徒然なるM.M

私ことM.Mの徒然ない日常を綴った日記

一流の想像力

 今日は平日ですけど休みにしました。理由は、今日の夕方にでも分かると思います。ちょっと会社の後輩と夕ご飯食べてきます。それだけです。大切なのは、その場所です

 今日は最近読んだ本を紹介します。これも会社の前の上司から頂いた本です。シンプルなタイトルで且つ、自分が日ごろ大切にしている事が書かれている予感と共に読み始めました。

一流の想像力 - 高野 登
2013年にPHPビジネス新書で出版された一冊です。著者である高野登氏はホテル「リッツ・カールトン」の日本支店長を務めていた方です。リッツ・カールトンは、100年以上もの歴史を持つ世界規模で展開しているホテルチェーンです。リッツ・カールトンが100年以上も多くの人に愛された理由、それを高野氏は想像力が理由だと語っておりました。この本では、高野氏が実際にリッツ・カールトンで経験した事や体験を紹介するとともに、そこから想像力の大切さをうたっております。私もそうなのですが、人が社会で生きていくうえで一番大切な物は想像力だと思っております。今自分の目の前にいる人は何を思って仕事をしているのだろう、この遅いタイミングでLINEしたら五月蠅く思われないだろうか、この自分の説明で相手は理解できるのだろうか、常にそんな事を思っております。思考を巡らせればキリがありません。相手の事を思えば思う程、選択肢が増えていくのです。ですが、私の悪いところは想像力を働かせるだけで結果として身動きが取れなくなるところです。あちらが立てばこちらが立たない、二足の草鞋は履けぬ、という事です。そこでこの本では、想像力の大切さを語っているのは勿論ですがそれをどのような気持ちで実行するべきかについても語っておりました。大切にしなければいけない事、それは自分の中に軸を持つ事と決断する事だそうです。想像力を働かせてやるべき行動の選択肢が見えました。では、そこから何を選ぶのでしょうか?その時に自分の中での軸に従えば、ブレる事が無いのです。リッツ・カールトンの創業者は、自分たちはホテルカンパニーでは無いと考えておりました。ホテル業なのにホテルカンパニーではないのです。自分たちの仕事は価値の創造ブランド創造企業なのだそうです。この軸があるからこそ、ホテル業を通じてお客さまに価値を提供したいと思うようになり、その実現の為にの想像力を働かせる事が出来るのだそうです。そして、自分の軸に従い想像力を働かせて決めた決断は、必ず実行してきました。リッツ・カールトンの中では、トレーニングを終えたスタッフに1人2,000ドルの決裁権が与えられるのだそうです。この2,000ドルはどのように使っても自由です。ですが会社のお金ですので、使いどころは悩むと思います。それでもお客さまに価値を与えたい、そう思った時が使いどころです。そしてそれが出来て初めて一人前なのだそうです。著書の中では他にもリッツ・カールトンで実際に起きた様々な事例を紹介しております。そしてそのどれもが想像力によって生まれた事でした。大切なのは、自分の軸を持ち、想像力を持って、決断する、と感じました。自分に足りないものを見つける事が出来ましたので、少しずつ実行に移していけたらと思っております。

 あらゆる自己啓発本やビジネス書って、実際のところ想像力を働かせれば大凡はたどり着ける物事だと思っております。どれだけ考え抜けるのか、それが大切ですね。
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  1. 2018/06/21(木) 10:49:19|
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埼玉県立浦和高校 人生力を伸ばす浦高の極意

 今日は普通の日勤。先週は一週間会社の研修で職場を離れてましたので、今日はその分溜まった仕事を把握して裁くだけで終わってしまいました。暫く忙しい時間になりそうです。

 今日は最近読んだ本を紹介します。正直タイトルに惹かれました。大学受験を経験した方であれば、一度は名前を聞いた事がある高校名ではないかと思います。

埼玉県立浦和高校 人生力を伸ばす浦高の極意 - 佐藤優、杉山剛士
 2018年に講談社現代新書で出版された一冊です。著者である佐藤優氏は外務省の主任分析官を務めており、数々の著書はベストセラーとなり人気を博しております。そんな佐藤優氏の出身校がタイトルにもなっている埼玉県立浦和高校(以下浦高)であり、公立高校の中でピカ一の進学率と偏差値を誇る学校として有名です。私自身もこの浦高の実力の高さは現役時代から知っており、どうして公立高校なのに世の中の有名私立高校と対等な学力を維持できるのか気にはなってました。本書は全部で4つの章に分かれておりまして、それぞれ佐藤優氏が浦高の生徒の前で講演した内容、浦高に通う生徒の保護者と対談した内容、浦高の校長であった杉山剛士氏との対談という内容になっております。その為学生でもスラスラと読める分かりやすい文体であり、是非現役の高校生や大学生に読んで欲しいと思いました。本書では主に優秀であるという事の本質大学受験で考えるべき事が書かれておりました。世の中にある有名進学校、ですがその大半は進学率だけを考慮した詰込み型の教育なのだそうです。例えば、一年の段階で数学が苦手なら文系にする、受験はとにかく東大京大にする、といった感じで本人の適性ややりたい事を分析しないで枠にはめ込むのだそうです。確かに進学率は上がるかも知れませんが、それはあくまで大学入学までの話でありその後の未来について検討されていないという事になります。本当の意味での幸せを掴む事にはならないのです。一方、浦高では文系でも理系でも数学はIIIまでやりますし社会は2科目受けます。音楽や美術といった芸術教科も複数あります。他にも新入生歓迎マラソン50キロ競歩大会など学校全体で行うイベントも沢山あります。一見受験に何も関係ないように思える事ばかりですが、これらを通して得られる総合知がこれからの長い人生で生きてくるのだそうです。実際、浦高の生徒はそうした学校行事や部活動を終えてそこから教室で自習しているのだそうです。そしてそれが生徒間の会話や生徒先生間の会話を生み、良い効果となって刺激しあっているのだそうです。大学選びも、いわゆる偏差値の高い大学ではなく学びたい事を学べる学校や、生徒の意識の高い学校を推薦してくれます。始めから東大に行かなくても十分なキャリアを積めるという事です。もし浦高に通えるのであれば、是非通ってみたいと思いました。そんな浦高の魅力と愛が感じられる一冊でした。

 総合知の大切さは、社会人になると誰もが痛感すると思います。色々な人と会話していく中で、自分が持っている教養の幅が知れるんですね。その事に高校時代から身をもって知る事が出来るのは、大きな財産になる気がします。
  1. 2018/06/18(月) 22:34:16|
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西洋美術史

 今日は夜勤明け。日中は楽団の楽器をリペアする為に自分のTubaを買ったDAC公式HPはこちらからどうぞ)へ行ってきました。この暑い中15kg以上のTubaを背負って移動するのは、あまりオススメ出来ないですね。

 今日は最近読んだ本を紹介します。普段の私でしたら恐らく手に取らなかった本です。過去に読んだ本を切っ掛けに、ちょっと読んでみようと思いました

西洋美術史 - 木村泰司
 2017年にダイヤモンド社で発売された本です。ここ最近本屋の新刊コーナーに長く並んでいた事と、以前知的戦闘力を高める独学の技法という本を読んで教養を身に着ける事の大切さを感じた事もあり手に取ってみようと思いました(過去記事はこちらからどうぞ)。私自身、昔から絵を描くのが苦手でその事もあり美術というものについて深く知ろうとはしませんでした。世の中的に有名な美術作品は幾つか知っておりますが、それらがどの年代に描かれたのかとか製作者の背景など興味の欠片もありませんでした。ですが、社会人になり興味のある事はどのタイミングでも知る事が出来るようになった今、これまで嫌煙していた美術というものを知る切っ掛けになればいいと思いました。実際、本書の中でも美術史というものはコミュニケーションのツールとして当たり前に使われているとの事です。また、自国の美術の歴史を知らないのは恥ずかしいというエピソードもありました。美術史はそんなに高尚なものではなく当たり前の教養である、そんな認識で読み始めました。内容は古代の彫像から現代アートまでの美術の歴史を、当時の政治や宗教や美術的価値観と照らし合わせて紹介しておりました。美術の歴史はその国の歴史そのものであり、美術品を見れば当時何が重んじられたか分かるのだそうです。例えば、女性の姿は天使から娼婦に変わっていきました。理想から現実へと目を向けるよう文化が変わったという事です。他にも、神や王を描いていたのが市民生活を描くように変わっていきました。これも文化の変化によるものです。今まで美術品を見てもただ「凄いな~」くらいにしか思ってませんでした。ですが、その背景を知る事によって「何故こんな絵を描いたんだろう」という視点を持てそうです。西洋美術史のみならず、そうした芸術の歴史も時間を見て学んでみたいと思わせる一冊でした。

 物事を歴史を学ぶ手段って、大人になった今だとどんな方法があるんでしょうね。大学の講義を聴講する、本を読む、人に訊くくらいしか浮かびません。手軽なのは本を読むですね。それも、こういう直接的な本は本当助かります。
  1. 2018/06/08(金) 17:48:01|
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決断のとき トモダチ作戦と涙の基金

 今日は普通の日勤。今週は珍しく一週間全部日勤で、朝出社して夜帰宅する普通の生活をしております。逆にこの当たり前の生活リズムが退屈に思ってしまう辺り、夜勤に毒されてるなって思います。

 今日は最近読んだ本を紹介します。若干読んだ本の感想も溜まってきてますので少しずつ出していきます。世の中には割と旬の本というものもありますからね。今回紹介している本も旬の本かなと思ってます。

決断のとき トモダチ作戦と涙の基金 - 小泉 純一郎
 2018年に集英社新書で発行された本です。タイトルになっている「決断のとき」とは、著者である小泉純一郎氏が「トモダチ作戦被害者支援基金」を設立したときを指しております。ですが、最後まで読み終えて「決断のとき」とは何もこの1つの事実に対するものだけではないと思いました。「決断のとき」とは、小泉純一郎氏が自らの政治活動を行う上での全ての決断を指すのではないかと思いました。私もこの本を読むまで知りませんでした。東日本大震災発生時にアメリカから多くの方が「トモダチ作戦」と称して日本の為に援助してくれました。ですが、そうしたアメリカの多くの兵士が「被爆」しておりました。体調を崩しただけではなく何人もの人が亡くなっております。日本人以上にアメリカ人が被爆しているのです。この事実に、涙を流す事は何も不思議な事ではないと思いました。日本の為に尽くしてくれたアメリカの方の為に援助する、当たり前の事だと思いました。そして、ここに小泉純一郎の原発ゼロの言葉の意味があるのだと思いました。私自身も原発ゼロには賛成です。それはこれまでの報道の不振点や幾つかの著書を読んでの結論です。原発の技術そのものを否定しているのではありません。原発を稼働するにあたって、日本はそもそも狭いという事です。そんな常識的な事実に対して、事実を受け止めて義理と人情を持って決断したのが小泉純一郎氏でした。この本では、小泉純一郎氏が政治家となってから今日に至るまでの様々な思い出や出来事が紹介されております。そしてそれらを「仁」「義」「礼」「智」という副題を付けて語っております。目の前の現実と向き合い、時に共闘し時に決別しながら、今の小泉純一郎氏がいるのだなと思いました。まとまった内容ではないかも知れません。ですが、少なくともありのままの小泉純一郎氏を感じる事が出来ると思います。読んでいて、義理と人情とは何か、そして決断する時に大切にしなければいけない事は何か、を感じる事が出来ました。オススメです。

 自分が正しいと自信を持って周りに言える事は、是非決断して実践するべきだと思っております。その為には、自分に問いかけて矛盾や雑念が無い事が大切なんですね。そうでないと、周りに自信を持って物を言えないですもの。
  1. 2018/05/30(水) 23:10:09|
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論理哲学論考

 今日は何もない休み。久しぶりに一日ビジュアルノベル漬けでした。先週COMITIA124が行われてもう1週間経ってるんですね。ビジュアルノベル部として楽しんだあの時が昨日の事のように思い出されます。

 今日も最近読んだ本を紹介します。実際のところGW中に何冊か読んでいたのですが、書く暇が無かったのでこの時期にまとめて更新していたりします。今回はビジュアルノベルに影響されて読んだ本です。

論理哲学論考 - ウィトゲンシュタイン(著)、野矢 茂樹(訳)
 2003年に岩波文庫で出版された本です。私がこの本を読む切っ掛けになったのは、C93で入手したビジュアルノベルをプレイしている時でした。私が同人ビジュアルノベルを選択する基準は、実際のところです。何となくパッケージの雰囲気に惹かれて、そこから裏面のあらすじに惹かれて選択しプレイしております。そして、C93で入手した作品をプレイしていたらたまたま3連続で今回記事にしているウィトゲンシュタインが著したこの論理哲学論考を取り扱った作品に出会ったのです。元々この論理哲学論考を扱った作品というものは多くありました。商業ビジュアルノベルでもケロQ素晴らしき日々~不連続存在~などは代表かと思います。ですが私はこの論理哲学論考を読んだ事がありませんでした。ですがこうも連続して論理哲学論考に触れてしまったのであれば、もう読むしかないと思い手に取らせて頂きました。この本を読むにあたって、まずは栞を2つ用意する必要があります。1つは本編で、もう1つは訳注で使用します。この本編と訳注を交互に繰り返しながら、1つ1つの構文を読み進めていくことになるのです。そして、ウィトゲンシュタインはこの論理哲学論考を通して「どれだけ考える事が出来るか」というものを伝えているように思えました。この本は物語でもなければ教科書でもありません。世界の定義から始まって1つ1つの事実と事態について意味を与えていきます。そしてそれは自然科学や倫理、神秘といったものにまで発展していくのです。この繰り返しによって謎は無くなります。何よりも、「語りえるものについては、沈黙せねばならない。」のです。きっとここまでがウィトゲンシュタインの限界だったのだと思います。もちろん、私でしたらもっともっと早くにこの「語りえるものについては、沈黙せねばならない。」が出てきたと思います。自分が考えうるだけの限界に到達するまで考える事、それがこの論理哲学論考の本質なのかなと思いました。著者の中ではバートランド・ラッセル氏による解説も収録されております。そして、それに対して訳者である野矢茂樹氏の解説も加わっております。このように、多くの人の解説や感想を重ねてみて、より深みが増していくのかも知れません。多くの人を虜にする理由がよく分かりました。一度は読んでみて良い本だと思います。

 考え抜くという事は、実際のところ限界が無いのだと思います。自分がどれだけの知識を持っているのか。どれだけ頭を整理できるのか。その限界に挑戦してみる楽しさ、あるのかも知れません。
  1. 2018/05/12(土) 20:05:03|
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マネジメント 基本と原則 エッセンシャル版

 今日は普通の日勤。GWが終わって当たり前のようにいつもの生活に戻っております。ですけど、自分は割と飽きっぽいので早速次の一手を用意しております。月一回くらいで何か遊びを入れてますので、とりあえずそこを目指して仕事頑張ります。

 今日も最近読んだ本を紹介します。ここ最近読んだ本で一番難解で、そして一番刺激になった一冊でした。いわゆる名著と呼ばれる一冊でして、それだけの重みを感じました。

マネジメント 基本と原則 エッセンシャル版 - P.F.ドラッカー(著)、上田 惇生(編訳)
 2001年に発売された本です。多くの方が名前くらいは聞いた事があるのではないかと思います。最近ではもしドラの愛称で親しまれているもし高校野球の女子マネージャーがドラッカーの『マネジメント』を読んだらでブームになった印象です。ピーター・ドラッカーはユダヤ系オーストリア人の経営学者です。現代経営学の第一人者であり、マネジメントという言葉の定義者とも言われております。これまで数多くの経営に関わってきただけではなく、その波乱万丈な人生はドラッカーがなるべくして経営学者になったという印象を持たせます。氏はこれまで様々な本を書かれました。そしてそれらの要素をまとめて1つのシリーズにしたのが「マネジメント」です。ですが、マネジメントの原文は大よそ800ページ以上の大ボリュームであり、また内容も非常に高度な物となっております。そのマネジメントの基本と原則をまとめたのが、今回紹介しているエッセンシャル版です。エッセンシャル版と言いながら、その内容は非常に高度で洗練されております。むしろ基本と原則だからこそ、曖昧にしないでしっかりと定義しなければいけないという意志を感じました。マネジメントとは、直訳すれば「管理」「経営」という意味です。ですが、現実におけるマネジメントとはそういった言葉尻だけの意味ではなくて、仕事・会社・人などこの社会に関わるもの全てに関係してくる言葉でした。本書は大きく3つのパートに別れており、それぞれマネジメントの使命・マネジメントの方法・マネジメントの戦略となっております。その中で更に9つの章に別れており、個別の言葉について具体的な定義を示しております。私も社会人としてはまだまだ若手であり、いわゆる人をマネジメントする立場ではありません。ですが、そんな私でもしっかりとマネジメントの考えを持って仕事を行わなければいけないと思いました。後半はかなり具体的な戦略に書いておりますので私としてはありのままに受け取るしか出来ませんでしたが、前半は仕事とは・社会的責任とは・企業とは・事業とはという事について定義しており非常に参考になるものでした。企業は営利組織ではない、社会に貢献するものである。事業は何かを問うだけではなく事業は何であるべきかを問う事が発展に繋がる。このように簡潔で明確に言葉を定義しております。とても一周しただけでは頭に入れる事は出来ません。少しずつ何度も何度も読み直して、一言ずつインプットしていきたいと思いました。2015年現在で第54刷が発行されております。それだけ読まれている経営の決定書です。その重みを感じる事が出来ました。

 ここ最近発売されているビジネス書って、実際のところその大部分はこのマネジメントを源流にしている気がします。やはり名著だからこそ誰もが参考にして、そしてその中で自分の色を見つけ出せた人が自分の本を出しているんですね。
  1. 2018/05/09(水) 21:58:44|
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笑う数学

 今日からGW後半です。私のGWは殆どカレンダー通りでして、今日から6日まで4連休です。そして5日(土)はいよいよGWのメインイベントであるCOMITIA124公式HPはこちらからどうぞ)が開催されます。ビジュアルノベル部公式HPはこちらからどうぞ)としても頑張りますので、是非皆さん遊びに来てください。

 今回は最近読んだ本について紹介します。最近読書の量が少ないなと思っており、それが記事の少なさに滲み出ている気がします。そんな忙しい状況でも軽く読める一冊です。

笑う数学 - 日本お笑い数学協会
 2018年にKADOKAWAで発売された本です。この本を読んだ切っ掛けはTwitterでたまたま見かけた事です。単純でストレートなタイトルと、世の中で苦手意識が強い数学という学問について楽しく触れようというアプローチが気に入って読んでみる事にしました。笑う数学という事で、クスッとなるネタ・意外性のあるネタ・試験に役立つお得なネタなど全部で100のトピックが収録されておりました。内容は本当に様々で、全然数学に関係ないネタから大学数学に関係する物までレベルも様々でした。全てが全て笑えるかと言えばそんな事はありません。私自身、実は笑ったトピックは1つもありませんでした。ですが、普通に感心したりクスッと来たトピックはありました。そして、著者達が根っからの数学好きで年がら年中数学の事を考えているような人達であるという事は伝わりました。人によって笑いのツボが違うように、もしかしたら誰かにとっては大笑いするトピックがあるかも知れません。ちなみに、役に立つのは間違いありませんね。真面目に読むのではなく、ちょっとした教養のつもりで軽く読むのが良いと思いました。ちなみに、個人的に「へー!」「なるほど!」って思ったトピックは、22・27・49・74・83・100でした。どんな中身なのかは、是非本を読んで確認してみて下さい。面白かったです。

 数学が面白いと思う瞬間って、本当ちょっとした日常の一コマにあると思っております。例えば地面に敷き詰められたタイルの模様とか、コンビニで整然と陳列されたお菓子の棚とか、一瞬の規則性にハッとしたら、もうあなたの数学の虜です。
  1. 2018/05/03(木) 23:23:56|
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知的戦闘力を高める独学の技法

 今日は夜勤明け。いつもよりちょっと忙しい夜勤で仮眠の時間が殆どなかったので、帰ってきてから夕方くらいまで寝たり起きたりしてました。前職場であれだけ夜勤やってたのに、暫く夜勤から離れるだけでこれだけ辛くなるんですね。

 今日もここ最近読んだ本を紹介します。これは本屋の新刊コーナーで見かけた一冊です。普通のビジネス書と思っていたのですが、むしろここから先に繋がる実りがある一冊でした。

知的戦闘力を高める独学の技法 - 山口 周
 2017年にダイヤモンド社で発行された本です。著者である山口周氏は、外資系コンサルタントを行っておりますがそれに対する専門的な教育を受けた訳ではありません。では何故氏が外資系コンサルタントになれたのか、それがこの本のタイトルになっている通りで独学によって知識戦闘力を高めたからです。知識戦闘力とは何でしょうか?この本では、実用的に使える知識として定義しております。例えば、現在世の中には様々なビジネス書が溢れておりそれらを一心不乱に読んでいる人も多いのではないかと思います。ですが、氏曰くただ闇雲に知識を集めるだけでは十分ではないそうです。知識の中には必要な物もあればゴミもある、自分の戦略に対して応えられる知識が大切である、得た知識を抽象化して応用を効かせる、そういった工夫を繰り返すことでで実用的な知識=知識戦闘力に繋がるのだそうです。これにた私も反省するべき点が多くありました。私もまた、闇雲に読書に走りとりあえずインプットしていた時期がありました。ですが、これもある程度繰り返すとだんだん同じ事柄を言っている事に気づくんですよね。こうなってくると、少しずつ必要な知識とゴミの区別が付いてきたのかなと思っております。そして、この本の特徴としてはところどころにいわゆる名著と呼ばれる本のフレーズを引用している点があります。各々のフレーズが何を意味しているのか、それが氏の言葉で分かりやすく解説しているのです。これが知識戦闘力を高めた人の言葉なのかと感心してしまいました。言葉の節々に教養の高さが伺えるんですよね。最後の章では氏がオススメする各分野における知識戦闘力を高める本を紹介しております。まずはこれらの本を手に取り、気になった点はアンダーラインを引きながら読んでみようと思います(この手法もまたこの本の中でするべしと言われていた事です)。同時に、過去に読んだ本も改めて読んでみて、大切なところをピックアップしてみるのも良いと思いました。そして、知識がクロスオーバーしたある日突然の閃きが生まれる喜びに出会えたらと思っております。

 そしてこの本の中で印象的だった言葉に「あらゆる本は過去の名著に由来する」がありました。あらゆる学びの先に本が生まれるのであれば、その原点を探っていくと過去の名著にぶつかるのでしょうね。これからどの本を読むかの参考になります。
  1. 2018/04/15(日) 20:27:17|
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私は障害者向けのデリヘル嬢

 今日は普通の日勤。ここ最近はまた一気に気温が上がって、私が住んでいるさいたま市も夏日になったみたいです。実際のところ、風向きで気温は劇的に変わりますからね。暫くは安定しない日々が続きそうです。

 ここ最近読んだ本を紹介します。これも人からオススメされた本ですね。タイトルを見て、一瞬で惹かれてしまいましたので直ぐに注文して読んでみました。

私は障害者向けのデリヘル嬢 - 大森 みゆき
 2005年にブックマン社で発行されたノンフィクションです。この本を読んだ切っ掛けですが、ビジュアルノベルを制作しているサークルである活動漫画屋さん(公式HPはこちらからどうぞ)と大晦日にお話しした時にオススメされた事です。活動漫画屋さんの作品に「片輪車と雪女」という作品があります(レビューはこちらからどうぞ)。この作品の中に、まさに「障害者向けのデリヘル嬢」が登場するのです。活動漫画屋さんのオススメという事、そして「障害者向けのデリヘル嬢」とはどのような仕事なのか、純粋に興味を惹かれましたので読んでみました。内容は、大森みゆき氏(源氏名)が6ヶ月間障害者向けのデリヘル嬢として仕事をした経験を赤裸々に語ったものでした。そして、障害者と触れ合う中で自分の気持ちがどう変わっていったかを書いておりました。障害者と言っても勿論様々な方がいます。歩けない方、目の見えない方、寝たきりの方、言葉を出せない方、割と動ける方、家族に隠したい方、そんなどんなお客さまに対してでも、みゆき氏はプロ意識を持って接している様子が伺えました。実際のところ、みゆき氏が勤めていた会社は教育体制やバックアップ体制が不十分だったようです。加えてみゆき氏はヘルパーの経験がある訳ではありません。ですが、そんな事はお客さまには関係ない。今、目の前で接しているのは自分なんだ。という意識が凄いと思いました。そして、性欲というものは食欲・睡眠欲と同じ人間の基本的な欲求です。それを自由に発散できないもどかしさは単純に辛いと思いますし、だからこそこういったサービスが必要だと強く思いました。最後にみゆき氏は障害者という差別についても語ってました。実際のところ、みゆき氏もお客さまから「どうしてこんな仕事をしてるの?」と訊かれるのだそうです。そして、それがとても悲しいのだそうです。何故なら、その質問が自ら健常者と障害者を明確に区別しているからです。性欲を発散させるのも、恋をするのも、結婚するのも、そのどれも健常者と障害者で違わないのです。合わない人は合わないし合う人は合う、それだけの話です。綺麗事だという人もいたみたいです。それでも、この6ヶ月の経験で見て見ぬ振りは出来ないと感じたそうです。私も、この本を読みましたので見て見ぬ振りは出来ませんね。また知らない現実を知る事が出来ました。

 本当、本は良いですよ。著者が長い年月と思考を経てまとめた内容に気軽に触れる事が出来るのですから。これ程お得な趣味は無いです。ましてや、人に勧められるという事は本そのものとそれを勧めた人についても知る事が出来ますからね。
  1. 2018/04/12(木) 20:25:23|
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しんがり 山一證券最後の12人

 今日は普通の日勤。なんですけど、年度末は何かと忙しくて今週来週はちょっと仕事に時間を割きそうです。今週末はちょっとイベントもありますので、明日が勝負になりそうです。

 今回も最近読んだ本を紹介します。お知り合いの方からオススメされた本で、タイトルとあらすじを読んでこれは絶対に読まなければいけないと思いました。

しんがり 山一證券最後の12人 - 清武 英利
 2015年に講談社で発行された文庫です。皆さんは、山一證券というかつて日本に存在した名門証券会社をご存知でしょうか。そして、その証券会社が1997年に経営破綻を迎えた事をご存知でしょうか。私自身、1997年の時は小学6年でしたのでこの出来事がどれ程社会に影響を与えたのか理解しておりませんでした。ただ記憶に残っているのは、どのテレビ局でもこの報道しかしていなかった事、日本にとって時代の転換を迎えた出来事だった事です。そして、そんな経営破綻をした山一證券の清算業務を行った人達がいた事をご存知でしょうか。それが、タイトルにもなっている「山一證券最後の12人」と呼ばれる方々です。しんがりとは、負け戦のときに、最後列で敵を迎え撃つ者たちの事を指します。つまり、しんがりがどれだけ働いても敵から勝つという事はないのです。それでも会社の為に説明責任を果たす、全ての社員の将来を心配する、という使命感に溢れた人達の生き様を見せてくれました。本書はノンフィクションです。ですが私にはまるでドラマの1幕を見ているかのようでした。誰もが命の危険に晒されており、それでも前を向いて報われない仕事に取り組むのです。途中、しんがりの1人に「どうしてそこまで会社の為に頑張るのか?」と問う場面がありました。それに対しての答えは「家族が病気になったら損得考えずに看病するでしょう?それと同じです。」でした。彼らにとって山一證券は家族同然でした。またプロとしての誇りを持っており、尻拭いは絶対にするという使命感を持っておりました。山一證券が経営破綻して20年が経過しました。現在でも、しんがりの方を始めかつて山一證券で働いていた人は定期的に集まっているそうです。何だかんだで山一證券が好きなんだと思います。この本は、同じ会社の人は同じ方向を向くべき、全員の意見を共有するべきというプロとしての基本的な事を伝えております。総ページ数400の大長編ですが、是非多くの人に読んでもらいたいと思いました。

 もしも自分がいま勤めている会社が倒産するとわかったらどうするでしょうか。自分の仕事位は最後まで終わらせてから去るでしょうか、それとも一目散に去るでしょうか。こればっかりは、その時になってみないと分かりませんね。
  1. 2018/03/28(水) 00:00:17|
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プロフィール

M.M

Author:M.M
HPでビジュアルノベルのレビュー等を公開しております。
ビジュアルノベル部ソムリエ担当。
【ビジュアルノベル】同人多め
【DDR】元DP足紙さま?
【吹奏楽】楽器はTuba

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