケーションが苦手な性格を受け入れ、自分なりのペースで社会と繋がる為に言葉を使わなければいけない、これは全ての人が達成しなければいけない課題だと思いました。人と幸せを比べる事に意味が無い、自分の幸せは自分で見つけないといけないと思いました。

 どのような形であり社会とは繋がらなければ生きていけません。合う社会もありますし合わない社会もあります。自分にとって居心地の良い社会は、きっとあるはずなんですけどね。
  1. 2020/02/23(日) 08:56:58|
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プロフィール

M.M

Author:M.M
HPでビジュアルノベルのレビュー等を公開しております。
ビジュアルノベル部ソムリエ担当。
【ビジュアルノベル】同人多め
【DDR】元DP足紙さま?
【吹奏楽】楽器はTuba

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