今日は普通の日勤。昨日までの3日間はひたすら吹奏楽漬けで、私が所属している吹奏楽団の定期演奏会も行われました。これについては、次回以降書こうと思います。
今日は最近読んだ本を紹介します。教養として、一度は読まなければと思っておりました。
・青い鳥(
紙の本、
電子書籍) - メーテルリンク(作)、末松氷海子(訳)
青い鳥は、モーリス・メーテルリンク作の
童話劇です。
1908年に発表され、多くの人に親しまれております。
チルチルとミチルが幸せの青い鳥を求めて、様々な世界を旅する物語です。実はこれまでこの青い鳥に触れたことはありませんでした。切っ掛けは、少し前に
TBS系列のドラマである青い鳥を見たことです(
過去記事はこちらからどうぞ)。ドラマの青い鳥は見たのに、原作の青い鳥を見ないのは如何なものかと思い、読むことにしました。青い鳥は
様々な訳書が存在する為どれを読めばいいか悩みましたが、童話劇の台本をそのまま訳した
岩波少年文庫の物にしました。感想ですが、子供向けという事で一気に読めてしまいました。
ファンタジーですので理屈を追うことに意味はなく、様々な世界で生きる人達が何を考えそれをチルチルとミチルがどう受け止めているのかを感じる事に意味があるのかなと思いました。この作品のテーマは
幸せの見つけ方です。チルチルとミチルはダイヤモンドを振りかざす事で新しい世界へ進み、また新しい仲間と会話する事が出来るようになります。そして視野が広がり思考が深まって行くのです。つまるところ、
幸せになる為には知恵が必要だという事です。それが、旅を終えたチルチルとミチルが青い鳥に気付き幸せを実感出来た理由なのかなと思います。
ファンタジーらしい楽しさと人生観を伝える物語に、色々と考えさせられる内容でした。恐らく、小学校で読んでも理解出来なかったでしょうね。大人になった今、読んでよかったなと思いました。
児童文学は、その分かり易さからテーマがダイレクトに伝わるのが好きです。ライフステージが変われば感じ方も変わりますので、読み直してみるのは良いかもしれませんね。
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- 2023/09/19(火) 22:18:04|
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今日は普通の日勤。最近自分の周りでコロナ感染者が増えております。これだけマスクを付けていない人が増えれば、まあ当たり前かも知れないですね。
今回は最近読んだ本を紹介します。久しぶりに、エネルギーがあると言いますか執念のこもった本を読んだ気がします。
・統合失調症の一族 遺伝か、環境か(
紙の本、
電子書籍) - ロバート・コルカー(著)、柴田 裕之(訳)
2022年9月に発売された本です。読んだきっかけは、単純に
統合失調症に興味があった事と表示を見て目を疑った事です。表紙には
1組の夫婦と12人の子供が一列に並んでいる写真が写っており、この一家の大半が統合失調症に悩み苦しんだとの事です。このあらすじだけで、自分が惹かれるに十分なエネルギーを持っておりました。
遺伝か環境か、その答えを求めて読み始めました。この本は全部で
500ページ以上あり、この一家一人ひとりの行動や歴史について非常に丁寧に聞き取りを行い取材された結果を記しております。
夫婦が結婚した第二次世界大戦から現代に至るまで、全員の視点で一家の歴史が書かれているのです。この事実だけでとんでもない事だと思います。そして、統合失調症により様々な症状や特異な行動が出始めても
愛情を持って接する家族の様子が描かれておりました。
どんなに厳しい現実でもそれを受け止めて何か解決策があるはずともがく姿に、必ずこの病気は治されなければいけないと思いました。途中には統合失調症の原因究明に奮闘する
医師や研究者の姿も書かれていました。彼らにとっても、この一家の存在は言い方はあれですが貴重なサンプルだったみたいです。統合失調症が遺伝なのか環境なのか、
様々な仮説を立てて解明に勤しむ姿も印象的でした。最終的に、統合失調症の原因が遺伝か環境かの答えは出ませんでした。それらしい仮説がありその対処を行う事で一定の成果は出ておりますが、まだまだ研究を進める必要はあります。ただ少なくとも、
技術の進化や知見の積み上げと共に確実に重症化している患者の方は少なくなっております。いつの日か、統合失調症は簡単に治る病気になって欲しいと思います。とにかく
圧倒的な情報量で、
著者の執念とも呼べる文章量に只々感服しました。この本から学べるものは非常に多いと思います。是非多くの方に読んで頂きたいです。
丁寧な取材と圧倒的な事実の積み上げほど、説得力を持つものはありませんね。行きつく先に求める答えがあるなしに関わらず、その軌跡にこそ意味はあると思わせてくれます。
- 2023/08/30(水) 22:03:25|
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今日は何もない休み。明日からいよいよC102なのでその準備などしてマッタリしております。天気が不安ですが、何とか持ちこたえそうですね。
今回は最近読んだ本を紹介します。SNSに晒されている現代人に是非読んで頂きたい内容です。
・あなたはあなたが使っている言葉でできている(
紙の本、
電子書籍) - ゲイリー・ジョン・ビショップ(著)、高崎 拓哉(訳)
2018年10月に発売された本です。読んだ切っ掛けは、
Prime Readingでたまたま目に止まった事です。
あなたはあなたが使っている言葉でできている、当たり前の事を言ってるなと思いつつどんな内容なのか全く想像付かないタイトルが気になりました。何か
人生観に訴える内容なんだろうなと思いつつ読み始めましたが、想像以上に心に訴える内容でした。この本は、端的に言えば
幸せになる方法が書かれていました。そして、幸せになるためのエッセンスを
9つの章に分けて紹介しておりました。どの章にも共通していることは、
自分を正しく見つめる事、現実を正しく見つめる事、行動する事です。この
正しくというのが案外難しく、世の中の情報や自分や周りからの期待等で簡単に揺さぶられてしまいます。そして気がつけば
雁字搦めになってしまい、
本当の自分のポテンシャルを発揮できなくなるそうです。そんな自分の事を嫌いになりそうになる自分ですが、きっと
この本で好きになることが出来ると思います。またこの本では、頻繁に
歴史的偉人の言葉を挟んでいます。そして歴史的偉人の言葉を解釈して、
語りかけるようなテキストで表現しております。
勢いがありますので人によっては眩しいと感じるかも知れませんが、是非最後まで読んでみて欲しいです。きっと、何かしら
人生を楽しめる切っ掛けが見つかると思います。素敵な1冊でした。
様々な情報に晒される現代だからこそ、こうした本が必要なのかも知れません。世の中の様々な価値観に揺さぶられず、正しく見つめて行動したいものです。
- 2023/08/11(金) 11:50:50|
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今日は普通の日勤。一昨日の大雨で幾分か涼しくなったかと思ったらあっという間に猛暑日に逆戻りですね。8月も引き続き厳しい暑さになりそうです。
今回は最近読んだ本を紹介します。この本も、是非現代人に読んで頂きたいですね。
・半分、減らす。(
紙の本、
電子書籍) - 川野泰周
2021年10月に発売された本です。読んだきっかけですが、Amazonの
prime readingで上がっていたタイトルになります。
減らすという言葉を聞いて、
ヲタクである自分にとっては思わずドキッとしてしまいます。何故なら、
物を減らすのが苦手だからです。ゲームや音楽CDを始め、一度買ったものはコレクションとして
棚に並べては越に浸ってました。ですが結婚や引っ越しを経て、これらのアイテムを持ち続けるのがやや大変になってきました。それなら捨てるなり売るなりすれば良いのですけど、
後ろ向きな気持ちでは処分したくはないと思っております。この本では、物のみならず
食事・消費・情報・仕事の事柄に対して
半分減らす事の良さを伝えております。全ての減らす事に共通しているのが
中庸という考え方でした。様々な考え方が見える化された現代、人は何かと
やり過ぎてしまう傾向があるみたいです。それは増やす方のやり過ぎのみではなく減らす方のやり過ぎも同様です。
何事もほどほどに、無理のない範囲で少しずつ変えていく事が続ける秘訣と書いてありました。各セクションにおいて具体的な方法が書かれており、今すぐ実現できる物もありました。是非この本から
豊かな生き方についてヒントを貰えればと思います。とても為になる内容でした。良かったです。
人生出来るだけムラなく過ごしたいとは思ってますけど、中庸はそのヒントになるのかも知れませんね。辛いことも楽しいことも、もしかしたら半分にするのが秘訣なのかも知れません。
- 2023/08/03(木) 22:52:08|
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今日は夜勤明け。最近はジメジメしているのに加えて暑いので夜でも熱中症のリスクがありますね。体温が上がりっぱなしになりがちなので、水分補給が大事ですね。
今回は最近読んだ本を紹介します。久しぶりにサラッと軽く読める本に出逢いました。
・シリコンロード(
紙の本、
電子書籍) - 小平 尚典
1993年5月に発売された本です。呼んだ切っ掛けですが、単純に
世界のPC技術を作った方々の姿を見てみたいと思った事です。最近アップルを創った
スティーブヴォズニアック氏の自伝を読み(
過去記事はこちらからどうぞ)、何か
クリエイティブな事を成し遂げる人の考え方は自分の生き方を見つめ直す切っ掛けになると思いました。この本では、PCの発展に貢献した
39人を紹介しております。
1人辺り4ページ程度で、写真や座右の銘やプロフィールが書かれております。上でも書いた
スティーブヴォズニアック氏やマイクロソフトの創業者である
ビルゲイツ氏など誰でも知っている有名人から、新しい発想で世界を広げた生粋の技術者まで様々な方々が名を連ねておりました。日本人では、ソフトバンク創業者の
孫正義氏やアスキー創業者の
西和彦氏もいました。あくまで概要をサラッと紹介している程度ですので、その人物を詳しく知りたかったら
別の書籍などを読む必要がありますね。いずれにしても、PCの歴史を主要な人物と共に振り返ることが出来ました。写真付きで
170ページ程度ですのですぐに読み終わると思います。参考書くらいの感覚で読むのが良いかもしれません。面白かったです。
世の中のあらゆる技術は、それを実現しようと思った方の努力で達成された事がよく分かります。その第一歩を歩くのが素晴らしいですね。
- 2023/07/09(日) 20:14:39|
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今日は久しぶりに何もない休み。午前中はGOLD'S GYMで運動し、午後はビジュアルノベルを読むというとても理想的な時間を過ごしております。夜は何をしますかね。
今回は最近読んだ本を紹介します。是非全ての社会人の方に読んで頂きたい一冊です。
・拝啓人事部長殿(
紙の本、
電子書籍) - 高木一史
2022年6月に発売された本です。読んだ切っ掛けですが、タイトルが面白いなと思った事と
トヨタと
サイボウズという構図が面白いなと思った事です。この本では、元々
トヨタに就職した著者がサイボウズに転職しその後様々な会社を見る事で、今の
日本が抱えている労働環境を体系的に分析しております。トヨタと言えば日本で指折りの大企業であり、
1937年創業という長い歴史を持っております。戦前から現代までの時代を生きており、まさに日本の働き方の象徴です。一方サイボウズは
1997年創業でまだまだ若いですが、日本の働き甲斐のある会社ランキングに名を連ねております。そんな2社ですのでもちろん働き方は違います。一方は
年功序列の終身雇用、もう一方は
職能給のジョブマッチング、これは双方に理由があって確立された働き方でした。この本では決して
昭和の働き方を批判している訳ではなく、かと言って
令和の働き方を称賛している訳でもありません。世の中が目まぐるしく変化している時代の中で、様々な働き方を模索する中で
一人ひとりが幸せを感じられる方法を見つける過程が書かれております。終身雇用には終身雇用になる理由がありました。これが昭和時代にはベストであり世界からも絶賛されたのです。しかし令和では様々な通信手段が発達し、
単純に終身雇用を継続するだけでは歪みが生まれてしまいます。そこを
少し変えるだけで実は誰もが幸せになれるのかも知れない、そんな事例を紹介しております。本書ではトヨタとサイボウズ以外にも
12企業の働き方を紹介しております。また働き方は
就職から退職まで10のフェーズに分けて分析しております。体系的に整理され理解しやすいです。皆さんも、今一度自分が勤めている会社の働き方を見つめてみては如何でしょうか。もしかしたら、少しの変化で劇的に幸福度が変わるかも知れません。そんな事を思わせてくれる内容でした。
まずは足元を固める事、その上で周りを見る事が大切なのかも知れません。社風や扱っているサービスで、働き方は企業の数だけあって当たり前なのですから。
- 2023/07/01(土) 18:14:48|
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今日は普通の日勤。初めて仕事終わりにGOLD'S GYM行ったんですけど、夜の方が人が多いですね。やっぱり、仕事終わりに筋トレするサラリーマンが多いという事なんでしょうか。
今回は最近読んだ本を紹介します。タイトルを見て、率直に内情を知りたいと思いましたね。
・学校というブラック企業(
紙の本、
電子書籍) - のぶ
2023年4月に発売された本です。読んだ切っ掛けですが、確かTwitterのタイムラインでたまたま見かけた事だと思います。ここ最近ニュースで頻繁に
教職員の長時間労働問題が取り上げられております。それ以前からも、教職員の過酷な労働実態がクローズアップされております。それでもなお
変わらない教育現場、その理由は何なのかをまとまった文書で読んでみたいとは思っておりました。私自身、
中学校時代は正直学校の先生って何か変って思ってましたからね。そんな疑問に答えてくれる内容でした。著者もかつては学校の先生でした。そして学校を変革したいと思っておりました。ですがそれが出来ず、現在教育現場を離れた立場でこの本を書いております。この本では、
学校の問題を全部で6つの章に分けて解説しております。
理不尽な校則・加熱する部活動・いじめが無くならない本当の理由・保護者や地域からの要求、何かしら皆さんの中でも頷ける物があるのではないでしょうか。これらの原因は様々あるのですが、大別して
先生が生徒を管理しやすい事・古い習慣を変えられない事にあると読み取れました。一人ひとり個性的な生徒を管理するのは並大抵の事ではないと思います。だからこそ校則で服装や行動を制限するのでしょうが、
目的が形骸化しているのだそうです。その為、ちょっと毛色の違う生徒や体力のない生徒の違いが目立ち、それが
まるで悪いことの様に認識されてしまうのだそうです。大体はこれを解決すればいいんですけど、それを
伝統という壁が解決を困難にしております。古い教師の発言や存在するかも分からないクレーマーへの配慮など、
尤もらしい理由を付けて現状維持を選ぶのだそうです。この本を読むと、本当に教職員の人は大変だと思い知らされます。だからこそ、自分なんかは
教職員を全面的に信頼してある程度の事は任せても良いんじゃないかと思います。うちの地元はそうでしたからね。少なくとも、
保護者が先生にクレームを入れるなどありませんでした。少しでも先生の負担が減るような、そんな教育現場になって欲しいと思います。
いるかどうか分からないクレーマーに配慮する、あるかどうか分からない批判に配慮する、学校でも仕事でもSNSでもこうした姿はどこでも見られます。それだけ攻撃される事への恐れと寛容の無さが現代社会なんですね。
- 2023/06/23(金) 23:40:23|
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今日は普通の日勤。この時期は一年を通して忙しい時期で、今月来月は結構な残業をこなさなければいけないかも知れません。体壊さない程度に頑張ります。
今日は最近読んだ本を紹介します。この人の本も、一度読んでみたいと思ってました。
・アップルを創った怪物(
紙の本、
電子書籍) - スティーブ・ウォズニアック(著)、井口 耕二(訳)
2008年11月に発売された本です。前からこの人の本を読んでみたいと思っていました。世界的な大企業である
Appleの創業者の1人である
スティーブ・ウォズニアック氏の自伝です。出世などに興味がなく
エンジニアとして生きていたい性格であるとどこかで見知ってましたが、実際にどのような事を考えて生きていたのか
本人の言葉から知りたいと思い読んでみました。この本は、氏が
自分の半生を振り返りながら騙るような口調のテキストが特徴です。これは氏が
いたずら好きで愛嬌がある性格である事と、
その意図を組んだ訳者によるものと思っております。内容は、ものづくりにハマった子どもの時から丁寧に当時の思い出を振り返っていました。氏の原点は、
父親だったみたいです。教え方が上手な父親の指導の元、
自分で物を作ることの楽しさを知った氏の人生は決まったようなものでした。その後も学生時代も好きな物を作り、時にそれでいたずらするなどして人生を楽しんでいました。その後
ヒューレットパッカードに入社しますが、そこでもエンジニアとしての生き方は変わりませんでした。自分が作ったものを自分の物だけにせず
周りにオープンにしたり、自社の株を
社員に配ったりと、
お金と出世に頓着しない姿は子供の時から変わりませんでした。とにかく新しいことをしたい、誰も作ったことが無い物を作りたい、そんな
好奇心の連続で今日まで生きております。別にAppleを創業しなくても、何か別の形で必ず世の中に登場した人物なんだなと思いました。というよりも、
他人の評価など気にしないので世の中に登場するしないなんてどうでもいいんでしょうね。そんな
竹を割ったような性格も素敵でした。やはり、エンジニアとして大切なのは
好奇心と遊び心ですね。自分はエンジニアではありませんが、氏の生き方や性格は是非参考にしたいと思いました。
好きな事だけを考えて生きる、これが出来る人は本当に幸せだと思いますね。お金も名誉も関係ないのは、幸せに一番必要な事かも知れません。
- 2023/06/15(木) 23:20:39|
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今日は普通の日勤。先日は第4回ビジュアルノベルオンリーにご参加頂きありがとうございました。感想は後ほど書こうと思います。
今回は最近読んだ本を紹介します。これもまた、教養として読んでおくべき一冊だと思います。
・ソロモンの指環(
紙の本、
電子書籍) - コンラート・ローレンツ (著),日高 敏隆 (訳)
1949年に
コンラート・ツァハリアス・ローレンツによって書かれた本です。
1963年に日本語訳され、
1998年に文庫本化されております。読んだ切っ掛けですが、前に
種の起源(
過去記事はこちらからどうぞ)をKindleで読んだ事で
おススメに登場した事だと思っております。そのため、あまりこの本に対するバックグラウンドを知らずに読みました。感想ですが、ただ
唯々と動物たちとの観察の様子を書いた圧倒的な文量に感服しました。世の中で常識だと思っている動物に対する認識を、実際に
一緒に時を過ごした経験を元にことごとく壊していく様子が素敵でした。これは、ローレンツだからこそ書ける文章だと思います。文章はお世辞にも綺麗に整理されているわけではありません。ただ淡々と動物たちの習性について
口語調で書いております(この辺りは訳し方も関係しているのでしょうか)。だからこそ著者の気持ちが伝わると言いますか、
説得力があると思いました。全部で
12の章で様々な動物たちの行動や習性を語っております。ソロモンの指環という
動物と語る事が出来る指環など必要ない、そんな意味が込められたタイトルの通りの内容だと思いました。この本の内容を、
具体的に解説出来ない教養の無さが悔やまれます。とにかく読んでいただき、その熱量を感じて欲しいと思います。
自分が実際に観察し実験し行動した事ほど、説得力を持つものはありませんね。色々なものが解明されている現代でも、この精神は大事にしていきたいです。
- 2023/05/30(火) 21:26:42|
- 本
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今日は夜勤明け。今回の夜勤は割と長時間で、家に帰ってくるのも遅くなりました。そのためかいつも以上に眠い一日でした。せめて生きた証として日記だけ投稿しておきます。
今回は最近読んだ本を紹介します。ビジネスライクに徹し理論に基づく事の大切さを感じました。
・リーダーの仮面 「いちプレーヤー」から「マネジャー」に頭を切り替える思考法(
紙の本、
電子書籍) - 安藤広大
2020年11月に発売された本です。読んだきっかけは、確かKindleのオススメに出てきた事だったと思います。これまでも幾つかリーダーについての本を読んできました。それぞれ様々な知見があり、何かしら自分の為になっていると感じました。この本でも
リーダーのあり方について書かれておりますが、昨今のコロナ禍という情勢を踏まえより
実践的なものだと感じました。本書では、
識学と呼ばれる理論の元に一貫したリーダー像を書いております。簡単に言えば、
部下を成長させるのがリーダーの役割だそうです。ここで言う成長とは、
部下が自分で問題解決し自律的に動くという事です。その為に、
部下を甘やかす必要性はなくあくまで事実を淡々と積み上げることが大切だと言っておりました。例えば、仕事の後に
飲み会を開いて部下の愚痴を聞いたりすることがあると思います。または、昨今流行っている
1on1ミーティングで部下に寄り添うといった事もあります。これらは一見部下の為になりそうですが、実態は
一時的な快楽や慰めであって決して成長には繋がりません。本当に部下を思うのであれば、
一定の距離を置いて業務指示を明確にし結果のみで判断する事が大切です。その事で
健全な競争を生み出し、組織が利益を上げることが出来るのです。子育てが分かりやすい例えです。いくら子供がお菓子を食べたいと言ったからといって、お菓子ばかり食べさせる親はいないと思います。毎日学校に付き添って連れて行かないと思います。識学に則って部下に接するのは、慣れてないと大変だと思います。ですがそこをグッと堪え、それこそ
仮面を被って接することが本当の意味で部下に感謝されるのです。とてもわかり易い内容でした。一貫していましたので、スッと理解する事が出来ました。自分も今の仕事を見つめ、成長する為に何が必要か考え行動してみようと思います。
仕事に感情を持ち込むと、大体疲れるだけで得しませんからね。ビジネスライクって、悪いことじゃないですからね。
- 2023/04/17(月) 22:14:24|
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