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徒然なるM.M

私ことM.Mの徒然ない日常を綴った日記

最後の秘境東京藝大 天才たちのカオスな日常

 あっという間に今週が終わってしまった印象です。シルバーウイークという事で今週は火曜日から仕事で、その仕事も3日間は研修でしたので実務は今日だけでした。明日からまた3連休です。

 今回は最近読んだ本を紹介します。私の中であまり手を出さないジャンルだったのかも知れませんが、読み始めて一気に最後まで読破してしまいました。大変に興味深く面白かったです。

最後の秘境東京藝大 天才たちのカオスな日常 - 二宮敦人
2016年新潮社で出された本です。切っ掛けは楽団の後輩から教えてもらった事でした。皆さんは東京藝術大学を知ってますか?日本で唯一、国立の総合芸術大学です。実際のところ、私も名前くらいしか知らず完全に自分とは違う世界の大学なんだろうなと思ってました。芸術家、多くの人は彼らの事を天才と呼ぶと思います。あるいは奇人と呼ぶかもしれません。どちらにしても、非凡なものを持っている人達であり並大抵の努力ではなる事は出来ない存在だと思っていると思います。今回読んだこの本では、そんな藝大の人々のリアルな日常が紹介されてました。そして、上で書いた通り芸術家というのは間違いなく非凡であり並大抵の努力ではなれない存在だと確信しました。ですが、それは決して一般人には無理だとか選ばれた人しかなれないとかネガティブな意味ではありません。むしろ、藝大に在籍している彼らの姿は純粋にカッコいいのです。例えば、2,3歳の時からヴァイオリンやピアノを習い障害を捧げて藝大に来た人がいました。ですが、卒業と同時にヴァイオリンは止めてしまったのだそうです。全員が音楽が好きかと言えばそんな事はありませんでした。ですが、何故か音楽が頭から離れられないのだそうです。他にも、音楽に関係してこなかったのに突然藝大に入学した人もいました。その人は気の向くままに生きていたら藝大にいたそうです。学校に泊まり込みの人もいれば、一ヶ月全く顔を出さなかったり、毎日9時間練習したり、バイト代を全て楽器や工具や美術用品に使ったり、ホント様々な人が描かれておりました。彼ら全員に共通している事、それは本質的に芸術が好きだという事でした。好きでプロを目指す人、好きで何となく生きている人、芸術しか好きなものが無かった人、色々な人がいました。私には、彼ら彼女ら全員がカッコいいと思いました。羨ましいとも思いました。よく聞く言葉に「藝大行ってもそれで食べていけるの?」というものがあると思います。答えはきっと「分からない」だと思うんです。でも、それでも良いのかも知れません。何故なら、彼ら彼女らは今この瞬間好きな物に触れているのですから。そんな魅力あふれる人達の姿を見させて頂きました。芸術に関わったあらゆる人に読んで欲しいと思いました。超おススメです。

 芸術というものは、本当に不思議なものだと思います。正解も不正解もない、なのに何故か感動してしまうんです。いつの間に、私たち人間は芸術に取り込まれてしまったんでしょうね。
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  1. 2018/09/21(金) 22:44:31|
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ガチ勢とエンジョイ勢のるつぼ

 相変わらず安定しない気候が続いております。寒かったと思えば暑かったり、秋なのか夏なのか良く分からない感覚です。それでも最高気温は確実に下がっておりますので、落ち着くのも時間の問題な気がします。

 先週の土日祝は全部楽団の合宿に参加してました。毎年この時期に開催されまして、日中は練習して夜は飲み明かす流れになります。3日間ずっと楽団のメンバーと一緒にいる機会はある意味珍しく、この時は仕事やそれ以外の事はいったん隅に置いて吹奏楽を楽しんでました。練習は一日目二日目と日にちが経過していくにつれて、やはり全体的に疲れが蓄積されていく様子でした。何しろ夜は日付が変わっても飲んでましたからね。音のダイナミクス、強弱がどうしても狭まるんですよね。それでも細かい指周りなどは少しずつまとまって行く感じでした。そして夜は夜で普段話をしないような事で盛り上がりましたね。その殆どはくだらない事でしたけどね。普段話をしない人と話が出来た事が一番の収穫かも知れません。その中で一番印象的だったのが、様々な意識を持っているメンバー同士でどうまとまるかという話でした。私は中学から吹奏楽に触れておりますが、ガチ勢という訳ではなく基本的には楽しめればOKというスタンスです。それでも、演奏する楽曲は基本的にしっかりと練習し吹けないところは無くするようにしております。ですが、人によっては吹けないところは吹かなくても良いやと思っていたり、逆にしっかりと譜面を研究して臨む人もいます。そんなガチ勢とエンジョイ勢が混在するのがうちのバンドで、どんな人も受け入れる形をとってきました。時には音楽性を巡って衝突する事もあります。衝突しないまでも、愚痴が散らばる事もあります。それでも、縁があってこのバンドで出会ったのですから、最終的には笑顔で本番を迎えられたらと思いました。そしてガチ勢はエンジョイ勢に考えを押し付けず、エンジョイ勢もまたガチ勢に考えを押し付けない事も大切なのかなと思いました。意見を言うのは幾らでも良いと思うんですけどね。そんな、少し非日常的な3日間でした。

 究極的には、趣味の世界ですので合わなければ辞めれば良いんですけどね。どこかにある自分に合う楽団を見つけるんです。まあ、そう都合よく自分に合う楽団なんて見つかりませんけどね。割と今所属している楽団は寛容だと思ってます。
  1. 2018/09/18(火) 06:38:01|
  2. 吹奏楽
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AKA

 今日は夜勤明け。予想外の仕事が入ってきた関係で家に帰ってきたのがお昼前、そこから一瞬で寝落ちしてさっき目が覚めました。明日から3連休ガッツリ楽団の予定も入ってますので、少しリフレッシュしてこようと思います。

 C94で入手した音楽CDの紹介です。今回はハードコア系のサウンドを紹介します。私が主として買うジャンルの1つでして、今回その中でも特にお気に入りの1枚です。

AKA - REDALiCE
 REDALiCE氏は主にUK HARDCOREなどを作られる作曲家です。HARDCORE TANO*C(読み方はハードコアタノシー)という、言葉通りハードコアテクノを主に制作している同人のレーベル(公式HPはこちらからどうぞ)を主宰しているなど、ハードコア業界では欠く事が出来ない存在です。私が良くプレイするDDRなどのBEMANIシリーズでも数多くの楽曲を提供しており、特にLittle Star参考音源はこちらからどうぞ)やBeautiful Dream参考音源はこちらからどうぞ)のプレイ回数はメチャメチャ多くなっていると思います。過去のアルバムも幾つか購入させて頂いており、特にEMPERORというアルバム(過去記事はこちらからどうぞ)に収録されているLovely Princess参考音源はこちらからどうぞ)という曲は個人的にREDALiCE氏の楽曲で一番好きかも知れません。今回のアルバムであるAKAは、まさにREDALiCE氏のイメージカラーであるを全面に出したアルバムとなっております。収録曲数は全部で14曲もあり、長さも51分と大変なボリュームです。楽曲も上で書いたLittle Starを始め、VEGAやマサカリブレイドと言ったBEMANIシリーズ収録曲のロングバージョンなどが収録されております。私がREDALiCE氏のハードコアが好きな理由、それは恐らく軽快なサウンドノスタルジックを感じさせるメロディだと思っております。ハードコアというものは、正直なところジャンル分けするのが難しいくらい自由なサウンドが作れるジャンルです。BPMを上げても良いですし、ゴチャゴチャと効果音を入れても良いですし、エフェクトもかけ放題です。そういう意味で、作曲家の個性がそのままジャンルになっていると思っております。そんな乱立するハードコア楽曲の中でも確かにREDALiCE氏の楽曲だと分かるのは、それが1つのジャンルとして確立しているのではないかと思っております。そんなREDALiCE氏のハードコア、これからも聞かせて欲しいと思っております。

 ちなみに上で書いたHARDCORE TANO*Cでは、本当に多種多数のハードコア系のアルバムがリリースされております。正直、どれを聞けばいいか分からないと思います。まずは複数のコンポーザーの曲が収録されているHARDCORE SYNDOROMEシリーズを1つ聞いてみるのが良いと思います。
  1. 2018/09/14(金) 17:50:47|
  2. 音楽CD
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「世界を変えた書物」展

 今日は普通の日勤。気温はそうでもなかったんですけどやたらムシっとした感じでした。こういう時は冷房よりもドライの方が捗ります。

 先日ですが、凄く興味深い展示会に行ってきました。タイトルにある「世界を変えた書物」展と言う展示会です(公式HPはこちらからどうぞ)。これは金沢工業大学が主催した展示会で、その名の通り世の中の自然科学を解き明かしてきた偉大な学者や研究者の方々が書いた著書や論文の原書を展示したものです。この展示会を知った切っ掛けは毎月愛読している科学雑誌Newtonでした(公式HPはこちらからどうぞ)。お知らせコーナーで一目見て、絶対に見に行こうと決めましたからね。場所は上野の森美術館です(公式HPはこちらからどうぞ)。当日は日曜日であり、加えて入場無料という事もあってか非常に多くの方が鑑賞に来ておりました。会場はレトロ感あふれる図書館をイメージした内装で、これだけで心を擽られました。その中で、大凡1,500年代からの数多くの技術者や研究者の書物が展示されておりました。貴重な本ですので、勿論触ることは出来ません。ガラスケースに囲まれた中に所定の一ページが開かれた形で展示してあり、下に解説が書かれたボートが添えてある構成でした。解説は的確かつ時にユーモアを交えた内容であり、各本30秒~1分程度で見進めました。それでも100冊近くの展示でしたので、普通に1時間30以上掛かりました。感想ですが、割と物理学に特化した展示でした。古代の知の伝承に始まり、代数学、力学、光学、電磁気学、そして原子物理学といった構成でした。ニュートンコペルニクス、ガリレイといった中世時代の人からアインシュタイン、湯川秀樹といった近代の人まで世代も様々であり、同時に本の進化と言いますか印刷技術の向上も見る事が出来ました。正直、何が書いてあるか読めません。それでも、図形や数式があると何となく分かる気になるから不思議なものです。これらの書物があって現代社会が成り立っている、そんな歴史の重みとロマンを感じる展示会でした。24日まで行われておりますので、是非興味のある方は上野の森美術館まで足を運んでみては如何でしょうか。

 これらの書物を書いた当時の偉人の方々は何を思っていたのでしょうか?興奮で手が止まらなかったのか、自分の理論に自信があったのか、早く人に教えたいと思ったのか、そんな事を想像するのもロマンがあって楽しかったです。
  1. 2018/09/10(月) 20:21:38|
  2. イベント
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白百合の咲く夜に

 今日は夜勤。ちょっとこの先二ヶ月先仕事が忙しそうですので、今日中にガッツリ消化してしまおうと思います。立て続けに案件が降ってくるので、工程管理が大変なんですよね。

 そろそろC94で入手した音楽CDを紹介しようと思います。音楽CDはその多くをメロンブックスの通販で予約したのですが、先日ようやく届きましたので本格的に整理に入りたいと思います。ちなみに、一番目に紹介するCDはすぐに聞きたかったので会場で入手しました。

白百合の咲く夜に - お人形になりたい。
 C94の新作で一番欲しかったCDです。と言うよりも、ここ最近の自分の中では一番好きな同人音楽サークルさんの作品です。ファンタジー溢れる世界観の楽曲と城咲ロンドン氏の描くキャラクターのデザインがオリジナルの雰囲気を作っております。初めて触れたのはM3-2016秋の時でした。正直、一目惚れでした。一瞬でファンになってしまいました。恐らく、これまでリリースされた作品は全て手に取らせて頂いたと思います。定期的に摂取するようにしてますね。今回の新作である「白百合の咲く夜に」には、5曲のボーカル曲とそのインストの計10曲が収録されております。久しぶりのアルバムです。唯でさえ大好きなお人形になりたい。さんの新曲が同時に5曲も聞けるのです。もうその事実だけで感激してしまいました。そしてジャケットですが、これまでは1人のみの構図でしたが今回は2人の人物が描かれております。アルバムのタイトルにもなっている百合の雰囲気が伝わります。楽曲も、1曲目の白百合の咲く夜にはボーカリストの甘小屋はな氏と土方蓮奈氏の2人で歌っているのです。二人で入れたらそれで良かった、そんな哀愁感じるフレーズを落ち着いたバラードで表現している楽曲でオープニングを飾っております。その後に一転、軽快でリズミカルなピエロ、再びのバラードである魔法のキャンパス、明るく快活なユニコーンと乙女、そしてどうしても届かない想いを綴った哀愁溢れるバラードである薔薇散る刹那、永遠に、と以上の5曲で構成されております。アルバムの中で緩急があり、1つの物語的な感覚で聞いておりました。あっという間の5曲でした。また、お人形になりたい。さんの雰囲気に触れる事が出来て幸せでした。これからも、是非お人形になりたい。さんが表現したい楽曲を聞かせて頂ければと願っております。

 歌詞がね、非常によく聞こえるんですよね。そして、そこにストレートにテーマを乗せてくるのが引き込まれる理由なのかも知れません。ホント、大好きです。
  1. 2018/09/08(土) 07:26:29|
  2. 音楽CD
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ライト、ついてますか

 今週は全部日勤で規則的な一週間です。それでも土日夜勤ですので、明日金曜日は休みです。平日の休みですので、やる事は決まってますね。

 今回も最近読んだ本を紹介します。前回紹介したエンジニアリング組織論への招待と同様、組織の問題に関する本です。それでも全く違うテイストで、新しい視点を与えてくれる内容でした。

ライト、ついてますか - ドナルド・C・ゴース、ジェラルド・M・ワインバーグ(著)、木村 泉(訳)
 1987年に共立出版社から出された本です。読んだ切っ掛けはお知り合いの方から教えてもらった事です。「ライト、ついてますか」この言葉が何かしらの比喩である事は間違いありませんが、そこにたどり着くまで長い時間が掛かりました。この本は問題発見をテーマにしております。注目するべきは、問題解決ではなく問題発見です。似た言葉に思えますが、その本質は全く違った方向を向いております。皆さんは、問題はどこからやってくるかと考えた事があるでしょうか?学生であれば、問題の殆どはテストや宿題かも知れませんね。では社会人にとっての問題は何でしょうか?例えば「事業が上手くいかない」…経営者であれば問題だと思います。ですが従業員であれば、会社を辞めればたちまち問題解決です。他には「道路が渋滞している」…車を使わなければ問題ありませんが、道路沿いに住んでいる方であれば車を使う使わない関係ありませんね。このように、この本では問題のそもそも論について目から鱗の事柄が書いてありました。そもそも何が問題なのか?そもそも誰にとっての問題なのか?そもそもこれは問題なのか?そもそもこれは解かなければいけないのか?今生きている社会において、私たちがどれだけ固定概念に捕らわれていてどれだけ思考停止しているのか気付けると思います。時折日本語訳が分かりにくくユーモアさを失っている部分もありますが、全体的にライトな感覚で読む事が出来ます。コメディたっぷりの事例と共に、問題とは何かについて今一度考えてみては如何でしょうか。最後に一言、あなたの頭の中にライト、ついてますか?

 今行っている仕事や事業って、ある程度は到達点が予測されていると思います。その方が無駄が無いからです。ですけど、この本で言っている事はそういったシナリオありきでは中々たどり着けない事柄だと思いました。視点を変えるとは、そういう事なんだなと思います。
  1. 2018/09/06(木) 23:04:35|
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聲の形 感想

 昨日今日とずっと吹奏楽漬けの2日間でした。昨日は名古屋に遠征にいって、今日は普通の定期練習でした。2日連続でしたので、今日の練習はすこぶる調子が良かったです。やっぱり毎日吹く事が一番ですね(今はとても出来ませんが)。

 つい先日ですが、タイトルにあります通り聲の形というアニメを見ました(公式HPはこちらからどうぞ)。世の中的に非常に注目が集まっていたアニメという事でいつか見ようと思っていたのですが、たまたまNetflixで配信しているのを知ったのでこの瞬間しかないと思い一気に見ました。正直、もっと早く見ておけばよかったと思いました。

 2016年9月17日に公開された作品です。奇しくもこの年は映画「君の名は。」が公開された年でもあり、興行収入としては「君の名は。」の方に大きな注目が集まりました。それでも、「君の名は。」に隠れる事は無くこの「聲の形」も非常に評価の高い作品として多くの方に支持されておりました。「君の名は。」については過去に日記の方で感想を書いております。正直、自分にとってはただただ劣情と気恥ずかしさを覚えただけの作品でした。ですがこの「聲の形」からは、アニメーションだからこそ出来る表現と人間誰しも抱える弱さコミュニケーション不全というものに焦点を当てた考えさせられる作品に思えました。以下ネタバレになりますので、ご覧になりたい方は[聲の形感想]の続きを読むからどうぞ。反転です。

[聲の形 感想]の続きを読む
  1. 2018/09/02(日) 22:15:44|
  2. アニメ
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エンジニアリング組織論への招待

 今日は夜勤明け。ここ最近は晴れてると真夏日なのに雨が降ると急に寒く感じるので体調管理が大変です。今日も割とボーっとしてて生産的な時間を過ごせませんでしたので、体優先で動こうと思います。

 今回も最近読んだ本を紹介します。久しぶりに、出会ってよかったと思える一冊でした。何かしらの組織に所属している人であれば、必ずや一読して欲しい内容ばかりでした。

エンジニアリング組織論への招待 - 広木 大地
 2018年に技術評論社より出版された本です。読んだ切っ掛けはお知り合いの方から教えてもらった事ですが、正直凄すぎるとしか言えないような内容でした。タイトルを見た第一印象ではエンジニアリングに切り縮めた内容なのかなと思いました。ですが、その中身は全ての組織や集団で動いている物に関わる内容でした。この本では、主に組織における不確実性というものにフォーカスを当てております。ここで言う不確実性というのは、例えば自分が何を目指しているのか、相手は何を考えているのか、情報のやり取りは出来ているのか、そのやり取りした情報はお互いの意図を汲み取っているのか、といったありとあらゆるものに関わってきます。ですが、だからと言って上司が部下に一字一句やる事を指示すればそれで大丈夫かと言ったらそうではありません。何故なら、そんな事は不可能だからです。例えば、従業員1,000人の会社があったとします。そこで、果たして社長は1,000人の1人1人に指示を出すでしょうか?そしてその進捗を1人1人確認するでしょうか?そんな事は出来ません。必ず指揮命令系統があり、そのなかである程度の自由を持たせて指示しております。大切なのは、出来るだけ自分と相手の持つ情報の非対称性を減らす事だと本書では言っております。上司だけが知っていて部下が知らない事を、部下は察する事は出来ません。当然、部下の成果に上司の知っている事が組み込まれる事もありません。もし部下に説明出来なければ、それも含めて上司が包み込む事が必要です。自由を持たせるという事は、そこに責任を持たせるという事です。ある程度部下の仕上がりが自分の意図と違っていても、大筋で合っていればそれで良いと上司が認める事です。他にも、この本の中では組織における不確実性を数式や図、事例を用いて丁寧に簡潔に記しておりました。300ページのボリュームのどこを切り取っても為になります。皆さんが仕事をしていて何となく上手くいかないなと思った事も、その答えのヒントがこの本には書かれていると思います。一般社員も管理者も社長も、是非一読して欲しい内容だと思いました。超オススメです。

 よく聞く話で、ダイエットに効果的なのは毎日体重計に乗る事だというものがあります。始めはそんな馬鹿なと思ってましたが、こんな眉唾な事ですらこの本では論理的に解き明かしているのです。本当、驚きの連続でした。
  1. 2018/08/29(水) 23:56:07|
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帰省の目的

 一昨日から3日間実家に帰ってました。私も帰省するタイミングはここ数年は固定化されてきまして、GW・お盆・年末年始と多くの上京しているサラリーマンと同じなのではないかと思っております。

 帰省する事の一番の目的、それは顔を見せる事だと思っております。慣れ親しんだ地元ですので、特別真新しいものはありません。もちろん少しずつ変化していく景色を感慨深く思う事は醍醐味ですが、それはどちらかと言えば帰省する側の目的であり帰省される側にとってはむしろ驚きの対象です。逆に、そんなお互いの認識を一致させる作業にコミュニケーションは生まれるのかも知れません。結局はそんな確認時間はあっという間に終わり、後は一緒にテレビを見たり食事をしたりと普通の日常を過ごしておりました。特に今回は猫の恩返し24時間テレビがありましたので話題に事欠く事はありませんでした。そんな遠慮のない空気感に浸かる事が、帰省の目的なんじゃないかと思っております。それでも、地元の景色はやはり懐かしいもので1人ブラブラと町を歩いたり海を見たり地元の水族館である加茂水族館公式HPはこちらからどうぞ)に遊びに行ってたりしてました。あの家が無くなったとか、あの家が改築になったとか、ここに新しい看板が出来たとか、そんな些細な変化を確認するのが楽しかったです。何よりも、私の地元は海と山に囲まれた所に立地してます。今住んでいる大宮には確実に無い風景です。コンビニはありませんしWi-Fiは圏外です。大宮で当たり前にしていた事が出来ないんですね。だからもう、やる事が家族との団欒と散策しかないんですよ。こんな風にマッタリ出来るのは帰省の時くらいですね。次帰るのは年末年始の予定です。冬ですね。あの猛吹雪の冬が、今から少し懐かしく思っております。

 ちなみに地元も大宮に負けず暑かったです。しかもタイミング悪くエアコンが壊れてましたので、ずっと寝苦しい感じでした。昔は大丈夫だったのに、もうエアコンが無いと生きていけませんね。
  1. 2018/08/26(日) 20:17:38|
  2. 日記
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サピエンス全史 文明の構造と人類の幸福

 今日は夜勤明け。少し落ち着いたと思ったらまた猛暑がぶり返してきました。冷房が欠かせない気温ですね。こういう時に風邪を引きやすいですので皆さんお気をつけて。

 今回は最近読んだ本を紹介します。正直、今年読んだ本で一番興奮した本かも知れません。超大作であり、それでいて超ベストセラーになる理由が分かる気がしました。

サピエンス全史 文明の構造と人類の幸福 - ユヴァル・ノア・ハラリ
2016年に河出書房新社で発売された本です。ここ1~2ヶ月くらいはずっとこの本を読んでました。サピエンス全史は上巻と下巻に分かれておりまして、全部合わせると約600ページにもなる内容です。加えて一ページ当たりの文字数も一般的な新書の倍以上あり、非常にボリュームがある事が分かると思います。ですが、その最初から最後までずっとワクワクしながら読む事が出来ました。何故なら、タイトルの通りサピエンスの全ての歴史を鮮やかに分かり易く描き切っているからです。サピエンスとは、ホモ・サピエンスの事です。ホモとはラテン語で人という意味であり、現在この地球に残っている種はサピエンスしかおりません。つまり、かつてはサピエンス以外の人類も存在したという事です。では何故他の人種は絶滅してしまったのでしょうか。この本では、その根本から丁寧に解説しております。石器時代のサピエンスとそれ以外の種の生活の違い、そしてその理由を分かり易く書いているのです。この本では、そうした石器時代を認知革命と称し、そこから農業革命人類の統一科学革命と大きな単元を振っております。この本を読めば、私達が何となく歴史で学んできた事、その知識が実に上澄みだったという事に気付けると思います。まさに目から鱗の連続でした。自分が常識だと思っていた事が、それすらも作らされた事だったんだなと思えるようになりました。そして、本書の最後ではサピエンスの未来についても触れておりました。AIが発達しテクノロジーが発達し情報が爆発的に増えている現在、これまでのサピエンスはもしかしたらいなくなってしまうかも知れないと著者は言っております。そして、その先に生まれる新サピエンスの持つ常識や文化は、きっと私達が想像できない何かで構成されると思います。それでも忘れてはいけない事、それは幸せの在り方だと著者は言っておりました。物が溢れ娯楽が溢れている現在、皆さんは幸せですか?中世や石器時代の人と比べて、確実に幸せだと言えますが?そうだと簡単に言えないと思います。そもそも、幸せとは何なのでしょうか?私たちは何を望んでいるのでしょうか?この答えが出た時、サピエンスは新サピエンスになれるのかも知れません。そんな、歴史と夢とロマンと幸せが詰まった本でした。科学をかじった事のある人は勿論、そうではない人でも是非読んで頂きたいです。いわゆる名著と呼ばれる本だと思います。

 確かな事実から積み上げ積み上げた結果生まれたこの事実、普段無意識だっただけに改めて認識すると体の奥底がくすぐられる感覚を覚えます。これが、サピエンスが今日まで生き残ってきた証拠なのでしょうか。
  1. 2018/08/22(水) 20:20:38|
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プロフィール

M.M

Author:M.M
HPでビジュアルノベルのレビュー等を公開しております。
ビジュアルノベル部ソムリエ担当。
【ビジュアルノベル】同人多め
【DDR】元DP足紙さま?
【吹奏楽】楽器はTuba

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