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徒然なるM.M

私ことM.Mの徒然ない日常を綴った日記

メモの魔力

 今日は楽団の練習日。新年度になり、仕事と楽団の両方で昨年度とはちょっと違った1年になりそうです。確実に言えるのは、どちらもそれなりに忙しくなるという事です。今までより更に無駄な時間を無くする努力が必要ですね。

 今回は最近読んだ本を紹介します。久しぶりにストレートに熱量を伝えてくれる本でした。自分の事を理解する事の大切さを伝えれくれる一冊です。

メモの魔力 - 前田裕二
2018年12月に発売された本です。私を含め、多くの社会人の方が「メモを取れ!」と言われたと思います。メモは大切である、その気持ちはとりあえず誰もが持っていると思います。私自身はここ何年かでメモに対する認識を大きく変えております。社会人になってから数年は毎日日記のようにメモを取ってました。ですが、それからまた数年はパッタリとメモを取る事を止めました過去に取ったメモを一切見返さない自分に気付いたからです。ですけど、ここ数年は逆にメモを取るようになりました。正確に言えば、思い立った事をすぐに文字に記録するようになりました。メモの幅が仕事だけではなく私生活に伸びたという事です。そんな感じで、恐らくは皆さん自己流のメモの取り方をお持ちなんだと思います。正しいメモの取り方なんてあるのだろうか、そんな事を漠然と思っていた時にこの本に出会いました。この本で伝えようとしているメモ、それは仕事の備忘録とかそんなスケールの小さな事ではありませんでした。メモを通して自分を知る、メモを通して想像力を広げる、そんな自分の人生に訴えかける為にメモは大切だと言っております。皆さんに認識を改めてもらいたい事、それはメモは記録の為ではなく知的財産の為に取るという事です。メモを事実の羅列だけで終わらせない、そんな活用術が記されております。例えば、街をふと歩いていて「あの人カッコいい(可愛い)」と思ったとします。そしたら、その思いをメモするのです。そしてそこから何故カッコいい(可愛い)と思ったのかを考えて抽象化してみるのです。スタイルが良いから?顔立ちが良いから?服が素敵だから?様々な理由が浮かぶと思います。そして、そこから更にどう応用できるかも考えるのです。自分も同じブランドの服を買おうとか、顔を上げて歩こうとか、そんな感じです。普段であれば中々メモしない一瞬の思考だと思います。ですが、そんな思考を忘れずメモに残す事で想像力を鍛えられます。そして、後半では自己分析の大切さを書いてました。著者は就活の時に、自己分析ノートを30冊も作成したそうです。とにかく徹底して、例えば好きな色は?と訊かれたらパターンによって3種類もスラスラ口から出てくるのだそうです。そして、そんな風に自分を理解していると自分の軸が見えてきて、自分の生き方が見えてくるのだそうです。世の中に蔓延している様々な同調圧力やマナーと呼ばれている物、そういったものからの解放も出来るかも知れません。そんな風に、非常に情熱的な内容が書かれておりました。始めはただメモのちょっとしたテクニックが書いてあると思いました。ですがそんな小さな視点では収まらない、考えさせられる事が満載でした。私も、今のメモのスタイルから少し進化させて自分を理解してみようと思いました。オススメです。

 自分自身を理解して想像力を持って生きる、これが出来る人は強いですね。生き方にブレがありませんので、思考と行動が一致するんですもの。
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  1. 2019/04/07(日) 07:57:48|
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フロントランナー挑戦する科学者

 今日は夜勤明け。年度末はお金の処理とかで突発的な確認とか書類整理とかが増えて、中々スケジュール通り仕事が進まないですね。これが、組織で仕事をするって事なんですね。

 今回も最近読んだ本を紹介します。最近はビジネス書だったり新書だったり読んでましたけど、久しぶりにストレートな理科の本を読んだ気がします。

フロントランナー挑戦する科学者 - 日経サイエンス編集部
2014年6月に発売された本です。この本を読んだ切っ掛けは、先日見に行った日本を変えた千の技術博でした。展示会の最後に物販スペースがあったのですが、その中に主催の日本経済新聞社が発行元である日経サイエンスの本もありました。折角なので何か一冊買ってみようと思い、手に取ったのが切っ掛けでした。内容ですが、様々な分野の最先端で活躍している37人の科学者を紹介しております。1人あたり約8ページのボリュームで、その中で写真や図表を交えて簡潔に活動内容を紹介しておりとても綺麗にまとまっておりました。分野も物理学・化学・生物学・地学といった自然科学の分野は勿論、医療人間学といった分野もあり自分も知らない事が多く素直に勉強になりました。そして、研究内容は勿論ですが37人の科学者の生い立ち研究に向かうモチベーションといった人間的な部分も紹介しておりました。それぞれがそれぞれの信念で研究している事が伝わりましたが、自分の研究が好きであり自分の研究で社会に貢献したいという点は共通でした。科学者の凄いところは、自分の研究の先にあるものが絶対に世の中の為になると自分自身が信じている事だと思っております。誰もやったことが無い事に人生を掛けて挑戦する、正直怖いと思います。ですが、それ以上に好きなんだと思いますし何よりも自分自身を信じているのだと思いました。そして、仮に実を結ばなかったとしても歩んだ経験は必ず次につながると分かっておりました。私も修士を取得させて頂きましたが、だからこそ人生を掛けて研究している人たちは須らく尊敬の対象です。ここで紹介されている37人の方は勿論、それ以外の何万人の研究者の方に敬意をはらいたいと思っております。是非、今取り組んでいる研究の先に辿り着けることを記念しております。科学にあまり関わっていない方でも読み易いと思いますので、是非最先端の科学者の姿を見てみて下さい。オススメです。

 好きな事をしてお金を稼ぐ、本当理想的だと思います。肝要なのは、お金を稼ぐために仕事をする事ではなく仕事をして結果お金が入る事。これが出来る人は強いですね。
  1. 2019/03/13(水) 15:44:18|
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あなたが世界のためにできるたったひとつのこと 〈効果的な利他主義〉のすすめ

 今日は夜勤明け。理由が分からないんですけど、最近まったく花粉症の症状が出ないんですよね。薬を飲んでいる訳でもないのに、周りの人は普通に花粉症なのに、もしかしたら花粉症じゃなかったっていう事なんですかね。

 今回も最近読んだ本を紹介します。今回紹介する本はよく本の貸し借りをするお知り合いの方からの一冊です。これも、自分であれば選ばなかったかも知れない一冊ですね。

あなたが世界のためにできるたったひとつのこと 〈効果的な利他主義〉のすすめ - ピーター・シンガー (著),関 美和 (訳)
2015年12月に発売された本です。突然ですが、皆さんは自分の事を利己的か利他的がどちらに近いと思うでしょうか?それでは、利己的に近いと答えた方は自分は利他的になりたいかなりたくないかどちらでしょうか?これは特に意味を持つ問いではありません。利己的でも利他的でも、利他的になりたくてもなりたくなくても、どれが正解でそれが不正解かは無いと思います。ですが、あなたが人生の中で少しでも自分ではない誰かの為に行動したという経験があれば、是非その経験と照らし合わせてこの本を読んでみれは如何かと思います。この本では、世界中で行われているチャリティ活動や慈善活動を紹介すると共にその内容を精査しております。また、世間的に行き過ぎとも思える利他的行動をとる人を紹介し同じく精査しております。利他的活動を精査する、ともすれば傲慢にも思えるフレーズだと思います。自分が他人の為に行動しているのに、それに善し悪しを言うのは何事かと。ですがこの本を読んでみると、世の中の様々な利他的行動が実は純粋な利他的行動ではないという事に気づきます。例えば、1,000万円集まれは難病に苦しむ日本人の子供に心臓移植出来るとします。よくテレビや都会の街頭で見かける光景です。ですが、同じ1,000万円あれば外国の飢餓に苦しむ子供の命を10,000人助けられるとします。あなたが1,000万円持っていたら、どちらに寄付するでしょうか?数字で言えば、10,000人の外国の子供に寄付する方が効果的です。ですが、それであなたは納得できるでしょうか。この質問が、この本で語っている効果的な利他主義の本質に関わっております。つまり、どれだけ感情的にならずに限りある資源で多くの人を助けられるかという事です。効果的な利他主義に必要なのは感情ではなく数字、そのように言い切っております。この時点で、嫌悪感を拭い切れない方はこの本を読むのはおススメしません。イライラが募るだけだと思います。少しでも納得できる部分があれば、是非その先を読んでみて下さい。逆に言えば、上記の問いにノータイムで外国の子供を選べる方はこの本を読む必要が無いかも知れません。本当の意味で世界の為に出来る事は何だろう、自分がやってる利他的行動は本当に利他的行動なのだろう、善と偽善はどう違うのだろう、そんな事を考えさせられる1冊でした。

 一度、自分の行動を深く深く考えてみる事だと思います。今している行動は本当に他人の為なのだろうか。行く行くは自分にリターンが帰ってくる事を前提としていないだろうか。
  1. 2019/03/09(土) 17:50:57|
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国家と教養

 今日は普通の日勤。関東は割と雨の日が多くて、気温も天気につられて結構上下してます。個人的には、花粉が落ちるので雨は大歓迎ですけどね。

 今日は最近読んだ本を紹介します。自分が良く本を買いに行く大宮のジュンク堂では最近hontoのスタンプラリーやってまして、期限内に1,000円以上の買い物を3回するとhontoポイントが5倍になるんです。その為、自分は日付をずらして買いたい本を小出しで買ってます(セコ

国家と教養 - 藤原正彦
2018年12月に発売された新書です。著者である藤原正彦氏の本を読むのは今回が初めてです。過去に「国家の品格」という本を発表され、多くの方が読まれたと聞いております。今回この国家と教養という本をを読み、今後も是非氏の本であれば読んでみたいと思うようになりました。この本を読んだ切っ掛け、それは教養という物について曖昧なイメージしか持っていない自分がいたからです。皆さんは教養とは何か説明できますか?唯の物知りの事でしょうか?常識を持っているという事でしょうか?この本では、それらは教養というものの一つの要素に過ぎないと言っておりました。そして、教養を持つことがこれからの日本の未来を占うと言っておりました。本書では、紀元前からの歴史を踏まえて教養が求められる理由を語っております。古代の文化の形成、19世紀の産業革命とその後の第一次世界大戦、日本の規制緩和やアメリカ中国との関わり方、それら全てに教養が意味を持ってくるのです。教養に必要な物、それは軸を持った知識だと思いました。ここで言う軸とは、例えば日本人として大切な物を守りたい、未来永劫反映する社会を作りたい、といった自分なりの信念です。それを踏まえて、世の中にある様々な本を読み音楽を聴き映画を見るのです。ただ、漫然と漁るように見ては折角得た知識を活用する事が出来ません。インプットした情報を自分の信念と照らし合わせ、時に賛同し時に疑問を持つことが大切だと言っておりました。そのように自分の軸を固めて行かないと、いずれ周りに流されてしまうそうです。今、日本は民主主義の形態をとっております。それなのに、どうして未だに多くの人が幸せになれないのでしょうか?それは、自分たちが選んだはずのリーダーなのにそのリーダーを選んだ根拠が曖昧だからです。私もそこまで確固たる何かがある訳ではありませんが、せめてこれだけは守りたいという気持ちを持って選挙などに向かいます。そんな風に、人間が教養を持つことの大切さを語っておりました。時に実体験を交え、時に文学作品の引用を交え、熱量のある文章はとても読みやすかったです。改めて、日本に住んでいる身として自分はどうしたいのかを考える切っ掛けになりました。

 例えば、自分がビジュアルノベルのレビューを書く時は作品のテーマを一番大切にします。そこが自分の軸だからです。この一貫性だけは是非守っていきたいと改めて思いました。
  1. 2019/03/05(火) 20:53:42|
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蕎麦屋の常識・非常識

 今日は楽団の練習日。今週は帰省してましたのであっという間の一週間でした。明日はCOMITIA127ですので、土日もあっという間に過ぎそうです。

 今日も最近読んだ本を紹介します。今回も新書です。新書くらいですと2時間もあれば読めてしまうのが嬉しいですね。ちょっとした移動の時間で読めますので、調度良い暇つぶしになります。

蕎麦屋の常識・非常識 - 片山 虎之介
2012年に朝日新書で発売された本です。この本を買った切っ掛けは、前に大阪へ楽団の練習で遠征した時に泊まったホテルで何となくテレビを見ていた時にたまたま見かけた事です。その番組で美味しい蕎麦のゆで方のような企画をしてまして、その中でこの本を紹介しておりました。日本人にとって蕎麦は馴染み深い食べ物だと思います。そして、蕎麦を食べる時に一般的に常識とされる事柄は結構多いです。この本では、そんな蕎麦に纏わる常識・非常識を解説したり、蕎麦の歴史を解説したり、様々な有名店を通して色々な形の蕎麦屋さんを紹介したりしております。皆さんも聞いた事があると思います、「蕎麦は新蕎麦が美味しい」「蕎麦は三たてが美味しい」「蕎麦は噛むのではなく啜るのがマナーだ」果たしてこれらの常識は本当なのでしょうか?これらの常識を検討する為に、著者はソバ畑でソバの実が成るところから語っております。美味しい蕎麦を作る工程で大切な事、それは手を抜かない事だそうです。例えば、ソバの実は水捌けがよく寒暖差の大きい土地が適しているとの事です。そして、そんな絶好の土地で実ったソバの実を傷つけないように手作業で収穫するのが良いとの事です。ソバの実は中身が晒された瞬間から香りが抜けていきます。その時間を最大限短くする事が大切だからです。そして収穫されたソバの実を石臼でひき、その後すぐに打っていきます。ちなみに、ソバの実を石臼でひくタイミングは割と地方で差があるようです。収穫して直ぐのところ、2~3ヶ月待ってからひくところ、この辺りはお店によって変わるみたいです。その後ソバを茹でていよいよ蕎麦の完成です。この工程において、少しでも香りと風味を落とさない事が大切と蕎麦屋さんは誰もが口にします。そういう意味で、上で書いた常識は当たってる部分はあれど全てが正解とも限らないようです。実際、本書で紹介している様々なお蕎麦屋さんでその食べ方は全然違っております。それでも共通しているのは、香りを楽しむ事に思えました。美味しい蕎麦を提供するお店の見分け方、それは「盛り蕎麦」美味しいかどうかだそうです。一般的に、「盛り蕎麦」は茹でた蕎麦を冷水で締めたもので「ざるそば」はそれに海苔を乗せたものです。ですが、本来蕎麦の香りを楽しむうえで海苔は不要との事。勿論天ぷらなども蕎麦の香りを楽しむという観点では不要です。「盛り蕎麦」を売りとしているという事は蕎麦そのものを売りとしている事。これはとても参考になりました。本書ではそんな様々な蕎麦屋さんを写真を交えて紹介しております。日本人にとって馴染み深い蕎麦、是非その文化に触れてみては如何でしょうか。

 私が前に宇都宮で仕事をしていた時に日光蕎麦は時々食べていたのですが、美味しい蕎麦屋さんは確かに軒並み盛り蕎麦をメインとして量の種類が細かかった気がします。上で書いた事も割と当たっているんですかね。
  1. 2019/02/16(土) 10:42:14|
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論破力

 今日から3日間程帰省します。この時期の日本海側は基本的に吹雪いてますので、毎回帰れるか帰れないかはなんですよね。天気予報を見ますと今のところ安定してますので、このまま行って欲しいです。

 今日も最近読んだ本を紹介します。前回前々回と比較的ページ数の多い本を紹介しましたので、今回は新書です。最近新刊コーナーに並んでましたので、見た事ある方も多いかも知れませんね。

論破力 - ひろゆき
2018年10月に朝日新書から発売された本です。タイトルを見て、正直狙いすぎとすら思ってしまいました。あの匿名掲示板2chの開設者であり、最近ではテレビやネットでも頻繁に顔を見る事が出来るひろゆき氏の本です。皆さんはひろゆき氏に対してどんな印象を持っているでしょうか。私は単純に「頭がきれる人」と思っております。何しろ2chを作った人ですからね。議論をしたら絶対に勝てないんだろうなと思っております。そして、ひろゆき氏は世の中から「論破王」と呼ばれているとの事です。それは、テレビでの振る舞いを見れば何となく分かります。言葉通り、ひろゆき氏が論で負ける様子を見た事が無いから論破王と呼ばれているのだと思います。相手に対して鮮やかに切り返していく様子に、皆さんも何かテクニックやコツがあるんじゃないかと思うと思います。この本では、自身の実体験などを交えてひろゆき氏がどんなスタンスで人と会話しているかなどについて書いております。最後まで読んで、私はどちらかと言えばテクニックよりも気持ちの在り方が大切だなと思いました。ひろゆき氏は、基本的に人から嫌われる事を怖がっておりません。勿論ゼロではないでしょうが、世の中全ての人から支持されるなどあり得ないと分かっているのです。だからこそ事実と感情を切り離して会話が出来る、ここがミソなのではないかと思っております。併せて、ひろゆき氏が持っているのは知識欲です。この人はどんな事を考えているんだろう、どんな事を話すんだろう、そんな事を想像しながら相手と話しています。決して、全ての相手を論破しようと思っていないようです。結果として論破されたと思うのであれば、それはその人の気の持ち様だという事です。人によっては理解できない理屈かも知れません。理解できても自分には真似できないと思うかも知れません。そういう人は、気にしなければ良いと思います。それでもひろゆき氏のような論破力が欲しければ、まずは自分のスタンスをハッキリさせる事が大切だと思いました。自分に自信を持つ事、事実と感情を切り分ける事、これが出来れば自ずと論破力は身に着くと思いました。

 人間には感情がありますので、議論で負けるとどうしても悔しいと思うと思います。それは同時に議論に勝った方も相手に悔しい想いを持たせてしまったと気付くという事です。こういう事を気にする人は、論破力を手に入れるのは難しいという事ですね。
  1. 2019/02/11(月) 09:24:35|
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残酷すぎる成功法則 9割まちがえる「その常識」を科学する

 今日は普通の日勤。明日はどうやらが降るみたいですが、よりによってそんな日に夜勤ですのでもうどうなる事やら。とりあえず風邪だけは引かないように頑張ります。

 今日も最近読んだ本を紹介します。ここ最近は厚めの本を読んでいるかも知れません。私は本でもビジュアルノベルでもボリュームのある物には中々手を出し難いんですけど、一度エンジンが掛かると一気に読めてしまったりしますね。

残酷すぎる成功法則 9割まちがえる「その常識」を科学する - エリック・バーカー (著)、竹中晃実 (訳)、橘玲 (監訳)
2017年10月に発売された本です。この本もまた、いつも本のやり取りをさせて頂いているお知り合いの方から貸して頂きました。監訳された橘玲氏の本はこれまでも何冊か読んできましたが、目を引くタイトルの通り非常に正論でぐうの音も出ない事を書いておりますのできっと今回の本も純粋に納得出来る内容が書かれているんだろうなと思っておりました。実際、その通りでした。この本では、世の中的に常識だと信じられている成功する法則を科学的に検証して真実か否かを洗い出しております。全ての事象に証拠を用意しておりますので、誰もが納得せざるを得ないと思います。内容は、全部で6つの章に分かれていてそれぞれで常識だと信じられている事柄を解きほぐしております。始めに事例を幾つか紹介し、それらを分析して最後に結論をそれに基づく行動指針を示しております。全ての章がこの構成となっておりますので、とても理解しやすくまた読み易いものとなっております。そして、改めて成功とは何かという事を考える切っ掛けとなりました。成功の基準は、人によって様々だと思います。それこそ、自分で決めなければいけません。世の中的に常識だと信じられている成功の法則、それらは全て誰かが勝手に決めた価値観に基づいていると思いました。実際、この本の中でも「良い人悪い人になるのではなく、自分を許せる人になろう」「自信を持つか持たないかではなく、まずは自分を思いやれる人になろう」と書いておりました。とても救われると思いましたし、優しいと思いました。そんな風に、自分を大切にする事から始める事が成功への鍵なのかなと思いました。その上で、ここに書かれている内容を実践してみれば必ずや自分だけの成功を手に入れる事が出来ると思います。この本は比較的ページ数が多く厚いですが、是非最後まで読んでみて欲しいです。この本を読むにあたって、気に触るあいつよりも成功しようとかそういう考えは持たない方が良いですね。他人と比べるといった相対的な成功ではなく自分だけの成功に至る方法を考えてみて下さい。

 橘玲氏の本は本当にタイトルがズルいですね。逆に、この内容でこのタイトルだったら本当に読んで欲しい方に届かないんじゃないかって思いましたからね。素直で純粋な人は、果たしてこの本を取ってくれるんでしょうかね。
  1. 2019/02/08(金) 20:30:45|
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失敗の科学 失敗から学習する組織、学習できない組織

 今日は普通の日勤。昨日KINGDOM HEARTS IIIをプレイしていてアナと雪の女王のステージを終えたのですが、正直演出の凄さにちょっと泣きそうになってしまいました。PS4の技術もそうですが、それ以上にDisneyパートへのリスペクトを感じました。

 今日は最近読んだ本を紹介します。1月は割とイベントが多くて本の記事はあまり書いてきませんでしたが、それなりに冊数を積んでましたので少しずつ吐き出してみようと思います。

失敗の科学 失敗から学習する組織、学習できない組織 - マシュー・サイド (著)、有枝 春 (訳)
2016年Discoverから発売された本です。読んだ切っ掛けは、いつも本のやり取りをさせて頂いているお知り合いの方から貸して頂きました。皆さんもこれまでの人生の中で失敗した事があると思いますし、その経験から次に活せる事が多々あったと思います。世の中的にも失敗から学べとは誰もが口にしますし、もはや当たり前の認識です。ですけど、実際に失敗からどのように学ぶかを体系的に理解しているでしょうか?失敗から学ぶとは、同じ事をしないという事だけでしょうか?この本では、様々な事例を通して失敗というものを科学しております。例えば、実際的に失敗と思われる事象でも、その事象の解釈を変えて失敗ではなかったとしてしまう事があります。医者が「最前の手を尽くしました」と一言言ってしまえば、医者以外の方は何も言う事は出来ないのです。他にも、情報の発信者と受信者の間で認識が不一致してしまう事もあります。自分はこういうつもりで言ったのでありそういうつもりで言ったのではない、よってこれは言った側(聞いた側)の失敗と切り縮めてしまうのです。どちらの事象も、大切なのは自分自身に問題があると言えるかどうかだと著者は言っております。自分を疑う事に、抵抗のある人はいると思います。それでも、事実をありのままに見つめる事なしに失敗は失敗成りえません。他にも、論理的に最高のものを作るよりもとりあえず作ってみてその結果からフィードバックする方が結果良い成果が生まれるというエピソードもありました。世の中はどうしても想定外の事が付きものですので、どれだけ理論を重ねても一発で最高のパフォーマンスを生み出すのは非常に困難です。だからこそ、小さな改善を積み重ねるというスピード感のほうが重宝される事もあります。この本の中で私が最も実践したいと思ったのは、事前検視と呼ばれる手法です。これは、計画している事柄に対して「失敗しました」と定義してそこから議論する方法です。全員でどうしたら失敗するかという事を予め議論する、そうする事で不測の事態を洗い出すのです。究極の失敗型アプローチと言っておりました。全体を通して繰り返し言っていたのは、失敗を悪と捉えないという事でした。どうしても、人は失敗した人を非難しがちです。ですが、失敗したくて失敗する人はいません。失敗には何かしらの原因がある、そう考えれば人を責めるのは全く非論理的であるという事です。それを、この本の中で沢山の事例を通して教えてくれました。先入観の怖さ、検証する事の大切さ、失敗してもやり抜く力の大切さ、そんな事を教えてくれる一冊でした。

 実際、私も今年行ってきた仕事の中で沢山失敗をしてきました。今は、それらを全てメモ帳で保存して誰もが見えるところに置いてあります。自分と、これからの人が同じ失敗をしない事を祈って。
  1. 2019/02/06(水) 22:04:41|
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定刻発車 日本の鉄道はなぜ世界で最も正確なのか?

 今日は夜勤明け。世の中的には年末に向けて盛り上がっておりますけど、仕事は普通に新年を迎えた先も見越して行っております。年末年始で仕事がチャラになれば、そんな良い事はないんですけどね。

 今日も最近読んだ本を紹介します。今回はお知り合いの方から勧められた一冊です。ある意味、現代社会において当たり前に感じている事柄にスポットを当てた内容です。

定刻発車 日本の鉄道はなぜ世界で最も正確なのか? - 三戸 祐子
2005年7月に発売された本です。特に都市圏に住んでいる方は当たり前のように感じていると思いますが。日本の鉄道は分単位で運行されそれが遅れる事は殆どありません。殆どありませんと言っても、時々発生する人身事故や台風・大雪による復旧は勿論発生します。そして、そんなたまに発生する輸送障害ですらたまにとは思わなくなるくらい日本の鉄道は正確無比だと思っております。本書では、どうして日本の鉄道は正確なのかという事を鉄道の歴史日本の文化に触れながら様々な視点で描いておりました。従来、日本人は時計を持つ習慣は無かったそうです。日本人が時計を持つ切っ掛けになったもの、それこそがまさに鉄道と言われております。時間になったら待ち人を待つことなく勝手に発車する鉄道、いつしか鉄道に合わせて私達人が動く社会へとなっておりました。そしてそれが日々の生活や社会にも浸透し、先が見通せる社会が実現しているのです。本書では、新宿駅という世界一利用者が多い駅の一日の中に今の日本社会を垣間見ている場面がありました。時間通りに入線する列車、降りる人を優先する乗客、整列乗車をする乗客、駅員の合図でドアを閉める車掌、それらの動作が予定調和の様に流れております。つまり、定刻発車を実現しているのは鉄道会社だけの努力ではなく社会の理解があってこそなのです。だからこそ、一度ダイヤが乱れた時に乗客は怒るのだと言います。「自分たちが協力しているのにどうなってるんだ!」という事ですね。2分半に1本の割合で走る山手線、それに何の不満があるのでしょうか?これこそが日本という社会と鉄道を示しているのかも知れません。他にも、定刻発車を実現しているシステム作り指令と呼ばれる部署や保線士と呼ばれる線路を補修する人達の様子など、専門的な内容も書かれておりました。最後には鉄道の未来とそれによって変わる日本の未来についても触れておりました。常に定刻発車を目指して運行してきた日本の鉄道、ですがそれは未来永劫続くのでしょうか?もしかしたら、時間通りで窮屈な車内よりも多少時間が乱れてもゆとりのある車内が求められる時代が来るのかも知れません。そんな社会や文化の変化に、きっと日本の鉄道は対応していくんだろうな。そんなことを思いました。面白かったです。

 実際のところ、遠くに出かける予定があるときに正確に時間を予測して生活できるってとてもありがたい事だと思っております。決して当たり前の事ではないのに、それを当たり前に感じさせてしまう鉄道会社の取り組みと社会の流れを考えさせられました。
  1. 2018/12/20(木) 23:31:09|
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日航機123便墜落最後の証言

 今日は夜勤明け。12月も後半に入り、グッと気温が下がって防寒対策しないと簡単に風邪ひいてしまうようです。大みそかに向けてイベントも沢山控えてますので、体調第一で頑張りたいですね。

 今日は最近読んだ本を紹介します。自分の日記の中で、本の記事を読み返してみると毎回ここに「読まなければいけないと思った」って書いている事に気付きました。それだけ衝動的に本を買っているという事かも知れません。そして、今日紹介している本もそんな衝動的に買った本です。

日航機123便墜落最後の証言 - 堀越 豊裕
2018年7月に発売された本です。1985年8月12日、東京(羽田)発大阪(伊丹)行の日本航空123便は群馬県多野郡上野村の高天原山の尾根(通称「御巣鷹の尾根」)に墜落し、乗員乗客合わせて524名中、520名が死亡するという大変痛ましい事故が起こりました。私自身事故が起きた当時は物心すらついておりませんので、直接事故当時の世の中の雰囲気という物は知りません。それでも、世界的にも例を見ない墜落事故という事でもちろん知っておりました。その後日本航空は、東京モノレール羽田空港線・整備場駅側に日本航空安全啓発センターを設立しました。私も一度このセンターを見学した事があり、事故機の生々しい姿や当時の時系列を見させて頂きました。改めて安全という物を考える切っ掛けになりましたが、事故から33年経過しても関係者にとってこれは過去の事故などではありません。その事を、この本から感じさせて頂きました。この本では、著者である堀越豊裕氏が自らの足で日本航空123便墜落事故の関係者を周り、事故について聞き取りを行いまとめた内容です。その範囲は大変広く、遺族や生存者の方々は勿論、アメリカのボーイング社の社員国家運輸安全委員会(以下NTSB)の方、日本のマスコミの関係者や過去に著書を出された方など多岐にわたっております。氏には「とにかく会える人にはすべて会おう」という気持ちがあり、それが本書の体系的に整理された内容を創り出していると思っております。内容は、日本航空123便墜落の技術的視点、当時の調査方法や救助の過程、その後の報道のされ方や裁判の過程など、氏が実際に目で見て耳で聞いた事をノンフィクション風に書いております。一番印象に感じたのは、日本人もアメリカ人も、誰一人自分たちの保身に走った人はいなかった事です。何が悪いのかを人のせいにする事は出来ます。ですが、誰もそれをしておりませんでした。誰もが、丁寧に事故の原因を追究し航空輸送の安全のために行動しておりました。それでも33年経過してまだくすぶっている理由、それは日本とアメリカの物事を裁く価値観の違いだと思っております。アメリカは、例えミスがあってもそこに悪意が無ければ裁かれません。つまり、民事訴訟です。ですが日本は、例えミスに悪意が無くても必ず一定の責任を取ります。つまり、刑事訴訟です。氏は、この点については是非日本はアメリカに学んでほしいと思っておりました。本の中では「うっかりミスを裁くとあるべき公平さが失われる」と言っておりました。何が言いたいのかといいますと、ミスを隠したり正確に伝えなくなるという事です。責任追及よりも原因究明とはよく聞きますが、それが日本では実現できない実情があります。後は、運命論・不条理という言葉も印象的でした。日本航空123便墜落事故が起きたのは運命だった、これを聴いて、怒る人は怒ると思います。整備不良が原因であり、それを運命などと言われたらたまったものではない。理解できます。ですけど、本の中では「運命とでも思わないとやっていけない」とも書かれてました。言葉の重さが違う、そう思いました。この本から感じるものは沢山あると思います。安全への考え方、物事に向かう姿勢、人生観、是非一度事故を振り返り考えてみては如何でしょうか。

 本当に引き込まれましたね。ジャーナリストという職業の人の執念と言いますか想いの強さを感じました。この本が氏の処女作という事ですが、まさに魂を込めて作り上げたという印象でした。
  1. 2018/12/18(火) 14:23:06|
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プロフィール

M.M

Author:M.M
HPでビジュアルノベルのレビュー等を公開しております。
ビジュアルノベル部ソムリエ担当。
【ビジュアルノベル】同人多め
【DDR】元DP足紙さま?
【吹奏楽】楽器はTuba

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